COLUMN

〜医師監修〜脂肪豊胸に関するコラム

豊胸の傷ってどこに出来るの? (傷跡で豊胸がバレることはある?)

豊胸手術の種類によって、それぞれ場所や大きさが違います!

豊胸する時の傷って、どこに出来るか気になりますよね? もし、豊胸の傷跡が原因で他の人にバレたら嫌だし・・・。

一口に豊胸の傷といっても、豊胸手術の種類によって違いますので、それぞれについて傷が小さくバレにくい順に解説していきますね!

①ヒアルロン酸豊胸の場合

ヒアルロン酸豊胸の傷の位置
結論から言うと、傷跡としてはヒアルロン酸豊胸の傷跡が一番小さくて済むハズです。直径は2mmくらいかな?

場所は、①脇のしわに沿ってか、②バージスラインに一致してつくることが多いと思います。

①のメリットは傷跡が目立ちにくい、デコルテに注入しやすい。デメリットは下乳まで遠くて注入しにくいので、乳首が下を向きやすい。

②のメリットは下乳にボリュームを作りやすいので比較的綺麗な形に仕上げやすい。デメリットは①よりは傷が目立ちやすいことかな?

ただ太い注射針1ヶ所から注入するという感じですし、どちらもしわに一致して傷を作るので、よーく見ないと殆ど気づかれることはありません。

ただし!

2022年秋に、美容外科学会からヒアルロン酸豊胸は豊胸目的におすすめしない!(学会として中止勧告ですね。自己責任になりますよー)という発表がありましたし、自分もそう思います!

②脂肪豊胸の場合

脂肪豊胸の傷の位置
脂肪豊胸の傷跡の大きさは 4mm程度と、ヒアルロン酸豊胸の倍くらいの直径になります。

傷跡の場所は、①脇のしわに沿って、②乳輪に沿って、③乳房の外側のどれか(ただし②単独はない)、もしくは①+②や①+③から注入することが多いと思います。

①のメリットは、傷跡がバレにくい、デコルテに注入しやすいことが挙げられます。デメリットは乳首が下を向きやすい、下乳や外乳は作れない&バストの高さを出せないことです(乳房部ではなく胸部に注入するだけで終わり)。つまり、①だけからの注入では、丸くて綺麗なおっぱいは絶対に作れません!

②のメリットは、傷跡がばれにくい、①から届かない下乳に脂肪が注入できる。デメリットは下乳に届いても相が浅いのでアンダーの位置を作り変えることができない、外乳もつくれない、バストの高さを出せない、ことが挙げられます。(個人的には意味がない位置だと考えています)

③のメリットは下乳や外乳への操作をしやすいことですね。デメリットは、(傷跡がポツンとあるので)傷の治り方次第では目立たなくもない、くらいかなー?

また傷の大きさに関してですが、脂肪細胞はヒアルロン酸と違い、あまり細すぎるカニューレだと内腔を通過する際に内圧の上昇により死んでしまいますから定着できないですし、逆に内腔が2.4mm以上に大きいと脂肪の粒の内部が死んでしこりのリスクが上がるので、脂肪豊胸に使用するカニューレの太さは、”太すぎず細すぎず”というのが大事になります!

ちなみに当院のカニューレは、内径2mm外径3mmのカニューレを使用していますから、傷はそれより一回り大きい4mm程度になります。

このサイズは、よーく見ると傷がわかりますが、それ程目立って傷が原因でバレる心配はないですね。

③シリコンバック豊胸の場合

シリコンバック豊胸の傷の位置
シリコンバック豊胸の場合の傷の大きさは、大体30~50mm(3~5 cm)程度ですが、これもシリコンバックの大きさによって変わってきます。

これは脂肪豊胸の10倍くらい大きいですし、傷跡はかなり残ってしまいますね。ヒアルロン酸豊胸や脂肪豊胸のような穴とは違い、メスで切る傷跡なわけですから。

最近はケラーファンネルという、ケーキのホイップをつくるようなものを使ってシリコンバックを挿入すると傷を小さくできる優れものもありますが、それでも3cm以上は切開しないといけないですね。

それで傷の場所ですが、①脇の下(腕を閉じていると見えない部分)か②バージスラインに沿って作ることが多いですね。(以前の生理食塩水バックの時は折りたたんで挿入していたので乳輪に沿って2㎝くらいの切開で挿入することもありましたが、最近は殆どがコヒーシブシリコンバックですから)

①のメリットは傷が腕で隠れていることが多い。デメリットは手術操作が遠くまでするので面倒なことでしょうか?

②のメリットは手術操作が直視下なので手術をとってもしやすいので手術が早く終わる。デメリットは傷がバージスラインに一致するとはいえ丸見えなことですね。東洋人の皮膚は傷が目立ちやすいですから、積極的に②を選択する意味は無いように思えますが、術者が楽をするにはいいかもしれませんね。

体質やドクターのスキルによっても傷がどのように残るかは変わってきますが、とにかく切開して豊胸するので傷はバッチリ残りますよ。
以上、傷の場所や大きさについて一般論を解説しましたが、傷の大きさはシリコンバック豊胸 > 脂肪豊胸 > ヒアルロン酸豊胸の順に大きく、傷跡からバレるかどうかということになれば、脂肪豊胸までは数ミリの穴ですのでバレることはまずなくて、シリコンバック豊胸だけが傷からバレるリスクがあると考えます。

ただ豊胸したことがバレるかどうか?は傷跡だけではなく、触った感触や動き、温度感など総合的にみないといけないですね。

例えばヒアルロン酸豊胸は傷跡は2mm以下で殆どわからないですが、触ると硬くて感触も動きも悪いので豊胸がバレやすいですね。

そしてシリコンバック豊胸傷の大きさだけでなく、動きや感触も不自然だし触わると冷やっとする人もいるのでバレやすいですよねー。これはハイブリット豊胸といって脂肪注入も併用する方法をとっても余り大差はないですね。

この点、脂肪豊胸なら傷跡も数ミリなのでわかりにくく、触った感触や温度、動きも自分の脂肪で自然ですから、最も豊胸したことが最もバレない豊胸術だと思いますね。

ちなみに当院における脂肪豊胸の傷の位置

脂肪豊胸の傷の位置
長年の経験から、自分の場合、胸の傷は脂肪豊胸の③の部位のみ(稀に①も併用)になります。理由は、

BANNAI式オリジナル3D注入法で自然な美しいバストをつくる傷の位置は、③一択だからです!

実は、

BANNAI式オリジナル3D注入法で使用する器具を使い、なおかつその使い方を適切に行える前提であれば、

③の位置からの注入法というのは、

・アンダーの位置を変えてバージスラインを新しく作り変えることができる 
・外乳をつくることができる 
・バストの高さを出すことが出来る 

んです!

つまり、この③の傷跡の位置だけ自然な美しいバストにすることができるということです。
傷両方
ちなみに1年以上経過した方の傷の写真をお見せします。

まず胸ですが4mm程度であれば、ここまで治ると殆どわからないですよね?

また脂肪吸引部(大腿とヒップの境のあたり)も、ヒップのしわに沿ってつくりますので殆どわからないですね!

ちなみにこのケースでは、お痩せになっていた方なので大腿だけでは足りなそうなので腰からも脂肪を取る必要がありましたがー。

腰に穴を開けると傷跡が増えるので、ここは無闇に傷を増やさないためのベテランのテクニック!

大腿の吸引部の穴1ヶ所だけからヒップを通り越して腰の脂肪も取ったケースなんです。

それで腰には穴を開けずに済んだのですが、従来のヒップのしわの位置からは腰が取りにくいので、少し外側に傷跡を付けたケースなんです。

また、傷跡の回復を良くするためのオプションでリジェネラというものも採用していますし、

当院では数ミリの傷とはいえ様々な配慮をしている

ことが伝わると思います。
ニセ3Dのコピー
そういえば以前、自分を模倣した3D注入法というのを他院で受けた人が、当院に修正依頼をしてきたことがありましたが、その方は①からのみ注入されていました・・・。

本来3D注入法は③の位置から注入しないとバストの形をつくれないのですが、それを①からのみ曲がったカニューレで注入したものですから

案の定、下乳も外乳も出来ておらずデコルテがモリモリになって乳首が下を向いていました・・・。

 例え自分と同じ曲がったカニューレを使ったとしても、3D注入法の原理原則を知らないと、こうなってしまうんですよねー! 

 なんとかとハサミは使いようと言うように、道具だけ同じでも、使い方や原理原則を知らないと結果は全く違うものになるんです・・・。これも症例写真でのチェックが重要なゆえんですよねー。

傷跡に関する番外編① 脂肪豊胸でも傷に注意が必要なケース!

池田 針跡
通常、脂肪豊胸は1~2か所に穴を開けてそこから脂肪を注入しますが、そうではなくて

”注射器で沢山の箇所に分散して注入するし、その傷跡はいずれ消えるので安心!”

と謳って注射器(太い注射針。具体的には恐らく18G)で胸部をブスブス差して脂肪注入しているケースが見受けられますので注意が必要です。

胸部の皮膚は他の部位の皮膚とちがって傷が残りやすいのですよ!(自分も綺麗なバストを作る上で苦渋の決断しとて胸部外側1ヶ所に傷跡をつくっています)

写真では、下乳に注射針の瘢痕がたくさん残っているのが確認できると思います(写真を探そうかと思っていたら、たまたま執筆している時に受診されました。すごいシンクロニシティ!)。

ここのバストの修正オペを結構担当させて頂くのですが、酷いとデコルテ部分にも沢山瘢痕が残っているケースもあって

”胸が開いた服や水着は絶対に着れなくなってしまった😢”

という若い子を担当したこともあります。

大体、その手のクリニックは症例写真を公開していないケースが多いので(症例写真は手術のリスクを説明さえすれば2023年1月現在でも公開可能です!)、何度も言いますがやはり症例写真でのチェックを怠ってはいけないです!

傷跡に関する番外編② 脂肪豊胸の傷跡の位置は、豊胸がバレるか以上に実は重要な意味を持つ!

図示
ところで、脂肪豊胸でも症例写真(バストの仕上がり)がドクターによって全く違うことにお気づきですか?長年の自分の経験で言わせて頂ければ、

バストの形を作りこむことが出来るのは、③の位置からしかできない!

のです。

ということは、裏を返せば

③から注入していない(③の位置に傷がない)脂肪豊胸手術を行っているところは、ただ脂肪を胸部に移植しているだけ(自然で美しいバストの形は作ろうと思っていないか、作れない💦)

ということを意味しているのです!

つまり

脂肪豊胸手術では胸の傷跡の位置を聞くだけでそのドクターが美乳をつくれるか否か(つくるつもりがあるか?またはつくる技術があるか?)がわかってしまうんですね!!!

もちろん、単純に③に傷跡があれば必ず美乳をつくれるというわけではなく、これはあくまで必要条件!

あとは下乳や外乳をつくる技術、高さを出す技術があるかどうかが十分条件なのですが、これは症例写真でチェックする必要もあります。

(この辺りもドクターによって仕上がりが絶対に違うはずなのに、症例写真に術者を明記していないということは、その重要性をわかっていないという証左でもありますし、症例写真をアップしていないところは自信がない=論外ということにもなります)

以上、今回はかなりディープで重要なことを暴露してしまいましたが、この情報が少しでも(かなり?)貴女のお役に立てれば幸いです!


半永久的に効果が持続する脂肪豊胸手術! 

あなたはデコルテと称した胸板っぽい四角いシルエットになる、ただ脂肪を移植するだけの手術で満足ですか?

それとも

きちんと下乳・外乳をつくってもらい、一生ものの丸くて自然で美しいバストを手に入れますか?

同じ脂肪豊胸手術をするなら、自分は後者を選ぶけどなー。

このコラムを監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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