COLUMN

〜医師監修〜脂肪豊胸に関するコラム

豊胸手術の価格・値段は? 相場よりも安く受けられる豊胸モニター制度とは?

豊胸手術の値段・相場はどのくらい?

豊胸手術には、①シリコンバック豊胸、②ヒアルロン酸豊胸、③脂肪豊胸の主に3種類あり、それぞれの特徴については別で解説しました。まずはそちらで各豊胸手術の特徴をご理解下さい→ 豊胸手術の種類について

それでは豊胸手術ごとに、その気になる価格相場について解説します!

これがわからないと吹っかけられてその値段で手術を受けてしまったり、安く見えるけど長期的に見ると結局高くつくものもあるので、よく理解して後悔しないようにして下さいね。

①シリコンバック豊胸の値段・相場

シリコンバックの種類、手術方法などにもよりますが、シリコンバック豊胸の値段は45万〜90万くらいのようです。

しかし、手術経験が豊富なドクターが取り扱う場合は、なんだかんだで90万〜120万くらいで行っているのが相場のようですね。

この場合、仮にシリコンバック豊胸で1度に3カップアップ出来たら、30〜40万/1カップというのが相場になりますから、コスパは一見いいように思います。

大体10年で入れ替えが必要になりますから、1年あたりのコストと捉えると、3~4万/1カップ/年ですね。

ただ、先日SNSで有名なクリニックでシリコンバック豊胸を150万で手術したという方がご来院され、術後1ヶ月もしないうちから形がヘンテコで、感触も不自然だし自分のお胸が嫌になったということで、取り出しと同時に脂肪豊胸手術を希望し来院されました。

そうすると、またシリコンバック挿入以上の金額が追加でかかることになります…。シリコンバックを入れるのに150万で、取り出して同時に脂肪豊胸をするのに180万かかるとしたら、合計300万以上!そうすると、初めからハイグレードな脂肪豊胸手術が2回できてしまいますね💦(ご自分の脂肪を使って、自然に2~3カップアップ出来たことになります)

それにシリコンバックは永久ではなく、10年程度したらまた入れ替える必要もありますし、シリコンバック豊胸の最大の特徴は”安くて大きく出来る”ことに尽きます(他の多くのデメリットには目をつぶる→豊胸手術の種類)から、シリコンバック豊胸であまり高額なのはどうかなー?(安くないとシリコンバックの魅力が半減しない?と、個人的には思いますが…。

②ヒアルロン酸豊胸の値段・相場

ヒアルロン酸の種類や注入量によっても変わりますから、ここでは約1カップアップ出来る両胸200cc(片胸100cc)の場合で考えてみます。

大体40万〜80万で行っているのが相場なようです。つまり40〜80万/1カップということで、シリコンバック豊胸の2倍近い単価になっています!

半年で効果が無くなりますから、80~160万/1カップ/年と、かなりの高コスト!

他の豊胸手術の、なんと20~40倍は高い!!

1回の治療費が30~40万で済むしダウンタイムも少ないし手軽!と安易に受けてしまうのは、どうなんでしょうか??

ダウンタイムが軽く手軽だとはいえ、持ちがいいヒアルロン酸といっても言う程持続しませんし、高々100ccずつだと入れた直後だけ1カップアップしていますが、すぐに(数ヶ月で)小さくなっていきますので、これを毎年繰り返すとなると、かなりのコストになりますね。

またヒアルロン酸もイメージとは違い柔らかく揺れるバストにはなりませんし、結構しこりになり、その後脂肪豊胸手術をする場合はしこり除去費用(摘出料や溶解剤など)が嵩むことになります…。

以前、”他院で180万のヒアルロン酸豊胸をしたのに2ヶ月で無くなった!高かったから数年は持つと思った!”という方が脂肪豊胸手術を希望してご来院されたことがありましたが、この場合も脂肪豊胸の料金にヒアル除去費用も上積みになったので、安易にヒアルロン酸豊胸をするのは注意が必要です。

結局この方は、一度当院で脂肪豊胸をした結果に凄くご満足され、より大きいバストを目指して2回目の脂肪豊胸も行って下さいました。

③脂肪豊胸の値段・相場

脂肪豊胸手術にも様々な種類があり、

採取した脂肪を遠心分離するか否か、脂肪吸引器を旧型で行うか新型で行うか、特殊な注入法を行うか、脂肪由来幹細胞を添加するか否か、

などで価格も30万~300万超えと文字通りピンキリになります。

(新型の脂肪吸引器であるアキ―セルを使わなかったり、培養幹細胞などを使わないで200万超えは、相場として高いですよ!)

例えば30万だと、脂肪吸引器は旧式で脂肪の遠心分離もなく、取る脂肪も少なめで、ただ胸に入れるだけで、大手だとレジデントがやるメニューですね。大体完成して0.5カップ程度。ということは60万/1カップですね。

これをバージョンアップして、例えば当院の場合は新型の脂肪吸引器を使ってダウンタイムを少なくし、不純物を少なくしてしこりのリスクを下げると同時に、遠心分離もし、形も綺麗に出来る注入法のオプションをつけるとモニターで130万で、効果は1~2カップアップになりますから、65~130万/1カップになります。

これも控えめに20年で考えると3.25~6.5万/1カップ/年となり、若干安価で低級な脂肪豊胸手術より高くなりますが、前述の通りダウンタイムは少ないし、しこりのリスクも下がるし、何と言っても半永久的に残るバストの形が段違いで魅力的になる(ただ入れるだけで胸周囲にボリュームが増えてマッチョなシルエットになってしまうと、そのバストが一生涯ですよ!耐えられますか💦)ので、全然コストパフォーマンスは優っていると思いますが、いかがでしょうか?

さらにシリコンバックよりも温度感や形、触った感触も自然ですし、10年で入れ替えの必要もないですし、ましてや悪性のリンパ腫になるリスクもゼロですからねー。

各豊胸手術の値段・相場、コストパフォーマンスのまとめ

各豊胸手術のメリットやデメリットは考慮せず、ただ1回の治療でかかるコストだけで比較すると、安い順に

ヒアルロン酸豊胸(40~80万程度)<シリコンバック豊胸(90~120万)<脂肪豊胸(30~300万)

となりますが、1カップ上げるのにかかるコストとして考えると

シリコンバック豊胸(30~40万/1カップ)<ヒアルロン酸豊胸(40~80万/1カップ)<脂肪豊胸(60~130万/1カップ)

となります。ただ、効果の持続期間も考慮しないと不十分なので、その場合は

シリコンバック豊胸3~4万/1カップ/年)< 脂肪豊胸3.25~6.5万/1カップ/年)<<  ヒアルロン酸豊胸80~160万/1カップ/年

となります。

一応、一般的な相場観から算出したもので、爆安モニターをみつけたり、シリコンバックは4カップ上げるとか、5年で取り出すとか、パラメターを極端に変えると勿論変化しますから、この記事を参考に、ご自分で色々いじってみて下さい。

あと、どの豊胸手術をするか選択するのにコストだけで決めることはないと思いますが、この記事がその一助になるとは思いますので是非参考にしてみて下さいね。

コスパ以上にもっと大事な、各豊胸手術のメリットデメリットも考慮したい方は、こちら

安くお得に受けられるモニター制度とは

最後に、ちょっとだけお得な情報を!

美容外科業界では、通常価格の他にモニター制度というものがあって、条件をみたすと通常価格よりかなり安く手術を受けられるモニター制度というものがあります。

例えば、

①顔出しありの場合は、完全モニターといって手術を無料で受けられることもあります。

②顔出しなしで、バストのビフォー&アフターの写真を書いたり体験談を書いたりとかする部分モニターというものがあって、通常価格の30~40%引きくらいで手術を受けられることもあります。

モニターには審査があって、誰でも受けられる訳ではないので、クリニックに審査の条件など問い合わせてみて下さいね。

このコラムを監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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