ゴールデントライアングルについて(豊胸手術でこのトライアングルはつくれるか?)
よくバストのことを扱っていると、ゴールデントライアングルについて話が出ますから、今日はそのことについて。
そのトライアングルとは一体どこにあるかというと、左右のバストトップと胸骨切痕(喉の一番下で、骨が始まる部分)の3点を結んだ三角形のことですね。その三辺が同じ長さ、すなわち正三角形だとバストが綺麗、ということなんですが・・・。
正確なことは忘れましたが💦、確かアメリカの形成外科医だか誰かが、多くのヌード写真をみて検討した結果、綺麗なバストには共通点があって、さっきの三角形が正三角形だ!と報告したのが最初だったような・・・。
(オリジナルを確認していないのですが、これは”1つの条件”でしかないと考えていますから、あまりそれだけに執着しないようにしましょう!だって、それだけが綺麗なバストの条件の全てなら、そんなにカップ数が大きくないバストの人だって、ゴールデントライアングルの人が絶対にいる訳ですし…。それで私はゴールデントライアングルの持ち主だって誇りにする人はいないでしょ?)
豊胸手術でゴールデントライアングルが作れるかと言えば、意図して作るのは100%不可能です!断言します!脂肪注入でもバックでも!
だって豊胸手術ですよ。バストトップを切り貼りする訳ではないんですから、それでバストトップの位置を変えられますか?
左右差をなくすようにアンダーの位置を変えたり、バージスラインである程度誤魔化したり、下垂したバストにハリを出して若干上げて二等辺三角形を正三角形に近づけることは、自分もしていますが、手術した結果ゴールデンプロポーションになって、症例写真が綺麗!というのはありますよ。
ただ意識して作るというのは、まず無理なので(ゴールデントライアングルは1条件に過ぎない訳ですし)、そのように謳っているクリニックには騙されないようにしましょう!(術中エコー併用が必須というのと同じですねー)
このブログを執筆したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
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1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
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2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任