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脂肪豊胸後1ヶ月の経過|この時期の不安と対処法
2026年2月19日
脂肪豊胸の施術を受けて1ヶ月が経過すると、「思ったよりサイズが小さくなった気がする」「しこりが気になる」「左右差があるけど大丈夫?」といった不安を感じる方は少なくありません。術後1ヶ月は脂肪が定着していく重要な時期であり、さまざまな変化が起こるのは自然なことです。この記事では、脂肪豊胸 1ヶ月後の正常な経過から、よくある不安への対処法、やってはいけないことまで、医師の見解をもとに詳しく解説します。
脂肪豊胸後1ヶ月の正常な経過とは
脂肪豊胸の施術後1ヶ月は、注入した脂肪が体に定着する過程の途中段階です。この時期に起こる変化を正しく理解することで、不必要な不安を軽減できます。
バストサイズの変化
術後1ヶ月の時点では、注入した脂肪の30〜50%程度が定着していると言われています。施術直後は腫れや注入した脂肪の量によってバストが大きく見えますが、1ヶ月が経過すると腫れが引き、定着しなかった脂肪が体に吸収されるため、サイズが小さくなったと感じる方が多いです。
- 施術直後:腫れと注入脂肪でボリュームが最大
- 1週間後:腫れが徐々に引き始める
- 1ヶ月後:腫れはほぼ引き、定着しない脂肪が吸収され始める
- 3ヶ月後:最終的な仕上がりに近い状態になる
一般的に、注入した脂肪の50〜70%が吸収されると言われており、残りの30〜50%が定着します。この数字は個人差が大きく、体質や術後のケアによっても変わってきます。
見た目の変化
術後1ヶ月になると、腫れがほとんど引いて自然な柔らかさが出始める時期です。施術直後はパンパンに張った感じがありますが、1ヶ月が経過すると以下のような変化が見られます。
- 腫れによる張りが落ち着き、自然な丸みが出てくる
- 皮膚の赤みや内出血がほぼ消える
- 触った時の硬さが少しずつ柔らかくなる
- バストの形が整ってくる
ただし、完全に自然な状態になるには3〜6ヶ月程度かかることが一般的です。1ヶ月の時点では「まだ少し違和感がある」と感じるのは正常な経過と言えます。
触った感触の変化
術後1ヶ月では、しこりのような硬さを感じることがありますが、これは必ずしも異常ではありません。注入した脂肪が定着する過程で、一時的に硬くなることがあるためです。
正常な硬さの特徴:
- バスト全体に均一な柔らかさがある
- 部分的に少し硬い部分があっても、徐々に柔らかくなる傾向がある
- 痛みを伴わない
- 時間とともに改善していく
一方で、以下のような症状がある場合は医師に相談することをおすすめします:
- 明らかに硬いしこりがある
- 触ると強い痛みがある
- 赤く腫れている
- 熱を持っている
痛み・違和感の程度
術後1ヶ月の時点では、多少の鈍痛や違和感が残ることは正常です。特に以下のような症状は、多くの方が経験するものです。
- 動いた時に軽い引っ張られるような感覚
- 夜間や疲れた時に感じる鈍い痛み
- 脂肪吸引部位(腹部や太もも)の違和感
- バストを圧迫した時の軽い痛み
これらの症状は、神経が回復する過程や定着が進む過程で起こるものです。ただし、激しい痛み、発熱、腫れが悪化している場合は、感染などのトラブルの可能性があるため、すぐに施術を受けたクリニックに連絡しましょう。
1ヶ月の時期によくある不安と対処法
脂肪豊胸後1ヶ月の時期には、さまざまな不安が生じます。ここでは代表的な不安とその対処法をご紹介します。
サイズが小さくなった
「施術直後に比べてバストが小さくなった」と感じるのは、脂肪豊胸 1ヶ月後によくある正常な経過です。腫れが引き、定着しなかった脂肪が吸収されるためです。
対処法:
- 3ヶ月後の最終的な仕上がりまで様子を見る
- 定着を促すために、医師の指示に従ったケアを続ける
- 急激なダイエットや体重の増減を避ける
- 1ヶ月健診で医師に定着状況を確認してもらう
一般的に、施術後3ヶ月が経過すると定着が安定し、その後は大きな変化がなくなります。1ヶ月の時点で焦らず、経過を見守ることが大切です。
しこりが気になる
術後1ヶ月でしこりのような硬さを感じることがありますが、多くの場合は時間とともに柔らかくなります。ただし、マッサージについては注意が必要です。
対処法:
- 自己判断でマッサージをしない(定着を妨げる可能性がある)
- 医師の指示がある場合のみ、指定された方法でマッサージを行う
- しこりが大きくなる、痛みが増す場合は医師に相談
- 温めたり冷やしたりする行為は医師の指示を仰ぐ
しこりの多くは脂肪が定着する過程で生じる一時的なものですが、稀に石灰化や脂肪壊死によるしこりの場合もあります。気になる場合は1ヶ月健診で必ず相談しましょう。
左右差がある
術後1ヶ月で左右のバストサイズや形に差があると感じる方もいます。これは、もともとの胸の形や脂肪の定着率に左右差があることが原因です。
対処法:
- 元々の体型による左右差は施術前からあることが多い
- 定着率の違いによる左右差は3〜6ヶ月で改善する場合が多い
- 寝る向きや生活習慣が左右差に影響することもあるため、均等に負荷をかけるよう意識する
- 明らかな左右差が続く場合は、修正施術を検討することも可能
一般的に、軽度の左右差であれば経過とともに目立たなくなることが多いです。ただし、極端な左右差がある場合は、3ヶ月健診で医師と相談することをおすすめします。
吸引部位の凹凸
脂肪豊胸では脂肪を採取するため、腹部や太ももなどに凹凸が生じることがあります。1ヶ月の時点ではまだ目立つことがありますが、多くの場合は時間とともに改善します。
対処法:
- 3〜6ヶ月かけて徐々に平らになることが多い
- 医師の指示に従って圧迫下着やガードルを着用する
- 適度なマッサージで血行を促進する(医師の許可がある場合)
- 半年経っても凹凸が目立つ場合は、修正施術を検討
吸引部位のケアも豊胸と同じく重要です。適切なケアを続けることで、美しい仕上がりを目指せます。
この時期にやってはいけないこと
脂肪豊胸後1ヶ月は、定着を促すために避けるべき行動があります。ここでは代表的なNG行動をご紹介します。
激しい運動
激しい運動は脂肪の定着を妨げる可能性があります。特に以下のような運動は避けるべきです。
- ランニングやジョギング(バストが大きく揺れる)
- 筋トレ(特に胸筋を使うトレーニング)
- 球技やダンスなど激しく動くスポーツ
- 水泳(水圧がかかる)
理由:
- 激しい揺れや衝撃で注入した脂肪が移動してしまう
- 血流が急激に増えることで、定着前の脂肪が吸収されやすくなる
- バストに強い負荷がかかることで、形が崩れる可能性がある
一般的に、軽いウォーキングや日常生活程度の動きは問題ありませんが、本格的な運動は施術後2〜3ヶ月以降、医師の許可を得てから再開しましょう。
過度な圧迫・マッサージ
自己判断でのマッサージや強い圧迫は、定着を妨げるため避けてください。
- うつ伏せで寝る(バストが圧迫される)
- きつい下着やブラジャーを着用する
- 自己流のマッサージやもみほぐし
- エステや整体などでバスト周辺の施術を受ける
理由:
- 圧迫により血流が悪くなり、脂肪が壊死する可能性がある
- 過度な刺激で注入した脂肪が移動してしまう
- 炎症や腫れが悪化するリスクがある
医師から特別な指示がある場合を除き、バストには極力触れないようにし、仰向けや横向きで寝るようにしましょう。
喫煙・飲酒
喫煙と過度な飲酒は血流を悪化させ、定着率を下げる可能性があります。
喫煙のリスク:
- ニコチンが血管を収縮させ、脂肪への栄養供給が減る
- 酸素が不足し、脂肪が壊死しやすくなる
- 傷の治りが遅くなる
- 感染リスクが高まる
飲酒のリスク:
- 血流が急激に増え、腫れや内出血が悪化する
- 血圧が上がり、出血のリスクが高まる
- 炎症が長引く可能性がある
理想的には、術後1ヶ月は禁煙・禁酒を続けることが推奨されます。少なくとも、喫煙は術後2週間、飲酒は術後1週間は控えるようにしましょう。
1ヶ月健診で確認すべきこと
脂肪豊胸後1ヶ月の健診は、経過を確認し今後のケアを決める重要な機会です。ここでは健診で確認すべきポイントをご紹介します。
定着状況の確認
エコー検査で脂肪の定着状況を確認してもらうことが重要です。
確認する内容:
- 注入した脂肪がどの程度定着しているか
- 吸収されている脂肪の量
- 血流の状態
- しこりや石灰化の有無
- バストの形やバランス
エコー検査により、目視だけではわからない内部の状態を詳しく確認できます。定着率が低い場合や問題がある場合は、追加のケアや修正施術の必要性について医師と相談しましょう。
医師に相談すべき症状
1ヶ月健診では、以下のような症状がある場合は必ず医師に伝えてください。
- 強い痛みや熱感がある
- 赤みや腫れが引かない、または悪化している
- 明らかに硬いしこりがある
- 極端な左右差がある
- 吸引部位に強い凹凸や痛みがある
- 発熱がある
- 傷口から膿や血が出る
これらの症状は、感染や脂肪壊死、血腫などのトラブルのサインである可能性があります。早期に対処することで、深刻な状態を防ぐことができます。
今後のケア方針
1ヶ月健診では、3ヶ月に向けての過ごし方について医師から指導を受けましょう。
確認する内容:
- いつから運動を再開してよいか
- 下着の選び方や着用のタイミング
- マッサージの可否と方法
- 生活習慣で気をつけるべきこと
- 次回健診(3ヶ月後)までのケア
医師の指示に従って適切なケアを続けることが、理想的な仕上がりを得るために最も重要です。
デメリット・リスク
脂肪豊胸は自然な仕上がりが魅力ですが、一方でデメリットやリスクも存在します。施術を受ける前に理解しておくことが大切です。
定着率のばらつき
脂肪の定着率には個人差が大きいという現実があります。
定着率に影響する要因:
- 体質や代謝の違い
- 注入する脂肪の質
- 術後のケアの徹底度
- 年齢(若い方が定着しやすい傾向)
- 喫煙習慣の有無
- 生活習慣(運動量、食生活など)
一般的には30〜50%の定着率と言われていますが、条件が良い場合は60〜70%定着することもあれば、20〜30%程度しか定着しないこともあります。複数回の施術が必要になる可能性も考慮しておきましょう。
しこり形成のリスク
術後1ヶ月の時点で、しこりが形成されるリスクがあります。
しこりができる原因:
- 脂肪が一部壊死して固まる
- 石灰化が起こる
- 過剰な脂肪を一度に注入した
- 血流が悪い部分に注入した
しこりの多くは良性ですが、以下のリスクがあります:
- 触り心地が悪くなる
- 見た目に凹凸が生じる
- マンモグラフィー検査で乳がんとの鑑別が必要になる
- 除去手術が必要になる場合がある
しこりを防ぐためには、技術力の高い医師による適切な量の注入と、術後の適切なケアが重要です。クリニック選びの際は、症例数や医師の経験を確認しましょう。
料金相場・費用
脂肪豊胸を検討する際、費用も重要なポイントです。ここでは一般的な料金相場と、追加費用の可能性についてご紹介します。
脂肪豊胸の一般的費用
脂肪豊胸の費用は50万円〜150万円程度が相場です。費用に幅がある理由は、以下の要素によって変わるためです。
| 項目 | 内容 | 費用目安 |
| 基本料金 | 脂肪吸引+注入の技術料 | 40〜80万円 |
| 麻酔代 | 全身麻酔または局所麻酔 | 5〜15万円 |
| 検査費用 | 血液検査、心電図など | 1〜3万円 |
| 術後ケア用品 | 圧迫下着、薬など | 1〜5万円 |
| 健診費用 | 1ヶ月、3ヶ月健診 | 無料〜2万円 |
費用が高くなる要因:
- 注入する脂肪の量が多い
- CRF(コンデンスリッチファット)などの高度な技術を使用
- 幹細胞注入などのオプション追加
- 都市部の有名クリニック
費用が安い場合の注意点:
- 経験の浅い医師が担当する可能性
- 術後のフォロー体制が不十分
- 追加費用が別途かかる場合がある
安いからといって必ずしも悪いわけではありませんが、技術力と費用のバランスを見極めることが重要です。
修正が必要な場合の費用
定着率が低い、左右差が大きい、しこりができたなどの理由で修正施術が必要になる場合があります。
修正費用の目安:
- 追加の脂肪注入:30〜80万円
- しこり除去:10〜30万円
- 左右差の修正:20〜50万円
- 吸引部位の修正:20〜40万円
修正が必要になるケース:
- 定着率が20%以下で極端に小さくなった
- 明らかな左右差が残る
- 硬いしこりが複数できた
- 吸引部位の凹凸が目立つ
多くのクリニックでは、術後1年以内の修正は割引価格で対応していることがあります。カウンセリングの際に、修正が必要になった場合の費用や保証制度について確認しておくと安心です。
よくある質問
Q1:1ヶ月でどのくらい定着する?
A:一般的に注入した脂肪の30〜50%程度が定着していると言われています。ただし、これは目安であり、個人差が大きいです。体質や術後のケア、生活習慣によって20%程度の場合もあれば、60%以上定着する場合もあります。最終的な定着は術後3〜6ヶ月で安定するため、1ヶ月の時点では判断が難しいです。定着率を高めるためには、医師の指示に従った生活を心がけることが重要です。
Q2:スポーツはいつから再開OK?
A:軽い運動は術後4週間から、本格的なスポーツは術後2〜3ヶ月以降が目安です。具体的には以下のようなスケジュールが推奨されます。
- 術後1週間:安静、日常生活レベルの動きのみ
- 術後2〜3週間:軽いウォーキング程度ならOK
- 術後4週間:軽いストレッチやヨガなど
- 術後2ヶ月:軽いジョギングや筋トレ(胸筋以外)
- 術後3ヶ月:本格的なスポーツ再開可能(医師の許可を得て)
ただし、定着状況や体の回復具合には個人差があるため、必ず担当医師の許可を得てから再開してください。
Q3:授乳への影響は?
A:基本的に授乳への影響はありません。脂肪豊胸は乳腺を傷つけない施術であり、注入した脂肪は乳腺の周囲に配置されるため、母乳の生成や分泌には影響しないと言われています。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- 施術後すぐの妊娠・授乳は避ける(最低6ヶ月は期間を空ける)
- 妊娠によるバストの変化で、定着した脂肪の形が変わる可能性がある
- 授乳後のバストの変化により、追加施術が必要になる場合がある
- 施術から授乳まで数年空く場合、石灰化したしこりがマンモグラフィーで発見される可能性がある
将来的に妊娠・授乳を考えている場合は、カウンセリングの際に医師に相談し、適切なタイミングで施術を受けることをおすすめします。
まとめ
この記事では、脂肪豊胸 1ヶ月後の経過と不安への対処法について詳しく解説しました。重要なポイントは以下の3つです。
- サイズ減少・しこり・左右差は正常な経過:術後1ヶ月は定着の途中段階であり、腫れが引き、吸収が起こることでサイズが小さくなったと感じるのは自然なことです。最終的な仕上がりは3〜6ヶ月後に判断しましょう。
- NG行動を避けて定着率を高める:激しい運動、過度な圧迫やマッサージ、喫煙・飲酒は定着を妨げます。医師の指示に従い、バストに負担をかけない生活を心がけることが大切です。
- 1ヶ月健診で経過を確認:エコー検査で定着状況を確認し、不安な症状があれば医師に相談しましょう。今後のケア方針を明確にすることで、理想の仕上がりに近づけます。
次のステップとしては、3ヶ月健診までの間、医師の指示に従った生活を続けることをおすすめします。焦らず、体が自然に変化していくプロセスを見守ることが、満足のいく結果を得るための近道です。不安なことがあれば、遠慮せずに担当医師に相談してくださいね。





