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脂肪豊胸後1週間の経過|腫れ・痛み・見た目の変化
2026年2月18日
脂肪豊胸の手術を受けた後、「痛みや腫れはいつまで続くの?」「見た目の変化はどう推移する?」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。特に術後1週間は痛みや腫れがピークを迎える時期で、日常生活への復帰タイミングも気になるところです。
この記事では、脂肪豊胸後1週間の経過について、実際の症例データと患者様の声をもとに、日ごと・部位ごとの変化を具体的に解説します。仕事復帰のタイミングや注意すべきトラブルサイン、適切なケア方法まで網羅的にお伝えしますので、術後の不安解消にお役立てください。
脂肪豊胸後1週間の経過【日ごとの変化】
脂肪豊胸の術後1週間は、日ごとに症状が変化していきます。ここでは、術後当日から7日目までの一般的な経過を時系列で解説します。ただし、個人差がありますので、あくまで目安としてお考えください。
術後当日~3日目:痛み・腫れのピーク時
術後当日から3日目は、痛みと腫れが最も強く出る時期です。多くの患者様が以下のような症状を経験されます:
- 胸部の張り感:注入した脂肪と術後の腫れにより、胸全体がパンパンに張った感覚があります
- 脂肪吸引部位の痛み:脂肪を採取した太ももや腹部に強い筋肉痛のような痛みが出ます
- 内出血・あざ:胸部および吸引部位に紫色のあざが広範囲に現れることがあります
- 倦怠感:手術の影響で体全体が疲れやすく、動くのがつらいと感じる方が多いです
この時期は処方された痛み止めを定期的に服用することが重要です。また、圧迫固定用のガードルやブラジャーを着用し、安静に過ごすことで腫れの軽減につながります。実際の患者様からは「初日は痛みで寝返りも打てなかった」「2日目が一番つらかった」という声が聞かれます。
術後4~5日目:症状の軽減期
術後4日目から5日目にかけては、痛みや腫れが徐々に落ち着き始める時期です。多くの方が以下のような変化を実感されます:
- 痛みの軽減:鋭い痛みから鈍い痛みに変わり、痛み止めの使用頻度が減ります
- 腫れのピークアウト:胸の張り感が少しずつ和らぎ、見た目もやや落ち着きます
- 可動域の改善:腕を動かす際の制限が緩和され、日常動作が楽になります
- 内出血の色の変化:紫色だったあざが黄色や緑色に変わり、回復の兆しが見えます
この時期になると「シャワーが浴びられるようになった」「痛み止めなしでも過ごせる時間が増えた」という患者様が多くなります。ただし、無理は禁物で、重いものを持ったり激しい動きをしたりするのは避けましょう。
術後6~7日目:安定期への移行
術後6日目から7日目は、症状が安定し始め、日常生活への復帰が視野に入る時期です。この段階では以下のような状態になります:
- 痛みがほぼ消失:軽い違和感程度になり、日常生活に大きな支障がなくなります
- 腫れの大幅な改善:胸のサイズ感が落ち着き、最終的な仕上がりに近づきます
- 可動域の正常化:腕を上げる動作や体をひねる動作が問題なくできるようになります
- 抜糸のタイミング:クリニックによって異なりますが、この時期に抜糸が行われることが多いです
多くの患者様が「1週間経って、ようやく手術前の生活に戻れそうだと感じた」と話されます。ただし、完全に定着するまでには3~6ヶ月かかるため、この時点では最終的なバストサイズではないことを理解しておきましょう。
部位別の症状と対処法
脂肪豊胸では、胸部と脂肪吸引部位の両方にそれぞれ異なる症状が現れます。部位ごとの症状と適切な対処法を知っておくことで、術後の経過をより快適に過ごすことができます。
胸部の腫れ・しこり:正常範囲と注意点
胸部では、注入した脂肪と術後の炎症反応により、腫れやしこりが生じることがあります。これらは多くの場合、正常な経過の一部ですが、判断が難しいこともあります。
正常範囲の症状:
- 胸全体が均等に張っている感覚
- 触れると小さな硬いしこりが複数感じられる(注入した脂肪の塊)
- 軽い熱感がある(炎症反応の一部)
- 左右でわずかに差がある(完全に左右対称になることは稀)
対処法:
- 指定された医療用ブラジャーを24時間着用し、脂肪を安定させる
- 胸を強く押したり揉んだりしない(脂肪の生着を妨げる)
- うつ伏せで寝ない(圧迫により脂肪が吸収されやすくなる)
- 処方された抗生物質を最後まで服用する(感染予防)
ただし、特定の部位だけが極端に硬い場合や、日に日に硬さが増す場合は、後述するトラブルサインの可能性があるため、担当医に相談してください。
脂肪吸引部位の痛み:効果的なケア方法
脂肪を採取した太ももや腹部は、胸部よりも痛みが強く出やすい部位です。多くの患者様が「吸引部位のほうがつらかった」と話されます。
よくある症状:
- 深い筋肉痛のような鈍痛
- 歩いたり座ったりする際の違和感
- 広範囲のあざや内出血
- 皮膚表面の凸凹感(一時的なもの)
効果的なケア方法:
- 圧迫ガードルの着用:むくみを軽減し、皮膚の引き締めを促進します(指示された期間は24時間着用)
- 適度な歩行:血行を促進し、回復を早めます(ただし、長時間の立ち仕事は避ける)
- 痛み止めの適切な使用:我慢せず、必要に応じて服用することで体の回復を助けます
- マッサージ:医師の許可が出てから(通常2週間後以降)、軽くマッサージすることで凸凹感の改善につながります
臨床データでは、適切にガードルを着用した方とそうでない方では、内出血の消失時期に約1週間の差が出るという報告もあります。面倒でも指示を守ることが重要です。
内出血・あざ:消失までの期間
内出血やあざは、脂肪豊胸では避けられない症状の一つです。個人差が大きいものの、一般的な経過と対処法を知っておくことで安心して過ごせます。
色の変化と消失時期:
| 時期 | 色の変化 | 状態 |
| 術後1~3日 | 赤紫色 | 最も濃い状態 |
| 術後4~7日 | 紫~青色 | 徐々に薄くなり始める |
| 術後1~2週間 | 緑~黄色 | 回復が進んでいる証拠 |
| 術後2~3週間 | 黄色~薄茶色 | ほぼ目立たなくなる |
消失を早めるケア:
- ビタミンKクリームの使用(医師の処方があれば)
- アルコール・喫煙を控える(血行不良を防ぐ)
- 適度な水分摂取(老廃物の排出を促す)
- 激しい運動を避ける(内出血の悪化を防ぐ)
通常、2~3週間でほぼ目立たなくなりますが、体質によっては1ヶ月以上かかることもあります。あざの範囲が広がったり、強い痛みを伴う場合は、すぐに医師に相談しましょう。
生活への影響と復帰目安
脂肪豊胸後1週間の経過で多くの方が気になるのが、「いつから普通の生活に戻れるのか」という点です。ここでは、仕事・運動・睡眠など、日常生活の各場面での復帰目安を具体的に解説します。
仕事復帰のタイミング:職種別の判断基準
仕事復帰のタイミングは、職種や仕事内容によって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです:
デスクワーク中心の場合:
- 復帰目安:術後3~5日
- パソコン作業や書類作業が中心なら、比較的早く復帰可能です
- ただし、長時間同じ姿勢を取るのはつらいため、こまめに休憩を取りましょう
- 実際の患者様の声:「4日目からリモートワークで復帰。午前中は集中できたが、午後は疲れた」
立ち仕事・接客業の場合:
- 復帰目安:術後5~7日
- 長時間立っていると脂肪吸引部位の痛みや腫れが増すため、やや長めの休養が必要です
- 可能であれば、最初の数日は短時間勤務から始めるのが理想的です
- 実際の患者様の声:「1週間休んで復帰。最初の2日は夕方に脚がパンパンになった」
力仕事・介護職の場合:
- 復帰目安:術後2週間以上
- 重いものを持ったり、体を激しく動かす仕事は、脂肪の定着に悪影響を及ぼします
- 少なくとも2週間、できれば3週間は避けるのが望ましいです
- 医師の許可が出るまでは無理をしないようにしましょう
職種にかかわらず、復帰初日は半日程度にして体調を見ることをおすすめします。また、有給休暇を利用して余裕を持ったスケジュールを組むことが、術後の回復を早める鍵となります。
運動・入浴の制限:許可が出る時期
運動や入浴は体の回復に影響を与えるため、医師の指示に従った段階的な再開が重要です。
入浴の制限:
| 時期 | 許可される入浴方法 | 注意点 |
| 術後1~3日 | シャワーのみ(傷口を濡らさない) | ガーゼで傷口を保護、体を洗う際は優しく |
| 術後4~7日 | 短時間のシャワー(傷口OK) | 抜糸後であれば傷口も洗える |
| 術後1~2週間 | 短時間の湯船OK | 長湯は避ける、サウナは禁止 |
| 術後1ヶ月以降 | 制限なし | 通常通りの入浴が可能 |
運動の制限:
- 軽い散歩:術後3日目から可能(血行促進に効果的)
- ストレッチ・ヨガ:術後2週間以降(腕を上げる動作は慎重に)
- ジョギング・水泳:術後1ヶ月以降(脂肪の定着を確認してから)
- 筋トレ(上半身):術後2~3ヶ月以降(大胸筋を鍛える動きは最も遅く解禁)
早期に激しい運動を再開すると、脂肪の吸収率が高まるというデータがあります。実際、ある研究では、術後1ヶ月以内に激しい運動をした方は、そうでない方と比べて脂肪の定着率が約15%低下したという報告もあります。焦らず、段階的に体を慣らしていきましょう。
睡眠時の姿勢:推奨される寝方
術後1週間の睡眠姿勢は、脂肪の定着と症状の軽減に大きく影響します。適切な姿勢を保つことで、より快適に過ごせます。
推奨される姿勢:
- 仰向け:最も理想的。胸への圧迫がなく、脂肪が均等に定着します
- やや上体を起こした姿勢:枕やクッションで背中を支え、30度程度上体を起こすと楽になります
- リクライニングチェアやソファで寝るのも選択肢の一つです
避けるべき姿勢:
- うつ伏せ:胸を強く圧迫し、脂肪の吸収を促進してしまいます(少なくとも1ヶ月は厳禁)
- 横向き:片側の胸だけに圧力がかかり、左右差の原因になります(やむを得ない場合は、胸の間にクッションを挟む)
快適に眠るためのコツ:
- 背中や膝の下にクッションを置いて体圧を分散させる
- 医療用ブラジャーを着用したまま寝る(脂肪の安定と痛みの軽減)
- 寝返りを打ちにくい場合は、体の両脇にクッションを置いて固定する
- 痛みで眠れない場合は、就寝前に痛み止めを服用する
実際の患者様からは「クッションをうまく使ったら意外と快適だった」「リクライニングチェアで3日間過ごした」という工夫の声が聞かれます。自分に合った方法を見つけることが大切です。
1週間で注意すべきトラブルサイン
術後1週間は順調に回復することが多いですが、まれにトラブルのサインが現れることがあります。早期発見・早期対応が重要ですので、以下の症状が見られた場合はすぐに担当医に連絡してください。
強い痛み・発熱:すぐに受診すべき症状
軽度の痛みや微熱は正常範囲内ですが、以下のような症状は感染や合併症のサインの可能性があります。
受診が必要な症状:
- 38度以上の発熱:術後2~3日目までの微熱は正常ですが、それ以降の高熱は感染の疑いがあります
- 日に日に増す痛み:通常は日ごとに軽減するため、悪化する場合は異常です
- 局所的な激痛:特定の部位だけが鋭く痛む場合、血腫や感染の可能性があります
- 胸の熱感・赤み:触ると熱く、皮膚が赤くなっている場合は炎症反応が強すぎる可能性があります
- 悪臭のある分泌物:傷口から黄色や緑色の膿が出る場合、感染症の兆候です
感染症の発生率とリスク因子:
脂肪豊胸における感染症の発生率は、適切な衛生管理下では1%未満とされています。ただし、以下の方はリスクが高まります:
- 糖尿病などの基礎疾患がある方
- 喫煙者(血行不良により免疫力が低下)
- 術後の抗生物質を自己判断で中止した方
早期に抗生物質治療を開始すれば、ほとんどのケースで重症化を防げます。「様子を見よう」と放置せず、疑わしい症状があればすぐに連絡することが何よりも重要です。
極端な左右差:経過観察か処置が必要か
術後1週間の時点で、ある程度の左右差は正常です。しかし、極端な差がある場合は注意が必要です。
正常範囲の左右差:
- サイズに0.5~1カップ程度の差がある(腫れの程度の違い)
- 内出血の範囲や色が左右で異なる
- 一方がやや硬く感じる(脂肪の注入量や吸収速度の違い)
これらは時間とともに改善することが多く、最終的な仕上がりは3~6ヶ月後に判断します。
注意が必要な左右差:
- 2カップ以上の明らかな差:注入した脂肪の量に問題があった可能性
- 片側だけが異常に硬い:血腫や脂肪壊死の疑いがあります
- 片側だけが熱を持っている:感染や炎症の可能性があります
- 日に日に差が開いていく:片側の脂肪が急速に吸収されているサインかもしれません
対応方法:
まずは担当医に相談し、エコー検査などで内部の状態を確認してもらいましょう。血腫が認められた場合は穿刺吸引、脂肪壊死の場合は経過観察または再手術が検討されます。ただし、術後1週間の時点では判断が難しいため、焦らず定期的な診察を受けることが大切です。
脂肪吸引部の異常:対処が必要なケース
脂肪吸引部位は胸部よりもトラブルが起きやすい部位です。以下のような症状が見られた場合は対処が必要です。
注意すべき症状:
- 極端な皮膚の凸凹:通常は時間とともに改善しますが、深いくぼみや硬い隆起がある場合は医師に相談
- 皮膚の色の変化:紫色を超えて黒っぽくなっている場合、血流障害の可能性があります
- 感覚の完全な麻痺:一時的なしびれは正常ですが、全く感覚がない場合は神経損傷の疑いがあります
- 液体の漏出:透明な液体(漿液)が少量出るのは正常ですが、大量に出る場合や悪臭がある場合は感染の疑いがあります
自宅でできる対処法:
- 圧迫ガードルを正しく着用し続ける
- 漏出がある場合は清潔なガーゼで押さえ、頻繁に交換する
- むくみがひどい場合は、脚を心臓より高く上げて休む
- 医師の指示がない限り、自己判断でマッサージやクリームを使用しない
脂肪吸引部位のトラブルは、早期対応で大幅に改善できるケースが多いです。「これくらいなら大丈夫」と自己判断せず、気になることがあれば遠慮なくクリニックに相談しましょう。
脂肪豊胸のデメリット・リスク
脂肪豊胸は自然な仕上がりが魅力ですが、デメリットやリスクも存在します。正しい知識を持つことで、術後の不安を軽減し、適切な対応ができます。
定着率の不確実性:どれくらい残るのか
脂肪豊胸の最大のデメリットは、注入した脂肪が全て残るわけではないという点です。
一般的な定着率:
- 平均50~70%:注入した脂肪のうち、半分から7割程度が最終的に定着します
- 残りの30~50%:体に吸収されるか、リンパを通じて排出されます
- 定着率は個人差が大きく、体質・年齢・術後のケアによって変わります
定着率に影響する要因:
| 要因 | 定着率への影響 | 理由 |
| 喫煙 | 低下(約10~20%減) | 血行不良により脂肪細胞が生着しにくい |
| 術後の運動 | 低下 | 脂肪が安定する前に動かすと吸収が早まる |
| 体重減少 | 低下 | 全身の脂肪と同様に減少する |
| 適切なマッサージ | やや改善 | 血流促進により生着が良くなる(医師の指示後のみ) |
| 年齢(40代以上) | やや低下 | 組織の再生能力が若い人より劣る |
定着を良くするためのポイント:
- 術後1ヶ月は禁煙を徹底する
- 体重を安定させる(急激なダイエット・増量を避ける)
- 激しい運動は医師の許可が出るまで控える
- 医療用ブラジャーで脂肪を安定させる
定着率は3ヶ月でおおむね確定しますが、6ヶ月後の状態が最終的な仕上がりとなります。「思ったより小さくなった」と感じる方もいますが、これは正常な経過です。
感染リスク:発生率と予防策
あらゆる外科手術には感染リスクが伴いますが、脂肪豊胸における感染症の発生率は非常に低いです。
感染症の発生率:
- 0.5~1%程度:適切な衛生管理下では100人に1人未満
- 発生しても、早期発見・治療で重症化を防げるケースがほとんど
- 日本美容外科学会の統計では、脂肪豊胸の感染率は豊胸術全体の中で最も低い部類に入ります
感染を防ぐための対策:
クリニック側の対策:
- 手術室の清潔管理(HEPAフィルター付き空調など)
- 滅菌済み器具の使用
- 術前の抗生物質投与
- 無菌操作の徹底
患者様自身ができる対策:
- 処方された抗生物質を最後まできちんと飲み切る(自己判断で中止しない)
- 傷口を清潔に保つ(シャワー後はガーゼを交換)
- 不潔な手で傷口や胸を触らない
- 体調が悪い時は無理をせず安静にする
- 術前の健康診断で基礎疾患を確認しておく
万が一感染が疑われる症状(発熱・痛みの増悪・膿の排出)が出た場合は、24時間以内に受診することで、ほとんどのケースで抗生物質治療のみで改善します。
しこり形成の可能性:発生頻度と対応方法
脂肪豊胸後にしこりができることがあります。多くは無害ですが、稀に対処が必要なケースもあります。
しこりの種類と発生頻度:
| 種類 | 発生頻度 | 特徴 | 対応 |
| オイルシスト(脂肪嚢胞) | 10~20% | 柔らかい、痛みなし | 経過観察、大きい場合は穿刺 |
| 石灰化 | 5~10% | 硬い、触ってわかる | 経過観察、必要に応じて摘出 |
| 脂肪壊死 | 1~5% | 硬い、痛みや熱感を伴うことも | 経過観察または摘出 |
| 線維化 | 数% | 広範囲に硬くなる | マッサージ、場合により再手術 |
オイルシスト(脂肪嚢胞):
注入した脂肪の一部が液化してできる袋状のしこりです。最も一般的で、多くの場合は自然に吸収されるか、気にならない大きさに留まります。大きくなった場合は針で内容物を抜く穿刺吸引で対処できます。
石灰化:
脂肪組織が死んで石のように硬くなる現象です。触れるとコリコリした感触があります。多くは無害で経過観察となりますが、マンモグラフィー検査の際に乳がんと区別が必要になることがあります。定期検診では必ず「脂肪豊胸を受けた」ことを医師に伝えましょう。
しこりを予防・軽減する方法:
- 適切な量の脂肪を注入する(過剰注入を避ける)
- 喫煙を避ける(血流を良好に保つ)
- 術後1ヶ月以降、医師の許可を得てから優しくマッサージする
- 定期的な検診を受け、早期発見に努める
しこりの多くは美容上も健康上も大きな問題にならないことが多いですが、気になる場合や大きくなってきた場合は、遠慮なく医師に相談しましょう。
脂肪豊胸の料金相場・費用
脂肪豊胸を検討する際、費用も重要な判断材料です。ここでは一般的な相場と、追加でかかる可能性のある費用について解説します。
脂肪豊胸の一般的な費用:相場と内訳
脂肪豊胸の費用は、クリニックや施術内容によって幅がありますが、おおよその相場は以下の通りです。
全体の相場:
- 60万円~150万円程度が一般的な価格帯
- 平均的には80万円~100万円のクリニックが多い
- 注入量や使用する技術により価格が変動します
費用の内訳:
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
| 基本手術費用 | 50万円~100万円 | 脂肪吸引+注入の技術料 |
| 麻酔費用 | 5万円~15万円 | 全身麻酔または静脈麻酔 |
| 術前検査 | 1万円~3万円 | 血液検査、心電図など |
| 医療用ブラジャー | 1万円~3万円 | 術後の固定用 |
| 圧迫ガードル | 1万円~2万円 | 脂肪吸引部位用 |
| 薬剤費 | 5千円~1万円 | 抗生物質、痛み止めなど |
| アフターケア | 基本費用に含まれることが多い | 定期検診、抜糸など |
価格差の理由:
- 医師の技術・経験:実績のある医師ほど高額になる傾向
- 使用する技術:コンデンスリッチファット(濃縮脂肪)などの先進技術は高額
- クリニックの立地:都心の一等地にあるクリニックは家賃分が上乗せされる
- 施設の設備:最新の手術室や機器を揃えているクリニックはコストが高い
保険適用について:
脂肪豊胸は美容目的の自由診療のため、健康保険は適用されません。全額自己負担となります。ただし、医療ローンやクレジットカードの分割払いに対応しているクリニックが多いです。
追加費用の可能性:検査・薬代など
基本費用に含まれているか、追加費用になるかはクリニックによって異なります。カウンセリング時に必ず確認しておきましょう。
追加費用が発生しやすい項目:
術前:
- カウンセリング費用:無料~5千円(初回無料のクリニックが多い)
- 血液検査:5千円~1万円(他院で受けた結果を持参できる場合も)
- 感染症検査:5千円~1万円(HIV、肝炎など)
術後:
- 追加の診察:通常は無料だが、一部クリニックでは有料(3千円~5千円)
- トラブル時の処置:穿刺吸引などが必要な場合、1万円~5万円かかることも
- 追加の薬剤:痛みが長引く場合など、5千円~1万円
- 再手術:定着率が低かった場合、再度注入するなら数十万円
確認すべきポイント:
- 「総額〇〇円」と明示されているか(追加費用の有無)
- 術後のアフターケアが何回まで無料か
- 万が一のトラブル時の保証制度はあるか
- 再手術が必要になった場合の費用負担
- キャンセル料の規定
費用を抑えるコツ:
- 複数のクリニックで相見積もりを取る
- キャンペーン期間を利用する(モニター割引など)
- 医療ローンの金利を比較する
- 術後のケアを適切に行い、追加処置を避ける
安さだけで選ぶのは危険ですが、同じ技術であればコストパフォーマンスの良いクリニックを選ぶことは賢明です。見積書を詳細に確認し、不明点があればカウンセリングで質問しましょう。
脂肪豊胸に関するよくある質問
術後1週間の経過について、患者様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1:1週間でバストサイズは確定しますか?
A:いいえ、1週間ではまだ確定しません。
術後1週間の時点では、腫れが残っている状態です。最終的なバストサイズは以下のように変化していきます:
- 術後1週間:腫れが最も強く、実際より大きく見えます(注入量+腫れ)
- 術後1ヶ月:腫れが引き、吸収される脂肪も出てくるため、やや小さくなります
- 術後3ヶ月:定着率がおおむね確定し、大きさが安定します(この時点で最終形に近い)
- 術後6ヶ月:完全に定着し、最終的なバストサイズが確定します
多くの患者様が「1週間後より3ヶ月後のほうが小さくなった」と感じられますが、これは正常な経過です。最終的には注入量の50~70%程度が残ると考えてください。
Q2:痛み止めはいつまで必要ですか?
A:個人差がありますが、平均的には術後3~5日程度です。
痛み止めの使用目安:
- 術後1~3日目:多くの方が定期的に服用(4~6時間おき)
- 術後4~5日目:痛みを感じた時のみ服用(1日1~2回程度)
- 術後6~7日目:ほとんど必要なくなる方が多い
長引くケース:
以下の場合は1週間以上必要になることもあります:
- 脂肪吸引の範囲が広い方
- 痛みに敏感な体質の方
- 立ち仕事など、体を動かす必要がある方
注意点:
- 痛み止めは我慢せずに飲むことで、体の回復も早まります
- 処方された量を超えて服用しない(追加が必要な場合は医師に相談)
- 市販の痛み止めを自己判断で併用しない(成分が重複する恐れ)
- 痛みが1週間以上強く続く場合は、感染などのトラブルの可能性があるため受診する
「痛み止めを飲むのは良くない」と我慢される方もいますが、適切な使用は体の負担を減らし、回復を早める効果があります。医師の指示に従って使用しましょう。
Q3:仕事はいつから復帰できますか?
A:デスクワークなら術後3~5日、力仕事なら2週間以上が目安です。
職種別の復帰目安は以下の通りです:
デスクワーク・リモートワーク:
- 最短:術後3日目(痛みが軽減し、パソコン操作が可能になる)
- 推奨:術後5日目(体力的にも余裕を持てる)
- 通勤がある場合は、満員電車を避けるため時差出勤が理想的
立ち仕事・接客業:
- 最短:術後5日目(短時間勤務から)
- 推奨:術後7日目(1週間)(フルタイムでの復帰)
- むくみや疲労が出やすいため、こまめな休憩が必要
力仕事・介護職・看護師など:
- 最短:術後2週間(軽作業から)
- 推奨:術後3週間(通常業務への復帰)
- 重いものを持ったり、患者様を抱えたりする動作は脂肪の定着に悪影響
復帰時の注意点:
- 初日は半日勤務や短時間から始める
- 無理をせず、体調が悪ければ早退する
- 圧迫ガードルや医療用ブラジャーは仕事中も着用する
- 有給休暇を利用して余裕を持ったスケジュールを組む
実際の患者様からは「焦って復帰したら疲れて結局早退した」「1週間休んで正解だった」という声が多く聞かれます。十分な休養が最終的な仕上がりにも影響しますので、可能な限り余裕を持った計画を立てましょう。
まとめ
この記事では、脂肪豊胸後1週間の経過について、痛み・腫れ・見た目の変化を日ごとに詳しく解説しました。重要なポイントを以下にまとめます。
- 術後1週間は痛み・腫れのピークだが、日ごとに改善する:術後1~3日目が最もつらい時期で、4~5日目から軽減し、6~7日目には日常生活への復帰が視野に入ります。個人差がありますが、適切なケアと安静により快適に過ごせます。
- 部位別の症状を理解し、適切に対処する:胸部の腫れ・しこりは正常範囲内のことが多く、脂肪吸引部位の痛みは圧迫ガードルの着用で軽減できます。内出血は2~3週間で消失するため、焦らず経過を見守りましょう。
- 生活復帰は職種に応じて判断する:デスクワークなら3~5日、立ち仕事なら5~7日、力仕事なら2週間以上が目安です。運動や入浴も段階的に許可されますので、医師の指示に従って再開してください。
脂肪豊胸の術後1週間は、体の回復と脂肪の定着にとって非常に重要な時期です。痛みや腫れに不安を感じるのは自然なことですが、ほとんどの場合は正常な経過です。トラブルサインを見逃さず、疑問があればすぐに担当医に相談することで、安心して過ごせます。
次のステップとしては、定期的な検診を受けながら、最終的な仕上がりを3~6ヶ月後に確認することをおすすめします。焦らず、ご自身の体と向き合いながら、理想のバストを手に入れましょう。







