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脂肪豊胸で「高さ」をつくるとは?下乳・デコルテ・谷間を決めるProjection Center

谷間を作るのではない。谷間ができる乳房を作る。

デコルテを盛るのではない。乳房そのものを大きく、立体的につくる。

「デコルテをふっくらさせたい」「深い谷間がほしい」。脂肪豊胸でとても多い希望です。では、デコルテがほしいから上に脂肪を入れ、谷間がほしいから内側に脂肪を入れれば、美しい乳房になるのでしょうか。

BANNAIでは、そう単純には考えません。欲しい見え方を直接入れてつくるのではなく、その見え方を生み出せる乳房そのものをつくることを重視します。

欲しい場所を直接盛るのではなく、欲しい見え方が生まれる構造をつくる。

1|寄せ上げブラを考えると、脂肪豊胸の形態設計がわかりやすい

寄せ上げブラで谷間やデコルテを作るとき、谷間そのものや鎖骨の下にパッドを置いているわけではありませんよね? 多くの寄せ上げブラは、乳房の下側〜外側から支え、持ち上げ、内側へ寄せることで見え方を変えます。

自然に大きな乳房では、このようにパッドでボリュームを足さなくても、乳房そのものに十分な立体感とボリュームがあるため、パッドなしでも寄せたときに谷間や上胸部のふくらみを作りやすくなります。

脂肪豊胸でも、BANNAIが重視する考え方はよく似ています。自分の脂肪で、寄せ上げブラのパッドに相当する「下乳と外乳のボリューム」をつくる。

寄せ上げブラが下と外から胸を支えるように、脂肪豊胸でも自分の脂肪で下乳・外乳をつくる。

「パッドなしでも下と外にボリュームのある乳房へ。」これが、BANNAIが患者さんに伝えたいイメージです。ブラを外した状態で無理に谷間やデコルテを固定してつくるのではなく、まず乳房そのものをつくり、必要なときに寄せて谷間やデコルテを作れる形を目指します。

2|どこを前に出すかで、バストの見え方は変わる

Tシャツの上からでも簡単に試せます。胸のどこを前方へ引っ張るかを変えると、乳頭の向きや正面から見た大きさの印象まで変わります。BANNAIでは、この「どこを主に前へ出すか」をProjection Centerという考え方で整理しています。

A/B/C/DのProjection Centerの位置を示した術前の正面写真(イメージ)

画像について:当院で治療を受ける前(術前)に撮影した正面写真に、A/B/C/Dの位置を示す文字を当院で書き加えた表示です。A/B/C/Dの位置関係を説明するためのイメージで、治療結果を示すものではありません。Web掲載の同意を得ています。

図1|A/B/C/DのProjection Center。A=上(デコルテ側)、B=外乳側、C=内側(谷間側)、D=下乳側。図は設計概念を理解するための模式図。

位置前へ出したときの見え方乳頭・正面像への影響BANNAIでの位置づけ
A|デコルテ側上胸部がふっくら・厚く見えやすい乳頭が相対的に下向きに見え、下垂した印象になりやすい必要な上胸部補正には使うが、通常は主中心にしない
B|外乳側乳房の横幅・フレームが出る中央を埋めなくても正面から大きく見えやすい主に重視する方向の一つ
C|谷間側内側が埋まり、安静時は近く見えやすい乳頭が外向きになり、離れ乳に見えやすい通常は主中心にしない
D|下乳側下乳と下極の丸みが出る正面から大きく見え、乳頭が上向きに見えやすい主に重視する方向の一つ

どこを主に前へ出すかによって、乳頭の向きが相対的にどう見えるかを考えるBANNAIの設計概念を、Nipple Vectorと呼びます。

AとCは「見せたい場所」。BとDは「その見え方を生み出す乳房の土台」。

BANNAIでは、通常の豊胸でAやCを主たるProjection Centerにするのではなく、B(外乳)とD(下乳)を中心に乳房本体を立体化する設計を重視します。AやCへの注入そのものを否定するわけではありません。上胸部の陥凹や左右差など、直接補正が必要な症例では個別に使います。

3|自然に大きな乳房は、実際にどこが大きいのか

Natural Breast Reference|未手術594例の院内3D解析

BANNAIでは、豊胸手術歴のない女性594例の術前3Dデータを用いて、乳房の大きさと形態の関係を解析しています。トップ−アンダー差が2.5cm大きい、いわゆる1カップ相当の差では、右側解析で次の関係がみられました。

指標1カップ相当の観察差
トップ−アンダー差+2.5 cm
乳房部体積+59.6 mL
下乳(N-IMF:乳頭から乳房下溝までの表面距離)+0.8 cm
乳房幅(外乳)+0.4 cm
外乳・下乳・高さ・バージスラインの4つの形態要素を示した3D重ね合わせ図

画像について:当院で脂肪豊胸を1回行った同一患者の、術前・術後の3D画像を重ね合わせ、説明のために矢印・部位名(外乳・下乳・高さ・バージスライン)・乳頭部の円形マスクを当院で書き加えた加工図です。乳房の形態そのものの変形やレタッチはしていません。矢印は方向を示す説明で、定量値ではありません。上胸部(デコルテ)への直接の脂肪注入は行っていません。本画像は、同一症例の術前・術後の3Dデータを重ね合わせ、形態変化と、外乳・下乳・高さ・バージスラインの4要素の位置関係を説明する表示です。治療結果には個人差があります。Web掲載の同意を得ています。

自由診療|治療内容:ご自身の脂肪を採取・処理し、乳房へ注入する脂肪豊胸(5D注入法)。費用:脂肪豊胸セットメニュー モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円/通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円(初診料・血液検査代・圧迫下着代は別途。詳細は本ページ下部)。主なリスク・副作用:定着量の個人差、腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死・オイルシスト・しこり、石灰化、左右差、脂肪採取部の腫れ・凹凸など(詳細は本ページ下部)。

参考図|乳房の形を構成する4つの形態要素。BANNAIでは、乳房の大きさを体積だけでなく、外乳・下乳・高さ・バージスラインの立体的な組み合わせとして評価します。

一方、乳房が大きいほど左右乳房間距離が明らかに短くなる傾向は認めませんでした。

自然乳房が大きくなることと、安静時の谷間が狭くなることは同じではありません。

このデータは「AやCが悪い」ことを証明するものではありません。また美しさの唯一の正解を決めるものでもありません。未手術乳房の大きさの違いに伴って、下乳と乳房幅がどう変化していたかを示す観察データです。

4|実際の症例では、「正面」と「側面」をセットで見る

主図2|正面:下乳と外乳がどう変わったか

同一症例の正面比較。下乳の表面距離と乳房幅の計測線。左:当院修正前、右:2026年5月11日

画像について:図3の側面画像と同じ患者さんの正面の3D画像2枚を並べ、下乳の表面距離・乳房幅・乳房間距離などの計測線と数値、乳頭部の円形マスクを当院で書き加えた表示です。左:当院修正前(他院で脂肪豊胸4回、ほかにシリコンバッグ挿入・抜去 各1回の既往)。右:2026年5月11日(2026年2月2日のデコルテ脂肪吸引・追加注入から約3か月後)。当院では、2022年6月3日に脂肪注入による修正(右144cc・左153cc)を行いました。その後、2023年3月1日(右40cc・左48cc)と2026年2月2日(右6cc・左16cc)に、バージスラインを下げた際に残った元の乳房下溝の痕跡に対し、追加の脂肪注入を行いました。2026年2月2日には、デコルテの脂肪吸引(右140cc・左160cc)も行っています。本画像は、同一症例における治療前後の形態変化を示す比較画像です。図中の計測値は、この症例の各時点のVECTRA 3Dデータ上でランドマークを設定して計測した値です。右画像は初回修正のみの結果ではなく、上記の複数回の処置を含む経過です。治療結果には個人差があります。Web掲載の同意を得ています。

自由診療|治療内容:ご自身の脂肪を採取・処理し、乳房へ注入する脂肪豊胸(5D注入法)。費用:脂肪豊胸セットメニュー モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円/通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円(初診料・血液検査代・圧迫下着代は別途。詳細は本ページ下部)。主なリスク・副作用:定着量の個人差、腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死・オイルシスト・しこり、石灰化、左右差、脂肪採取部の腫れ・凹凸など(詳細は本ページ下部)。

本症例の費用:2026年2月2日に行ったデコルテ脂肪吸引・麻酔・脂肪注入の総額は969,430円です。2022年6月3日の修正と2023年3月1日の追加注入の費用は含まず、2022年からの治療全体の累計額ではありません。上記の脂肪豊胸セットメニューの価格帯は当院の現行価格です。デコルテ脂肪吸引の主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、拘縮、色素沈着、凹凸、一時的な硬さ、感染、傷跡など。麻酔に伴い吐き気・嘔吐・頭痛等が生じることがあります。

図2|同一症例の正面比較。下乳の表面距離と乳房幅(外乳)を計測し、乳房本体のフレーム変化を見る。

この症例では、下乳の表面距離は左右それぞれ7.7→9.9cm、6.5→9.8cm、乳房幅は14.2→15.8cm、12.3→15.8cmへ変化しています。一方、中央の乳房間距離は2.0→1.7cmで、大きな短縮を主目的にしていません。

中央を直接埋めなくても、下乳と外乳という乳房本体のフレームが広がることで、正面から見た乳房の大きさは変わります。

主図3|側面:どこが前へ出たか

同一患者の側面3D画像。左:当院修正前(他院で脂肪豊胸4回後)。右:当院での修正と追加処置の後(2026年5月11日)。Projection Centerの位置関係を側面から説明するための比較。

画像について:同一患者の側面を3Dスキャナー(VECTRA)で撮影した画像2枚を並べた表示です。並べる際に2枚を同じ倍率で拡大し、それぞれの端を切り落として画像の間隔を詰めています(形の加工やレタッチはしていません)。左:当院修正前(他院で脂肪豊胸4回、ほかにシリコンバッグ挿入・抜去 各1回の既往)。右:2026年5月11日(2026年2月2日のデコルテ脂肪吸引・追加注入から約3か月後)。当院では、2022年6月3日に脂肪注入による修正(右144cc・左153cc)を行いました。その後、2023年3月1日(右40cc・左48cc)と2026年2月2日(右6cc・左16cc)に、バージスラインを下げた際に残った元の乳房下溝の痕跡に対し、追加の脂肪注入を行いました。2026年2月2日には、デコルテの脂肪吸引(右140cc・左160cc)も行っています。右の画像は、初回の修正だけの結果ではありません。本画像は、同一症例における治療前後の実際の形態変化を示す比較画像です。この比較を用いて、Projection Centerの位置関係を説明しています。治療結果には個人差があります。Web掲載の同意を得ています。

自由診療|治療内容:ご自身の脂肪を採取・処理し、乳房へ注入する脂肪豊胸(5D注入法)。費用:脂肪豊胸セットメニュー モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円/通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円(初診料・血液検査代・圧迫下着代は別途。詳細は本ページ下部)。主なリスク・副作用:定着量の個人差、腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死・オイルシスト・しこり、石灰化、左右差、脂肪採取部の腫れ・凹凸など(詳細は本ページ下部)。

本症例の費用:2026年2月2日に行ったデコルテ脂肪吸引・麻酔・脂肪注入の総額は969,430円です。2022年6月3日の修正と2023年3月1日の追加注入の費用は含まず、2022年からの治療全体の累計額ではありません。上記の脂肪豊胸セットメニューの価格帯は当院の現行価格です。デコルテ脂肪吸引の主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、拘縮、色素沈着、凹凸、一時的な硬さ、感染、傷跡など。麻酔に伴い吐き気・嘔吐・頭痛等が生じることがあります。

図3|同一症例の側面3D比較。上胸部だけではなく、乳房本体、とくに下乳側の前方への高さ・前への出方(projection)が形成された形態を確認する。左=当院修正前(他院で脂肪豊胸4回、ほかにシリコンバッグ挿入・抜去 各1回の既往)、右=2026年5月11日(2026年2月2日のデコルテ脂肪吸引・追加注入から約3か月後)。

正面では「どこまで乳房が広がったか」。側面では「どこが前へ出たか」。

この二つをセットで見ることで、Before/After写真の印象だけではなく、乳房そのものがどの方向へ形態変化したのかを評価できます。

5|これがProjection Centerです

Projection Center=乳房のどこを「主に前へ出すか」

脂肪豊胸では、注入量だけでなく、どの領域を主に前方へ立ち上げるかで完成形が変わります。BANNAIでは、この形態設計上の主中心をProjection Centerと呼びます。

BANNAIでは通常、下乳中央を主なProjection Centerとし、外乳のフレームを組み合わせて、乳房そのものを大きく立体的に見せる設計を重視します。

どこに脂肪を入れたかより、どこを一番前に出したか。

同一症例の正面比較。左:1回目の脂肪豊胸の前、右:脂肪豊胸を5回行った後

画像について:下の3D等高線と同じ患者さんの正面写真2枚を並べた表示です。左:1回目の脂肪豊胸の前。右:脂肪豊胸を5回行った後のフォロー時。当院の治療は、2022年8月から2025年2月までに行った脂肪豊胸5回です。本画像は、同一症例における治療前後の実際の形態変化を示す比較画像です。この比較を用いて、下乳中央の高さの位置(Projection Center)を説明しています。治療結果には個人差があります。Web掲載の同意を得ています。

自由診療|治療内容:ご自身の脂肪を採取・処理し、乳房へ注入する脂肪豊胸(5D注入法)。費用:脂肪豊胸セットメニュー モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円/通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円(初診料・血液検査代・圧迫下着代は別途。詳細は本ページ下部)。主なリスク・副作用:定着量の個人差、腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死・オイルシスト・しこり、石灰化、左右差、脂肪採取部の腫れ・凹凸など(詳細は本ページ下部)。

※上記は当院の現行の脂肪豊胸セットメニューの価格帯です。複数回手術を行う場合の総額は、選択するプラン・保証条件・追加治療等により異なります。本症例で行った5回分の実際の総額を示すものではありません。

脂肪豊胸を5回行った後のフォロー時に撮影した1時点の3D形態分布(等高線と色で、同一時点を3方向から表示)

画像について:上の正面写真と同じ患者さんの、脂肪豊胸を5回行った後のフォロー時に撮影した1時点の3Dデータ(VECTRA)を、等高線と色で3方向から表示したものです。元画面の色の凡例は表示していません。色と線は形の分布を見やすくするための表示で、術前との比較や数値の比較には用いません。当院の治療は、2022年8月から2025年2月までに行った脂肪豊胸5回です。本画像は、上の比較画像と同じ症例の、脂肪豊胸5回後の実際の形態を3Dで示した表示です。色分けは、前方への高さ(projection)の分布を示しています。この症例では高い領域が下乳側にあります。この図はProjection Centerそのものを示すものではありません。Projection Centerは、BANNAI美容クリニックが形態設計を説明する際に用いる別の概念です。治療結果には個人差があります。Web掲載の同意を得ています。

自由診療|治療内容:ご自身の脂肪を採取・処理し、乳房へ注入する脂肪豊胸(5D注入法)。費用:脂肪豊胸セットメニュー モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円/通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円(初診料・血液検査代・圧迫下着代は別途。詳細は本ページ下部)。主なリスク・副作用:定着量の個人差、腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死・オイルシスト・しこり、石灰化、左右差、脂肪採取部の腫れ・凹凸など(詳細は本ページ下部)。

※上記は当院の現行の脂肪豊胸セットメニューの価格帯です。複数回手術を行う場合の総額は、選択するプラン・保証条件・追加治療等により異なります。本症例で行った5回分の実際の総額を示すものではありません。

図4|同一症例の術前と5回後の比較、および3D等高線。水色の領域は前方への高さ(projection)が最も大きい部分を示します。この症例では、前方への高さ(projection)が大きい領域が乳頭より下方の下乳側に分布しています。この図はprojectionの分布を示すものであり、Projection Centerそのものを示すものではありません。BANNAI美容クリニックがProjection Centerの考え方を説明する際の参考として用いています。

6|下乳は「長くする」だけでは足りない

1D → 2D → 3Dで考える

1D|N-IMF distance:乳頭からバージスラインまでの「長さ」。

2D|Lower-pole expansion:N-IMFが伸び、下乳として使える「面」が広がった状態。

3D|Lower-pole formation:さらに下乳中央そのものが前へ出て、下極の丸み、重心、バージスラインへの連続性まで成立した状態。

下乳を下へ広げることと、下乳を前へ出すことは同じではありません。

7|谷間は「作っておく」ではなく、「寄せたときに生まれる」

「寄せたときにできる谷間」= Dynamic Cleavage

裸で立っているときに左右の乳房が近いことと、ブラや手で寄せたときに深い谷間ができることは別です。Natural Breast Referenceでも、乳房が大きいほど安静時の左右距離が短くなる明らかな傾向はみられませんでした。

一方、下乳・外乳があり、乳房そのものに高さとボリュームがあると、中央へ寄せたときに二つの立体の間へ深い谷を作りやすくなります。BANNAIでは、この谷間を「寄せたときにできる谷間(Dynamic Cleavage)」と呼んでいます。

裸では自然な乳房。寄せたときには深い谷間。

つまり、谷間へ脂肪を入れて「谷間を固定する」のではなく、寄せたときに谷間ができる乳房そのものを作る、という考え方です。

8|デコルテも「直接盛る」だけが方法ではない

デコルテのふくらみは魅力の一つです。しかし、BANNAIでは通常、上胸部を主なvolume centerにすることと、乳房本体を大きく立体化することを分けて考えます。

下乳・外乳を含む乳房本体に十分なボリュームとprojectionができれば、ブラで持ち上げたときや衣服を着たとき、上胸部のふくらみも作りやすくなります。自然に大きな乳房で、パッドがなくてもデコルテがつくれるのと同じ「見え方の考え方」です。

もちろん、もともとの上胸部の凹みが強い、左右差がある、バッグ上縁の段差があるなど、A領域を直接補正した方がよい症例ではデコルテへの注入を検討します。

デコルテを否定するのではなく、「主役」と「補助」を分ける。

9|形を決めたら、その方向へ脂肪を配置する

出したい方向と、スペースを作る方向・脂肪を配置する方向をそろえる考え方(Projection Vector Concordance)→ 5D注入法

前へ出したい場所を決めても、脂肪の配置方向がその目標と合っていなければ、狙ったprojectionは作りにくくなります。BANNAIでは、出したい方向=スペースをつくる方向=脂肪を配置する方向をできるだけ一致させます。

リスクを高めかねない大量注入で大きさや形を押し出すのではなく、適量の脂肪を狙った形へ変換する。その実装技術が5D注入法です。

脂肪豊胸3.0=形をどう設計するか。5D注入法=その設計をどう手術で実装するか。

10|修正症例でも、「どこへ足すか」より「どこを前に出すか」

修正症例におけるProjection Centerの再設計

脂肪豊胸後に「デコルテが足りない」「谷間が足りない」と感じても、その場所へ脂肪を追加するだけで解決するとは限りません。

BANNAIでは、A/B/C/Dのどこが主なProjection Centerになっているか、下乳・外乳のフレームができているか、乳頭方向がどう見えているかをまとめて評価します。必要なら、局所的な追加ではなく乳房部フレーム全体を再設計します。

形を設計できるから、形を修正できる。

BANNAIのProjection Centerを一文でいうと

谷間やデコルテという「見せたい場所」を直接盛るのではなく、下乳と外乳という乳房本体の土台をつくり、寄せたときに谷間とデコルテが生まれる乳房を設計する。

寄せ上げブラが下と外から乳房を支えるように、BANNAIでは自分の脂肪で下乳・外乳をつくる。どこに脂肪を足したかではなく、どこを一番前に出したか。その違いが、乳頭の向き、正面からの大きさ、下乳の丸み、谷間やデコルテの見え方まで変えると考えています。

FAQ

Q1. 「自分の脂肪で寄せ上げブラのパッド不要」という意味ですか?

イメージとしては近いですが、全員がブラやパッドを不要にできるという保証ではありません。目標は、下乳・外乳に乳房そのもののボリュームをつくり、パッドで足していた部分への依存を減らしやすい形をつくることです。ブラの用途や好み、元の乳房形態によって必要性は異なります。

Q2. 谷間が欲しいなら、Cに脂肪を入れた方が早くないですか?

内側を埋めれば安静時に近く見えることはあります。ただしBANNAIでは、Cを主たるProjection Centerにすると乳頭が外向きに見えやすく、乳房本体の立体感とは別の変化になると考えています。まずB・Dで乳房そのもののフレームと高さをつくり、寄せたときに谷間ができる形を重視します。

Q3. デコルテが欲しいなら、Aに脂肪を入れないのですか?

必要な症例では入れます。ただし通常の豊胸でAを主なvolume centerにすることと、上胸部の凹みなどを補助的に補正することは分けて考えます。

Q4. BとDだけなら、裸では谷間もデコルテも弱いのでは?

安静時の谷間や上胸部のふくらみだけを完成目標にするわけではありません。自然に大きな乳房でも左右乳房間距離には個人差があります。乳房本体に下乳・外乳・高さがあれば、寄せたときに谷間を作りやすく、ブラや衣服の中で上胸部のボリュームも出しやすくなります。

Q5. BとDを重視する根拠は何ですか?

未手術594例の院内3D解析では、乳房サイズ差に伴って下乳と乳房幅(外乳)が大きくなる関係がみられました。またBANNAIの個別症例では、正面・側面3Dを用いて下乳、乳房幅、projectionの変化を確認しています。ただし、A/B/C/DそれぞれのProjection Centerが乳頭方向や美的評価に与える因果関係は、今後さらに研究で検証すべき課題です。

Q6. 「寄せたときにできる谷間(Dynamic Cleavage)」って何ですか?

難しく考える必要はありません。BANNAIがいう「寄せたときにできる谷間(Dynamic Cleavage)」は「裸で最初から固定されている谷間」ではなく、乳房そのものにボリュームと高さがあり、ブラや手で寄せたときにできる深い谷間のことです。患者向けには今後、「寄せたときにできる谷間」という日本語を基本表現にします。

Evidence status

Natural Breast Referenceは、豊胸手術歴のない594例の院内3D解析による観察データです。「Projection Center」「A/B/C/Dによる形態設計」「Nipple Vector」「寄せたときにできる谷間(Dynamic Cleavage)」「Projection Vector Concordance」は、BANNAIが臨床経験と3D形態評価をもとに体系化している設計概念です。『脂肪豊胸3.0』は、BANNAI美容クリニックが形態設計の考え方を説明するために用いている呼称です。

測定された事実、個別症例から得られるillustrative evidence、BANNAIの臨床設計概念、研究仮説を区別して表示します。Natural Breast Referenceは美しさの唯一の正解を決めるものではなく、患者さんの好みを制限するものでもありません。

2025年の定義済み対象手術群を起点にした実測成績は、2025年 脂肪豊胸の半年後成績|BANNAI Annual Outcome Reportで、追跡率・3D形態変化・欠測・解析条件とともに公開しています。

個別症例で形態変化を確認する場合は、脂肪豊胸 Evidence Cardsをご覧ください。特に他院脂肪豊胸後の再設計は、Evidence Card 03|他院4回後の修正で術前・224日評価・長期経過を分けて掲載しています。

自由診療に関する情報

治療内容

ご自身から採取した脂肪を処理し、乳房へ注入して乳房のボリュームや形態を改善する自由診療です。5D注入法は、乳房の形態を設計して脂肪を配置するためにBANNAI美容クリニックが用いている注入法です。

費用

公的医療保険は適用されません。脂肪豊胸セットメニューは、モニター価格 税込862,000円〜3,908,000円、通常価格 税込1,518,000円〜5,530,800円です。初診料 税込5,500円。血液検査代・圧迫下着代は別途です。最新料金は料金ページをご確認ください。

主なリスク・副作用

定着量の個人差、胸の腫れ・内出血・痛み、感染、傷跡、脂肪壊死、オイルシスト、硬結・しこり、石灰化、左右差などが生じる可能性があります。脂肪採取部には、腫れ・内出血・痛み・拘縮・色素沈着・凹凸などが生じる可能性があります。経過によっては、追加の検査・処置・再手術等が必要となる場合があります。麻酔に伴い、吐き気・嘔吐・頭痛などが生じることがあります。

脂肪豊胸の最新料金を確認する

治療内容についてのご質問・ご相談は、お問い合わせフォームから受け付けています。

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