術後の胸の柔らかさとしこりについて
最近、ちらほらお問い合わせが来るのですが・・・。それは、
”手術後の胸の硬さについて”
まず、脂肪移植では必ず一時的に硬くなる(長くても1ヶ月くらい)のが普通で、それはしこりではないのでご安心下さいね!
それでこの胸の硬さですが、患者さんとしては、一日も早く柔らかくなって欲しいと思うでしょ?
ところが!
実は豊胸に当たって、脂肪が硬くなるのには重要な意味・メリットがあります!
バストアップする場合、大部分の方は(元々が大きくないので)皮膚が硬いですよね?
その硬い中身に脂肪を入れて皮膚を伸ばす必要があるわけですから、そのために豊胸に必要なのは・・・?
そう!
皮膚より硬い内容物で、これが最低でも2〜3週間持続すしないと、皮膚が伸びないのでバストが丸くプリッとしてこないんです!
つまり脂肪がすぐに柔らかくなると、思ったように皮膚が伸びないので、あまりバストは膨らまなくなります・・・。
ですから脂肪豊胸では、いずれ脂肪は柔らかくなるので、
術後早期にまだ硬いことに対して、それはしこりではないので焦らない方がいいんです。
1〜2週間で柔らかくなっちゃうと、魅力的なバストの丸みが出来ないんですねー。意外でしょ?
かといって、ブラバやビブラでデコルテも下乳も一様に皮膚を伸ばして柔らかくすると、下乳や外乳が伸びてプリッとしたバストが出来ないので、それはそれでダメなんだな〜。
ここまででも色々情報を発信してきましたが、今回のこと以外にも例えば
1.片側300cc超えて脂肪を注入されたら、結局残らずしこりのリスクが上がるので、感謝するより怒るべき!とか
2.希望通りにデコルテにたくさん注入すると言われたら、ほぼ間違いなく乳首が下を向くのでやめた方がいい!とか
3.希望通りに谷間にたくさん注入すると言われたら、谷間が繋がってきてはっきりしなくなったり、乳首が外を向くからやめたほうがいい!とか、
脂肪豊胸は経過も含め、色々と予想外のことが多いでしょ?
だから最初にドクター選びをしっかりとして、素人判断で一喜一憂しない方が、いいのになー。
今度こういうのもまとめて、どんどん情報発信していきますね。(質問も受け付けますよ✨)
このブログを執筆したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
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1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任