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豊胸手術で邪魔になる要素 ベスト3③

豊胸手術で邪魔になる要素 ベスト3③

豊胸、特に脂肪豊胸をする上で、邪魔になる要素がありますので、この辺りも巷では(殆どのの美容外科医も?)誤解がありますので、今回はそこに言及したいと思います。


③バージスライン

自然なバストの感じに仕上げるには(いかにも豊胸した感を出さないためには)、バージスラインが手術前より広がらないといけないんですが、このこともあまり知られてないですね💦


ここで女性のバストの成長について考えてみましょう!

成長期に身長が伸びると同時に乳腺も発達してくると、バストの半径もちょっとずつ大きくなりますよね?

そうすると、バージスラインも乳首を中心に、コンパスの半径を少しずつ大きくしたように大きくなっていくんですよ。

それで標準以上にバストが大きくなると、下乳の距離が伸びるし、外乳も出来てくると言うう話です。

ですから、これを再現しない豊胸手術では、見た感じ自然になる訳ないですよね?


じゃ、それはわかったけど、シリコンバックだったり脂肪豊胸でバストの中にボリュームを詰め込めば、バージスラインが一人でに大きくなるかと言うと、そんなことはありません!

厳密に言うと皮膚が伸びる分だけ、乳頭と乳房下溝の距離は長くなります(多少は下乳の距離も長くなります)が、乳腺が成長期の時に大きくなったように一回り大きくすることは、かなり難しいです!

ここに注目する人が皆無だと言うことと、デコルテにたくさん脂肪を注入したら女性らしくなると言う誤解があり、デコルテに沢山脂肪を注入するから、バストの体積が増えてもシルエットはレスラーみたいになる例が出てくる訳です・・・。

それで自分も開業直前の2年間は、大手でも脂肪豊胸手術症例件数全国NO.1かつ口コミサイトでも全国NO.1なのはここに注目し、かつバージスラインの位置を変えることが出来たからこそ、その実績があったわけで、自分が手術をする時に気をつけているポイントとして、2019年に美容外科学会でも発表させて頂きました。

その影響で、他院でも下乳の重要性を手術に取り入れるメニューが出来たりと、少しずつ業界内でも(下乳を含む)バージスラインの重要性が認知されてきましたね。嬉しいことです!

ただ、わかっていることと、出来ることはまた次元が違うので、すぐにこれを出来るのはなかなか難しいですし、手術は技術職ですから習得にもかなりの経験と期間がかかると思います。


脂肪豊胸手術は、バージスラインを変えることをはじめ、一番元の状態を作り変える程、一番自然なバストに見えるという世界なんですねー!

逆に言うと、バージスラインを変えないで、ただ脂肪を注入するだけだと、女性の胸としては不自然でレスラーみたいなバストになるんですね・・・。

やっぱり女性のバストは、女性らしい曲線に満ちたラインが美しいですね!



写真はバージスラインでもアンダーを6.0cmから7.5cmにBANNAI式オリジナル3D注入法で広げたケースです!(何度も言いますがこの技術は難しいですし、アンダーを下げても乳首は下を向かず、上を向くんですよ!)

このブログを執筆したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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