COLUMN

〜医師監修〜脂肪豊胸に関するコラム

豊胸手術のダウンタイム

豊胸手術によるダウンタイムの違いについて

主な豊胸手術の種類にはヒアルロン酸豊胸、シリコンバック豊胸、脂肪豊胸の3種類がありますが、それぞれでダウンタイム(手術後の腫れや痛み、内出血など)が異なりますので個別に解説し、特に脂肪豊胸手術のダウンタイムのについて、踏み込んで解説しますね。

①ヒアルロン酸豊胸のダウンタイム

胸だけに痛みや内出血が出て、痛み止めを飲めば数日で日常生活に支障はないと思います。
豊胸手術の中では最もダウンタイムが軽い手術です。

②シリコンバック豊胸のダウンタイム

胸だけに痛みや腫れ、内出血が出ますが、胸だけの痛みとしては3つの豊胸手術の中で一番大きいと言われています。
さらに、これもシリコンバックをどの層に入れるかで変わり、一番痛みが強いのは大胸筋下法で、豊胸後1週間程度はかなり痛いので、最近は持続型の麻酔薬を使用するケースもあるようです。

③脂肪豊胸のダウンタイム

胸と、脂肪採取する太腿やお腹などの吸引部の両方にダウンタイムが出ます。

部位は多いですが、胸のダウンタイムとしては、ヒアルロン酸豊胸と大して変わらず、あまり問題になることはありません。
また脂肪吸引部は、やや強めの筋肉痛程度が数日〜1週間程度続きますが、脂肪吸引の機器やドクターの技量でも大分変わってきます。
DT 日数あり
写真上が胸、下が大腿裏で、左が3日目、右が7日目です。

特に内出血が多いケースでも少ないケースでもなく、当院で平均的な術後経過です。

脂肪注入部(胸)と脂肪吸引部(大腿裏など)のどちらにも言えることですが、当院で手術する場合は、このようにダウンタイム(内出血や腫れ、痛み)が少なめです。

理由ですが、まず胸の場合は脂肪を注入している層や位置が他のクリニックと違うから!

他院の術後経過写真だと、デコルテを含め、胸全体に内出血が出ているのを見たことがありませんか?

結論から言うと、そのような入れ方をしては絶対に丸く立体的なバストは出来ず、せいぜい皿形かつレスラーのような胸板にしかなりません!

よって、脂肪注入豊胸手術で立体的なバストを手に入れたいなら、手術直後の症例写真で内出血が胸全体的に出ているクリニックは避けないといけません!

次に脚ですが、これは①振動回転型の脂肪吸引器(アキ―セル脂肪吸引器)を、②使い方に慣れたベテランドクターが丁寧に脂肪吸引しているから!

このどちらを欠いても腫れや内出血を少なくなることは出来ません!(もしアキ―セル脂肪吸引器で内出血が多いと言っている術者がいたとしたら、それは使い方に問題があるのでしょう)

アキ―セル脂肪吸引器は、このように身体へのダメージを最小限にする効果がありますから、腫れや痛み内出血を、従来よりかなり軽減することが可能で、ダウンタイムが怖い人には第一選択となるでしょう(勿論、痛みの感じ方や内出血の程度など個人差はあります)。

面白いエピソードもあって、以前他院で脂肪豊胸手術をした経験がある人(一般の脂肪吸引の痛みがわかる人)の再手術を担当した際、手術後の帰宅前に挨拶に行ったら

”先生、お金だけ取って脂肪吸引してないでしょ!脂肪吸引した直後のはずなのに脚が全然痛くないんだもの!”

と、詐欺呼ばわり(?)されたこともあるくらいです(笑)。

もちろん脂肪吸引は無痛ということはないですし、痛みには個人差もありますが、脂肪吸引器は”何を使ってもダウンタイムは同じではない”ですし、さらに、”誰が使うか”によっても結果は全然違います

痛みの経過ですが、一番痛いのは術当日の夜から翌日の午前中で、これを10とすると2日目は8~6程度、3日目が6~4程度で、デスクワークなら出来るといい、経験者はこの痛みの程度は昔の半分~4分の1程度と言っています。(個人の感想で数値化は出来ませんが、多くの方がそう言います)

施術名:豊胸・豊胸術
治療内容:自分の脂肪を太腿から吸引してバストにその脂肪を脂肪を注入します。

価格:647,500〜1,821,700円

リスク・副作用

・定着率には個人差があります(万が一1カップも変わらなければサイズ保証もあります)

・胸に内出血・腫れ・授乳時のような痛みがます(2、3週間位。個人差あり)

・稀に感染(腫れ・赤み・発熱・痛み)を起こすことがあります

・数ミリの傷跡が残ったり、体質により傷が盛り上がることがあります

・脂肪吸引部(主に太もも裏)に内出血・腫れ・筋肉痛のような痛み・皮膚が一時的に硬くなる、色素沈着がでる、凹凸が出ることがあります(修正の保証あり)

・胸にしこりが出来ることがあります(それが悪性化することはありません)

・手術後早期に麻酔の影響で吐き気、嘔吐、頭痛などが起きる人もいます

・脂肪吸引部に圧迫の影響で痒み、赤みが出ることもあります
傷の位置
当院の脂肪豊胸手術時の傷跡 (位置と大きさ)

まず胸は赤い部分に4㎜程度の傷跡が左右に出来ます。また元々のバストによりますが、青い部分に3㎜程度の傷跡をつくって追加で脂肪を注入することもあります。

次に脂肪吸引部ですが、大腿裏から脂肪吸引する場合は、ヒップと大腿の境目のしわに沿って5㎜程度の傷跡が出来ます。

これらの傷跡は消えることはありませんが、半年以上経てば色素沈着も消え目立たなくなることが多いです(個人差はあります)。

傷跡が気になる人には、リジェネラ(傷)というオプションもご用意しており、傷を目立ちにくくする効果があります。(効果に個人差はあります)

このコラムを監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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