危ない美容外科医を見分ける方法 3選 豊胸編②
シリーズ2回目の今回は、
”フィブラスト(FGF、線維芽細胞成長因子)!”
ですね。これを現在も使っているところもやめた方がいいです…。
フィブラストの作用としては、①血管新生と②肉芽形成で、ざっくりいうと細胞増殖作用がある成長因子!
”フィブラスト(FGF、線維芽細胞成長因子)!”
ですね。これを現在も使っているところもやめた方がいいです…。
フィブラストの作用としては、①血管新生と②肉芽形成で、ざっくりいうと細胞増殖作用がある成長因子!
これを脂肪に混ぜると、
①の作用で脂肪移植後の早期に血管が新生されることから脂肪の定着がアップすることが期待できますし、
②の作用で組織が増殖するので体積が増加、まぁバストならサイズアップが期待できます!
実際に、自分も以前、これを脂肪豊胸に使用する機会がありましたが、確かにバストアップ効果だけでみると現在より優秀で、
時々お客様が自虐的に言う ”まな板にレーズン” の人でも、
1回の脂肪豊胸手術でAAカップ→Eカップ
になった方もいらっしゃいました…。
本当にバスト内で体積が増加しているんですよね。手術して1ヶ月目より3ヶ月目にかけて、本当に徐々に大きくなっていくんですよ!
ただし、これ自分の組織ではなく、あくまで薬剤ですから、
細胞増殖のアクセルはあるけどブレーキはない!
走り出したら止まらない、暴走機関車のようなところもあります!
しかもこの体積増加の中身!脂肪が増殖するのならいいですが(通常細胞の増殖というと発がん性などのリスクもあり、ちょっと怖いですね💦)、
ゼラチンみたいな変な組織も増殖
していることを確認したこともあります! (まぁ自前の組織のヒアルロン酸豊胸と考えられなくもないですが💦)
フィブラストが無差別に組織を増殖させている様子が想像できます!
やはり、ちょっと怖いですね…。
しかも、これは元々、皮膚に塗布して使用するのが前提の製剤で、体内に投与するのは想定していません! いいのか?そんな使い方をして!
現在、これを使用しているのは、
”プレミアム〇〇豊胸”
とか
”再生豊胸”
とかのネーミングで世に出ているみたいですが、ちょっと怪しい薬剤(フィブラスト)を想定外の使用方法をしてサイズアップするのは、
本当にプレミアムだったり、再生してますかね?
これに対し、自分が安全だと思っているのは、間違いなく自分の組織!
自分の細胞や組織だとネガティブフィードバック(ブレーキ)がかかりますから
アクセルだけでなくブレーキもあります!
ですから、変な風に増殖しすぎるリスクは限りなくゼロに近いと考えています。
ですから当院で定着率向上のために導入しているのは、自分の細胞、組織を使用する
培養幹細胞やリジェネラⅢ
になります。
アクセルベタ踏みのフィブラスト(薬剤)より効果は劣るかもしれませんが、やっぱり安全が第一だと思いますが…。
最近、カウンセリングで時々聞かれるので、現段階で自分が思っていることを述べてみましたー!
やっぱり自分の組織が一番安全だなー!
このブログを執筆したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任