COLUMN

コラム

エビデンスで考える脂肪豊胸における最適な注入量

2023年12月9日

先に結論

脂肪豊胸の適切な注入量は、一律のcc数では決まりません。BANNAIは乳房の状態と目標形態から量・位置・方向を計画し、術後6か月の体積と下乳・外乳・高さで結果を評価します。

  • 旧集計の残存体積の分布を、全員に共通する注入量の上限や最適量と読み替えません。
  • 大量注入に依存せず、美しい形・十分な大きさ・安全性を両立するため、5Dによるスペース形成と配置を重視します。
  • 少量なら必ず安全という意味ではありません。追加手術も各回の状態を確認し、再診断・再設計して検討します。

※ 本記事は2023年12月に公開したものです。文中の術式名は当時のものです。

果たしてどのくらいの注入量が、リスクを最小限にして最大の豊胸効果を発揮できるか?

注入量と術後の体積差は、別の数値として確認する

沢山注入すれば、その分がすべて残るわけではありません。当院では、注入量そのものを成果にせず、術後6か月の体積と下乳・外乳・高さの変化を評価しています。

当院の脂肪豊胸手術・当院施術症例は、すべて院長の坂内将佑貴の執刀です。他院修正で紹介する過去の他院手術は含みません。

本記事の開発過程の資料とは別に、坂内将佑貴が当院で執刀した2025年の症例の年次成績報告を公開しています。年間の手術数と解析対象数を区別し、評価条件と限界を合わせてご確認ください。

掲載グラフの相関係数R=0.014は、旧院内集計について記載した値です。対象・術式・注入量の範囲・測定条件を元データで再照合する必要があります。この集計で線形相関が小さいことと、あらゆる条件で注入量が結果に無関係であることは同じではありません。

3Dで測る乳房部の外形体積差は、生き残った脂肪細胞を直接測った量ではありません。未生着脂肪のすべてがしこりになるわけでもありませんが、脂肪壊死・オイルシスト・石灰化などのリスクに配慮する必要があります。

旧集計の残存量分布を、注入量の上限と混同しない

以前掲載した平均70cc台や135ccという数値は、旧院内集計に関する記載です。現行5Dの成績や全患者さんに共通する上限としては扱いません。

残存体積の分布から『135ccを超えて注入すれば過量』『150ccなら誰でも最適』と直接結論づけることはできません。元データの条件を確認し、実注入量と6か月後の外形体積差を分けて評価します。

適量は、乳房の状態と目標形態から決める

皮膚・受容部の状態、胸郭、左右差、既往手術、採取可能量、目標形態を確認して、患者さんごとに量と配置を計画します。一定量を下回れば必ず安全という意味ではありません。

少ない脂肪を、どう形態の変化につなげるか

当院が追求しているのは、大量注入に依存せず、美しい形・十分な大きさ・安全性を両立することです。脂肪豊胸3.0では、そのための中心概念として形態変化効率を重視しています。

5D注入法で、下乳・外乳・高さを設計する

5D注入法は、脂肪豊胸3.0の形態設計を実現する当院の技術です。注入量だけでなく、スペース形成と脂肪を配置する層・位置・方向を考えます。

注入する場所と方向を確認する

当院は、デコルテの厚みを増やすことを主目的にせず、下乳・外乳・高さと新しいIMFをつくることを重視します。層状に広く配置することと、前方へ高さを出す設計は、同じではないと考えています。

従来掲載した修正例は、他院で4回・片胸830cc以上の注入を受けたとされ、当院で130ccを用いて形を再設計した個別の臨床経験です。この例だけで全患者さんや他院の成績を比較することはできません。

「通常の半分」という説明の背景

院長は、従来片胸300cc程度を用いていた時期から、3D注入法で210cc程度、その後の5Dで150cc程度でも形態をつくる方法を追求してきました。これらは技術の発展過程での臨床経験で、同条件の比較試験を示すものではありません。

『通常の半分の脂肪量でも』という説明は、この臨床経験を背景に、量に依存せず形をつくる考え方を伝えるものです。全員の採取量・注入量・結果が半分になるという意味ではありません。曲がったカニューレだけでなく、設計と操作が重要です。

量の競争ではなく、6か月後の体積と形態で評価する

当院では150〜160cc程度の注入を中心に計画していますが、固定の最適量ではありません。痩せ型や他院修正も、診察で採取可能量と受容部の状態を確認します。

追加手術を検討する際も、各回の経過を確認して再診断・再設計します。しこりなどのリスクや、採取部の負担がなくなるわけではありません。術後6か月の3D評価とサイズ保証の条件をご確認ください。

脂肪豊胸のご相談は

03-3567-9135 LINE 相談 WEB 予約

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック(東京都中央区銀座3-7-16 銀座NSビル4階/完全予約制)

カウンセリング予約受付中

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まず専門の医師にご相談ください。

初診料は税込5,500円、手術前の2回目以降のカウンセリングは税込3,300円です。脂肪豊胸の術後の経過観察の再診は何回でも無料です。
お一人おひとりのご希望に合わせて、無理のない治療プランをご提案します。

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この記事を監修したドクター

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長

坂内将佑貴

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴
1995 新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務
1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
2001 同上卒 医学博士取得
2007 大手美容外科グループ入職、分院長就任
2019 2019年に美容外科学会の豊胸部門シンポジウムにて、美乳をつくるのためには下乳の重要性を発表
2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任
BANNAI式オリジナル3D注入法による脂肪豊胸手術で、それ以降毎年300件以上の脂肪豊胸手術を担当
2023 BANNAI式オリジナル3D注入法を発展させ、5D注入法を現行術式として確立
2025 自然乳房3D解析を背景に、美乳ルール・乳房形態評価に関する学会発表。異なる人の乳房形態を比較した横断解析であり、同一人物の成長や術後変化を直接示すものではありません。
坂内将佑貴<
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