COLUMN

〜医師監修〜脂肪豊胸に関するコラム

痩せ型の人の豊胸手術について

痩せ型の人の豊胸手術は難しいのか?

BMI 17.2
痩せ型の豊胸手術は難しいと聞いたことはありますか?

確かに豊胸手術は、元々の体型によって、いろんな意味で難易度が変わってきます。

これはシリコンバック豊胸でも脂肪豊胸でも何かしら起こる問題です・・・。

では、それぞれの豊胸手術で痩せ型の人にとってどのような点が問題になるのか?
対応策はあるのか?などについて解説していきますね。

※豊胸の種類には、①シリコンバック豊胸、②脂肪豊胸、③ヒアルロン酸豊胸の主に3つがありますが、

ヒアルロン酸豊胸は学会から安全性が確立されていないとされている

ので議論から外しています。

シリコンバック豊胸の場合

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脂肪豊胸とは違い脂肪吸引は必要ないので、痩せ型ということはシリコンバック豊胸に関係ないと思われるかもしれませんが、実は痩せ型の人はシリコンバック豊胸でも難しい面があります。

痩せ型=皮下脂肪が薄いということなので、挿入したシリコンバックの輪郭が丸見えになってしまうため、見た目でもバレやすく不自然になってしまうということです。

あと、触るとバックの縁がペコペコしたり、シリコンバックには血が通っていませんから触るとヒヤッとしたりする感覚も痩せ型の人は皮下脂肪が薄いのでわかりやすいです💦

これは特に乳腺下法で行う時に顕著になりますね。

よって痩せ型の人の対策としては、

乳腺下法ではなく大胸筋下法にする
②ハイブリット豊胸(シリコンバック挿入だけでなく、皮下にも脂肪を注入する方法)にする

があります。

しかし、これらによって完全に対策出来る訳ではないですし、所詮シリコンバック豊胸は異物で健康障害の報告もありますし・・・。

ですから個人的な意見としては、痩せ型でもまず安心安全な脂肪豊胸が出来るか否か検討するのがいいと思います!

脂肪豊胸の場合

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脂肪豊胸とは、自分の脂肪を使ってバストを大きくする手術ですから、注入するのに必要な分だけの皮下脂肪が取れないと、手術が出来なくなってしまいますね・・・。

ですから痩せ型の人の脂肪豊胸手術は、確かに難易度が上がります。

それでは、痩せ型の人は脂肪豊胸手術をあきらめなくてはいけないのでしょうか?

実は、必ずしもそうではありません!これから痩せ型の人の対策を解説していきますね!

①太る
 いやいや、真面目に答えていますよ。結構食事制限をしている女性が多いので、もし太ることが可能でしたら、ちょっとでもいいから(身長にもよりますが、2~3kgでもかなり取れるようになります!)太って頂くと必要な脂肪が回収出来るようになります。

②ベイザー(ウルトラZなど)を使用
 超音波で脂肪細胞をほぐす機械だと思って頂ければいいと思います。
 例えば脂肪組織は筋子みたいになっているのですが、ベイザー波を照射すると、ほぐれてイクラになるイメージです。そうすると脂肪吸引で回収しやすくなるので、痩せ型の人の脂肪豊胸はベイザーが必須になります。

③脂肪吸引の上手い(キャリアが長い)ドクターを選ぶ
 脂肪吸引の経験や技術が稚拙だと、術後に脂肪吸引部の凹凸がでるリスクがあります。痩せ型だと通常よりギリギリまで攻めますから、あまり脂肪吸引がお得意ではないドクターを選ぶと凹つくリスクが否めないです。脂肪吸引部の修正の保証があるクリニックだとなお安心でしょう!

ちなみに、必要な脂肪を取れるかどうかを聞くドクターは、脂肪吸引の経験が十分なドクターに聞かないとダメです。それ以外のドクターに聞いた場合、

”あなたは痩せ型で脂肪が取れないからシリコンバック豊胸でないと無理です!”

と言われるのがオチです。

(自分は、他院で断られたという人の脂肪豊胸手術を何人手掛けたことか! これ、かなり大事です!)

これに絡めて、脂肪豊胸が出来るかどうかは、シリコンバック豊胸をしていないクリニックのドクターに聞かないとダメです!

たとえ慎重に脂肪吸引をすれば脂肪豊胸が出来る場合でも(ドクターは脂肪吸引の凹凸ができるリスクを避けたいですから)、大抵は

”あなたは痩せ型で脂肪が取れないからシリコンバック豊胸でないと無理です!”

と、やはりシリコンバック豊胸に誘導されてしまいますよー。

⑤少ない脂肪でもバストをつくれるドクターを選ぶ

痩せ型の人で脂肪豊胸をする場合、実はこの

少ない脂肪でもバストをつくる技量が一番大事!

になります!


例えば…

片胸350ccずつとか注入しないとバストを作れないドクターの場合

左右合計でコンデンスした脂肪が700cc必要ですから、最低1000cc以上(多いと1400ccくらい)の脂肪が必要になります。

そうすると診察で700ccくらいしか脂肪が取れそうもない痩せ型の人が来院した場合、”あなたは痩せすぎだから脂肪豊胸は無理だねー”、と断られてしまいます。

これに対し、

片側150ccずつでもバストを作れるドクターの場合

左右合計でコンデンスした脂肪が300ccで済みますから、最低450cc(多くても600ccくらい)あれば脂肪豊胸手術が出来ますから、”なんとかするから手術までもう少し太ってねー”、と承ってもらえます。

(写真は、痩せ型で脂肪吸引量600ccコンデンスして280ccだったので、片側140cc前後でもこのバストをつくれたケース。通常の半分以下の量でもこのように仕上げられます!1か月経過した様子はこちら

このように、脂肪豊胸手術のコツは、脂肪をたくさん詰め込んでバストを大きくするのではないのです!

つまり、少ない脂肪でもバストの高さを出し、同時にバストの輪郭(バージスライン)を丸くくっきりと作るテクニックがあれば、

少ない脂肪でも脂肪豊胸が出来る=痩せ型でも脂肪豊胸が出来る

ということになります!

これを可能にしたのが、

BANNAI式オリジナル3D注入法

です!

まとめ 痩せ型の人の豊胸手術のポイント!

①脂肪豊胸手術が出来るかどうかを聞くドクターは、

脂肪吸引のキャリアが長いドクターで、シリコンバック豊胸を担当していないドクター

が最適。

②痩せ型でも脂肪豊胸手術が出来るかどうかの一番のポイントは、

少ない脂肪でもバストの形と大きさをつくれるドクターを選ぶ

こと!

ということで、痩せ型の人の脂肪豊胸もやっぱり、坂内(BANNAI)かなー?

このコラムを監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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