いろいろ詰まっている症例 (1回の脂肪豊胸でAAカップからトップが6cm上がり、Bカップになったケース)

一見なんてことない症例写真の比較ですが、この症例、かなり難しい症例で、色々なことを教えてくれる写真なんです!
まず乳腺の発達の仕方が特徴的で、乳房下溝が4cmと非常に短く、それでいてAAカップでありながら高さはあります。全くないというよりは、小さなコーンが乗っている感じ。
これを無造作にコーンの真下に注入してもバージスラインは上手く広がらず、自然なバストは出来上がらないんですね。
これをBANNAI式オリジナル3D注入法でバージスラインを作り直し、今回のケースでは4.0cm→7.0cmと3.0cmも広く作り変えましたが、これは普通出来ないんですよ!絶対に!
それで7.0cmになると下乳が出来て、とても女性らしいバストになります!
そして下乳が出来ても乳首は下を向かないどころか、下向きが真っ直ぐに上を向いていますよね?
アンダーを下げて下乳を作った時に乳首が下を向くと勘違いしている人(患者さんも豊胸をメインにしているドクターですら!)がいますが、これも間違いです!
あとは片側200ccくらいでも、このバストを作ることが出来たこととか、
定着もよく、6cmもトップが上がってAAカップがBカップになったとか、
その他細かいことも色々ありますが、大きなポイントはここですね!
この感じのバストがこのように手術出来たら、それは上手いです! 見た瞬間に、自分じゃなきゃこういうオペは出来ないから、うちでやった方がいいよー、と思うのですが、この方はご縁がありました。
たかが脂肪注入豊胸、されど脂肪注入豊胸!
豊乳術を極める道は、深いです!
このブログを執筆したドクター

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
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1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任