COLUMN

〜医師監修〜脂肪豊胸に関するコラム

豊胸した胸は、老後どうなる?

せっかく豊胸手術をしても、老後にトラブルが出ては・・・

50代後半
”思い切って豊胸手術しよう!”と勇気をふり絞って豊胸手術を受けても、それで終わりではありません。

物事には、必ず始まりがあれば終わりもある!

何事にも出口戦略というのは必要なわけです。

そこで今回は、長期的に豊胸効果が期待できるシリコンバック豊胸と脂肪豊胸について、果たして老後にはどうなるか?解説していきます。

①シリコンバック豊胸の老後

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シリコンバック豊胸も、破損しなければ老後もそのまま入れといても、絶対ダメとは言いませんが・・・。

いつかはシリコンバック自体が劣化しますので、その後破損して内部のシリコンジェルが漏れてきたりしますよ💦

その結果、様々な不定愁訴をはじめ、発がん(BIA-ALCL、BIAーSCC)のリスクもありますから、あまり長期に変異原性がある異物を体内に入れておくのは、美容のためとはいえ個人的にはオススメしません

まず健康があっての美容じゃないですか??

そもそもシリコンバックは体内に挿入しておくと時間の経過と共に劣化しますから、一般に10年スパンで入れ替えすると考えていた方がいいですね。

ですからもし、20代でシリコンバックを挿入したら、30〜40代で2回目の手術、40〜50代で3回目の手術…、と入れ替えた方が無難な訳です。

よってもしシリコンバック豊胸を受けるなら、入れ替え無料とか保証がしっかりしているクリニックがいいんじゃないですか?(あるのかな?💦)そうでないと1度入れてもまた10年後に同じ料金がかかりますよ?

シリコンバック豊胸は比較的安価でバストアップ出来ますが、10年後にまた同じ料金がかかり、20年後もまた同じ料金がかかる、となれば結局長期的に見れば割高になる可能性もある訳です。

話をもとに戻して、それじゃシリコンバックを入れたまま老後を迎えるとどうなるか・・・?

年齢と共に、

①皮下脂肪が薄くなってくる
ことと、
②乳腺が委縮して小さくなる
ことから、若い時にシリコンバックを挿入した時はあまり目立たなかったのに、

老後には、見た目でシリコンバックが入っていることがバレバレになる!

ことが多いですね。

以前60代のシリコンバックが入っている人がバック除去希望で来院されたことがあり、その方が言うには

”年齢と共に身体は痩せてたるんでるのに、胸だけ若々しく大きくて、しかもシリコンバックの輪郭がクッキリと見えるので、豊胸してるのがバレバレで…。温泉にいくと周りの人から目で追われてしまい、恥ずかしくて温泉にも行けない!”

ということを聞いたことがあります。

これも
③被膜拘縮が進むとさらにソフトボールが入っているような胸になる
ので、不自然さに拍車がかかります!

このようにシリコンバックはいろんな意味でトラブルが想定されますから、老後もずっと入れっぱなしにしておくというのはオススメしません。

シリコンバックが入っている人は、老後を迎える前にどうすればいい?

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人によると思いますが、ずっと入れておくというのは論外で、

①もう誰に見せる訳でもないから、取るだけでいい!

と言う人や、

②さすがにぺったんこで皮膚が伸びた状態では生きていけないので、シリコンバックを除去して脂肪で置き換える

という2パターンあると思います。

結論① シリコンバック豊胸の人で、入れっぱなしのまま老後を迎える人は少なく大抵は取り出す




②脂肪豊胸の老後

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老後前に取り出すことの多いシリコンバック豊胸に対し、

脂肪豊胸の場合はそのままでOK!

です!

もともと自分の脂肪ですから取り出す必要なんてありません!

自然に年齢と共に徐々にバストは小さくなっていきますから、経年変化もある意味自然ですね。

なぜ徐々にバストが小さくなっていくかというと

①加齢と共に乳腺が萎縮する(縮む)
閉経前後になると女性ホルモンの分泌が減少しますから、乳腺もその刺激がなくなり少しずつ小さくなっていきます。よって仮に移植した脂肪がそのままでも、乳腺が小さくなればバストも小さくはなってしまいますね。

②脂肪にも寿命がある
よく中年期にポッチャリしてた人が老年期に痩せて細くなっている人を見たことはありませんか?これは脂肪細胞にも寿命があり、少しずつ減っていくので痩せるわけですね。

ですから移植した脂肪は定着すれば半永久的ですが、寿命も半永久というわけではないので少しずつは減っていくと考えられます。しかし繰り返しますが、この変化もある意味自然な経年変化ですから、脂肪豊胸というのは感触だけではなく、すべてが自然なんですね!

結論② 脂肪豊胸は経年変化も含めすべて自然で、老後に取り出したりケアすることはない!

解説
以上、豊胸手術の老後について解説しましたが、このように比較しても、やはり自分の脂肪を使う脂肪豊胸が断然いいですね!


脂肪豊胸のデメリットは、1回では2カップ以上大きくすることが難しいこと(半年くらい間隔をあけて2回以上すれば、3カップ以上上げることも難しくはありません)くらいで、他は動きも感触も温度感もすべて自然で安全ですから! 

 ただ脂肪豊胸ならなんでもいいわけではなくて、例え複数回やったとしても、普通は丸くて高さがあるセクシーなバストにはならないんです!

丸くて自然でセクシーなバストにするなら、BANNAI式オリジナル3D注入法で仕上げるのが絶対に必要ですから、やっぱり脂肪豊胸するならBANNAIだなー!

このコラムを監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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