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コラム
脂肪豊胸で採取する脂肪の量はどのくらい?部位別の目安
2025年12月22日

当院では、通常は合計500〜600cc程度の採取脂肪量を目安としています。必要量には個人差がありますが、1,000cc以上の大量吸引を前提にしません。
- 採取量・注入量は手術の入力であり、仕上がりと一対一で対応するものではない
- 必要な量は、受容部の条件・皮膚・胸郭・左右差・採取可能量・目標形態によって患者さんごとに決まる
- 痩せ型でも必要最小量で乳房部フレームを形成でき、大きな目標には適量注入を安全に反復する
当院では、通常は合計500〜600cc程度の採取脂肪量を目安としています。必要量には個人差がありますが、1,000cc以上の大量吸引を前提にしません。
- 採取量・注入量は「入力」であって、仕上がりと一対一で対応するものではない
- 必要な量は、受容部の条件・皮膚・胸郭・左右差・採取可能量・目標形態によって患者さんごとに決まる
- 注入量だけでカップ数を換算することはできない
- 痩せ型の方でも、必要最小量で乳房部フレームを形成する方法がある
- 大きな目標には、適量注入を安全に反復し、各回で再診断・再設計する
「何cc採るのか」「何cc入れるのか」は、カウンセリングでよくいただくご質問です。数字で示されると分かりやすいため、どうしても量に関心が向きます。
ただ、採取量や注入量は手術の「入力」にあたるもので、それ自体が仕上がりを決めるわけではありません。この記事では、当院が採取量をどう考えているのか、部位ごとに何が違うのか、痩せ型の方はどう判断するのかを整理して解説します。
採取量は「入力」であって、仕上がりと一対一では対応しない
まず前提として押さえていただきたい点があります。
量を増やせば、その分だけ大きくなるわけではない
注入した脂肪は、周囲の組織から血流を受けられるようになって初めてそこに残ります。血流が届く範囲には限りがあるため、一度にたくさん注入しても、増やした分がそのまま残るわけではありません。
残らなかった脂肪は、時間をかけて吸収されていきます。吸収される過程で、しこりとして残ってしまうこともあります。量を増やすことには、こうした負担が伴います。
注入量だけでカップ数を換算することはできない
「何cc入れれば何カップ上がるか」という換算は、実際には成り立ちません。同じ量を入れても、もともとの胸の形、皮膚の伸びやすさ、胸郭の形、左右差によって見えかたは大きく変わります。
当院では、術後6か月の下乳+8mm、乳房横径+4mm、乳房部体積+60mL、TU差+2.5cmを、1カップ相当のサイズ保証判定指標としています。体積だけでなく、形態の変化とあわせて評価するという考え方です。
最終的な成果は「形」です
注入量は入力、術後6か月の残存体積は中間評価、そして下乳・乳房横径・高さ・乳房下溝(IMF)の形態変化が最終的な成果です。当院の3D解析では、術後6か月の残存体積は平均50mL台、平均残存率は約30%でした。
この数字だけを見ると少なく感じられるかもしれませんが、残った体積をどこにどう配置するかで、見た目の変化は大きく変わります。量そのものを成果とはしていません。
当院の採取量の目安
通常は合計500〜600cc程度
当院では、通常は合計500〜600cc程度の採取脂肪量を目安としています。必要量には個人差がありますが、1,000cc以上の大量吸引を前提にしません。
採取した脂肪は、そのまま全量を注入できるわけではありません。血液や水分、不純物を取り除く工程を経るため、実際に注入に使える量は採取量より少なくなります。この点も含めて採取量を計画します。
1,000cc以上の大量吸引を前提にしない理由
採取量が増えるほど、体への負担は大きくなります。吸引する範囲が広がれば、術後の痛みや腫れ、内出血の範囲も広がります。採取部位の凸凹といったリスクも上がります。
そして前述のとおり、たくさん採って、たくさん入れれば大きくなるという関係にはありません。負担だけが増えて成果が伴わないという状況を避けるため、必要量を見極めたうえで計画します。
必要な量は何で決まるか
採取量は、次の要素をふまえて患者さんごとに決まります。
- 受容部(胸)がどれだけの量を受け入れられるか
- 皮膚の伸びやすさ
- 胸郭の形
- もともとの左右差
- 採取できる部位と、そこにある脂肪の量
- 目標とする形態
これらは実際に体型を拝見し、3Dスキャナーで計測しないと判断できません。数字だけを先に決めて、それに合わせて手術するという進め方はしていません。
部位ごとの特徴
どこから採取するかによって、採れる量も術後の見えかたも変わります。
太もも
採取量を確保しやすく、脚のラインも同時に整えやすい部位です。内側と外側では脂肪の質も、術後の見た目の変化も異なります。ご希望に応じて使い分けます。詳しくは脂肪豊胸で太ももから脂肪を取るメリット・デメリットもご覧ください。
お腹
採取できる量が多く、選ばれやすい部位です。ウエストの変化も感じやすくなります。ただし過去に開腹手術や帝王切開を受けている場合は、傷の状態によって判断が変わります。
腰・背中
後ろ姿の印象が変わりやすい部位です。ただし細身の方では、ここから十分な量を確保できないことがあります。
二の腕
採取できる量は限られます。腕を細くする効果を主目的にするというより、他の部位と組み合わせて量を確保する際の選択肢になります。
複数の部位から採取する場合
一か所で足りない場合は、複数の部位から少しずつ採取します。一か所に負担を集中させないという意味では、むしろ体に優しい方法になることもあります。
ただし部位が増えると、麻酔・マーキング・吸引の工程がそれぞれ追加されるため、手術時間は長くなります。
痩せ型の方の場合
「脂肪が少ないので受けられないのでは」というご相談は多くいただきます。
必要最小量で乳房部フレームを形成する
当院では、脂肪を一塊に注入して大きくするのではなく、250cc程度のシリコンバッグが入ったような大きさと形を、適量の脂肪を分散注入することによってつくる方法をとっています。注入する層と方向を細かく分けて配置していくため、5D注入法と呼んでいます。
量でボリュームを出すのではなく、どこにどう配置するかで形をつくるという考え方です。そのため、採取できる量が限られている方ほど、この設計が結果を左右します。
それでも足りない場合の考え方
目標が大きい場合、1回で無理に入れようとはしません。適量注入を安全に反復し、各回で変化した乳房を再診断・再設計します。1回目で胸の状態が変われば、2回目に受け入れられる量も配置も変わるためです。
無理に1回で入れて、しこりや形の崩れが起きるほうが、結果的に遠回りになります。
実際に受けられるかどうかは診察で
採取できる量は、体重やBMIだけでは判断できません。同じ体型でも脂肪のつきかたには個人差があり、触診しないと分からない部分があります。他院で難しいと言われた方も、一度ご相談ください。
採取量と注入量の関係
採取した脂肪がそのまま注入されるわけではない
採取した脂肪には、血液や水分、線維組織などが混ざっています。これらを取り除く処理を行うため、注入に使える量は採取量より少なくなります。
「600cc採ったから600cc入る」という計算にはなりません。カウンセリングで採取量の話が出たときは、それが採取量なのか注入量なのかを確認していただくと、比較がしやすくなります。
左右で必要な量が違うことがあります
もともと左右差がある方は少なくありません。同じ量を左右に入れると、かえって差が目立つことがあります。当院では3Dスキャナーで計測したうえで、左右それぞれの配置を設計します。
リスク・副作用について
脂肪豊胸は外科手術であり、以下のような症状やリスクがあります。
- 術後の腫れ、内出血、痛み、皮下のつっぱり感
- 注入した脂肪の一部が吸収され、想定したボリュームにならない可能性
- しこり(硬結)、石灰化、左右差が生じる可能性
- 感染、血腫などの合併症
- 脂肪を採取した部位の凸凹、色素沈着、傷あと、感覚の鈍さ
- 再手術や追加の処置が必要になる場合がある
症状の出かたや経過には個人差があります。気になる症状があるときは、自己判断せず当院にご連絡ください。
なお、脂肪豊胸は公的医療保険が適用されない自由診療です。費用は全額自己負担となり、国が定める医薬品副作用被害救済制度の対象にもなりません。
当院の脂肪豊胸について
3Dスキャナーによる計測
診察では3Dスキャナーでバストを計測し、体型に合わせた注入の設計に用いています。計測データは当院のサイズ保証にも利用しています。
サイズ保証
当院では、術後の仕上がりについてサイズ保証を設けています。判定には、術後6か月の下乳+8mm、乳房横径+4mm、乳房部体積+60mL、TU差+2.5cmという指標を用いています。内容と条件はカウンセリングでご説明します。
量ではなく設計で結果を出す
当院は、注入量そのものを成果とはしていません。片胸250ccを超える大量注入に成果を依存せず、必要に応じて適量注入を安全に反復します。「たくさん入れられます」ということを売りにはしていません。
料金について
費用は施術内容によって異なります。採取部位の数や注入量によって変わる部分があるため、カウンセリングで体型を拝見したうえでお見積もりをお出しします。
費用の内訳と、追加でかかる可能性のある項目についても、その場でご説明します。
よくある質問
何cc採れば1カップ上がりますか
採取量や注入量だけでカップ数を換算することはできません。当院では術後6か月の4つの指標で1カップ相当を判定しています。ご自身の場合にどのくらいを目安に考えればよいかは、診察でお伝えします。
たくさん採ってもらったほうがお得ではないですか
採取量が増えれば体への負担も増えます。そして、たくさん入れれば大きくなるという関係にはありません。必要な量を見極めることのほうが、結果につながります。
採取した脂肪は保存できますか
保存の可否や条件については、施術内容によって扱いが異なります。カウンセリングでご確認ください。
BMIが低くても受けられますか
数値だけでは判断できません。実際に体型を拝見し、採取できる部位と量を確認したうえでお答えします。
吸引した部位はへこみませんか
採取する量と範囲を計画したうえで行いますが、凸凹や左右差が生じる可能性はあります。術後の圧迫やケアも仕上がりに影響しますので、指示に沿って過ごしていただきます。
まとめ
採取量は手術の入力であって、それ自体が成果ではありません。当院では通常、合計500〜600cc程度を目安とし、1,000cc以上の大量吸引を前提にしていません。
- 必要な量は、受容部の条件・皮膚・胸郭・左右差・採取可能量・目標形態によって決まる
- 注入量だけでカップ数を換算することはできない
- 痩せ型の方でも、必要最小量で乳房部フレームを形成する方法がある
- 大きな目標には、適量注入を安全に反復し、各回で再診断・再設計する
「何cc入れられるか」ではなく、「どういう形を目指すか」からご相談いただければと思います。カウンセリングでお聞かせください。
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BANNAI美容クリニックでは、カウンセリング料は無料です。
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銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠(将佑貴)
医学博士/美容外科専門医
新潟大学医学部附属病院 外科勤務
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
BANNAI式オリジナル3D注入法による脂肪豊胸手術で、それ以降毎年300件以上の脂肪豊胸手術を担当
そのエビデンスを活かした美乳をつくる脂肪豊胸手術を少ない脂肪でも行ない、一部からはゴットハンドと呼ばれている。







