COLUMN
コラム
MTFのための豊胸手術について
2023年4月9日

当院では、MTFであることを理由にシリコンバッグ豊胸を第一選択とはしません。脂肪豊胸をご希望の方には、診察で胸の状態や採取できる脂肪を確認し、5D注入法による対応を検討します。
- 脂肪豊胸をご希望の場合は、5D注入法による対応を検討する
- 胸郭・皮膚・採取できる脂肪と希望する形を確認し、治療計画や必要な回数を個別に相談する
- 掲載している過去の3D注入法の症例は、現在の5D注入法の成績とは区別して確認する
※ 本記事は2023年4月に公開したものです。文中の術式名は当時のものです。
現在の術式について:本文中の「BANNAI式オリジナル3D注入法/3D注入法」は、執筆当時の術式の名称です。現在の脂肪豊胸3.0・5D注入法の考え方は、Projection Centerと形態設計の解説をご確認ください。本文の過去の症例を、現行の5D注入法の成績として示すものではありません。
MTFの豊胸術に必要な条件とは?
MTFの方の豊胸の相談も昔からチラホラとあり、条件が合えば当院でも承っていますが・・・。
当院は脂肪豊胸専門クリニックですが、果たしてMTFの方の豊胸はシリコンバック豊胸、脂肪豊胸のどちらの豊胸術がいいのか?
もし脂肪豊胸を希望するなら、どのような注意が必要か?
などについて、今回は解説してみようと思います。
MTFの方も、ご希望に応じて5D注入法による脂肪豊胸を検討します
当院では、MTFであることを理由にシリコンバッグ豊胸を第一選択とする方針はありません。脂肪豊胸をご希望の方には、現在の5D注入法による対応を検討します。診察で胸の状態や採取できる脂肪、ご希望の形を確認し、治療計画をご相談します。
術式を検討する際には、それぞれの特徴と将来の管理も確認します。シリコンバッグは生涯使用できることが保証された器具ではなく、抜去や入れ替えなどの追加手術が必要になる場合があります。ただし、交換時期が一律に10年と決まっているわけではありません(参考:FDAの患者向け説明)。
脂肪豊胸をご希望の場合に、診察で確認するポイントを説明します。
MTFの豊胸時に気をつけること① 注入エリアが広範囲
男性の乳腺は、通常乳輪より小さいのが普通です。そこから谷間や下乳、外乳まで乳腺が発達した様に乳房の直径を大きくしないといけません!
なんとなーく脂肪を注入して、なんとなーく膨らんだバストで満足するのならいいですが、これでは殆ど自己満足の世界で、しっかりとした変化はわからないですよね…。
胸郭の幅や、谷間・下乳・外乳をどこまで形成するかによって、形を整える範囲は変わります。注入量だけで判断せず、ご希望と胸の状態に合わせた形態設計を行います。
現在の5D注入法では、脂肪の量だけでなく、バージスラインや高さを含めて形を設計します。具体的な考え方は、Projection Centerと形態設計の解説をご確認ください。
これはビブラなどの体外式の皮膚拡張器を使用しても変わりません。あれは皮膚の硬さをカバーするものですし。
乳房の発達やホルモン療法の状況には個人差があります。シリコンバッグでなければ対応できないと一律に判断せず、脂肪豊胸のご希望を伺い、診察で適応を検討します。
手術歴やホルモン療法の有無だけで適応を決めるのではなく、現在の乳房・皮膚・皮下脂肪の状態を確認します。
必要な手術回数は、現在の胸の状態と目指す形によって異なります。以下は、過去に2回の脂肪豊胸を行った症例です。
ちなみに写真は性転換手術後の方に脂肪豊胸手術を2回したケースです。
下乳の長さも術前5.5cm前後はありますが(日本人女性の平均くらいはあります)、やはり胸郭が広いので谷間の距離は8.7cmもありました。
これを2回で1.2cmまで縮めましたから、結構いい感じに仕上がりました!
乳房の直径も10.4cmから15.8cmですから、脂肪豊胸手術としては、かなり大きくなったのではないでしょうか?
MTFの豊胸時に気をつけること② 皮膚が厚くて硬い
脂肪という柔らかい組織で、それよりもずっと硬い皮膚を持ち上げて丸みを出そうとするわけですから、通常の脂肪豊胸手術では①のこともあってうまく膨らんできません。
これはビブラなどの体外式皮膚拡張器を使っても焼け石に水ですね。しないよりはいいかな?という程度です。
ところが、これも究極の解決方法があります!
それがBANNAI式オリジナル3D注入法で手術をすることで、ビブラとか使わなくても高さをだすと同時にバージスラインも従来よりかなりくっきりと作ることが出来ます!
写真はBANNAI式オリジナル3D注入法でバージスライン(外乳〜下乳〜谷間)を作り直し、直径で3cm(4カップ相当)大きくしたケースです。
MTFの豊胸時に気をつけること③ 皮下脂肪が少ない
脂肪豊胸では、移植する脂肪をどこから、どの程度採取できるかも確認します。
採取できる皮下脂肪の量や分布には個人差があります。
診察で採取部位の状態を確認し、ご希望の仕上がりに合わせて治療計画を検討します。
写真は、当時のBANNAI式オリジナル3D注入法で2回脂肪豊胸を行った症例です。現在の5D注入法の成績として示すものではありません。
このくらいの変化が出せれば、満足度はグッと高くなりシリコンバックに引けを取りません!
MTFの豊胸術について 結論
MTFの場合、
①脂肪注入の領域が広くなること
②皮膚が厚く硬いので伸びにくいこと
③十分な皮下脂肪が取れない可能性があること
といった点を個別に確認します。当院では、MTFの方にシリコンバッグ豊胸を一律に優先する方針はありません。
脂肪豊胸をご希望の場合は、5D注入法による対応を検討します。実現したい形と診察所見をもとに、対応できる範囲や必要な回数をご説明します。仕上がりには個人差があります。
この脂肪注入の技術は、脂肪豊胸手術では最難度と言っても過言ではなく、写真の様な ”管状乳房” のように全く下乳がないケースで通常のバストのように作る技術と共通しています。(自分が執刀したケースです)
このようなビフォーアフターは、注入技術が問われるケースだと当院は考えています。
やっぱり脂肪豊胸ならBANNAIで決まりだなー!
カウンセリング予約受付中
お悩みやご不安は、
まず専門の医師にご相談ください。
初診料は税込5,500円、手術前の2回目以降のカウンセリングは税込3,300円です。脂肪豊胸の術後の経過観察の再診は何回でも無料です。
お一人おひとりのご希望に合わせて、無理のない治療プランをご提案します。
24時間オンラインで予約受付中/銀座駅1分・銀座一丁目駅3分・東銀座駅3分
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内将佑貴
医学博士/美容外科専門医
新潟大学医学部附属病院 外科勤務
BANNAI式オリジナル3D注入法による脂肪豊胸手術で、それ以降毎年300件以上の脂肪豊胸手術を担当











