垂れ乳(乳房下垂)と豊胸手術
垂れ乳(乳房下垂)に対して、どのような整形手術があるのか?
①”垂れ乳”の原因とは?
まず、なぜ垂れ乳(乳房下垂)になるのか、その原因を見ていきましょう!
乳房下垂が起きる原因としては、一番多いのが
①妊娠・授乳によるもの
ではないでしょうか?
授乳の時期には赤ちゃんに母乳をあげるために乳腺がパンパンに腫れますね?
そうすると皮膚とクーパー靭帯(乳腺を吊り上げている靭帯)が乳房の増大とともに引き伸ばされてしまうので、授乳が終わり乳腺がしぼんだ結果、バストにボリュームがなくなり垂れ乳になってしまいます💦
あまり授乳期間に乳房が大きくならない人だと、これが軽度で済むと思いますが、バストがめちゃ大きくなる人は結構な垂れ乳になってしまいますね。
②ダイエットなどによる痩せ
次に多いと思われるのが、ダイエットなどによる痩せの時ですね。この時は①と違い皮膚やクーパー靭帯が正常な時より伸びてはいませんが、バストの内部の体積が痩せることにより相対的に皮膚があまるので垂れ乳になってしまいます。
③巨乳の場合
症例数は①や②に比べ多くありませんが、例えばGカップ以上の”めちゃ巨乳”の人は乳腺がかなり重くなるので、皮膚やクーパー靭帯が伸びきってしまい、その結果垂れ乳になってしまいます💦
このように、原因はなんであれ、乳房を包む皮膚とクーパー靭帯の長さと乳房内部のボリュームのアンバランスが生じた結果、乳房下垂になってしまうんですねー。
結論:垂れ乳(乳房下垂)は、バストの中と外のアンバランスによって起こる!
②垂れ乳の対応策は?
垂れ乳になる原因はわかりましたね?
それを踏まえた上で、次に垂れ乳への対応策を見ていきましょう!
まず痩せや加齢に伴う軽度な下垂の場合、バスト内部のボリュームアップをしてあげれば解決することが多いですね。
つまり豊胸手術で解消出来ます! (バストも大きくなって、垂れ乳も解消できるなんて、一石二鳥じゃないですか? 脂肪豊胸なら部分痩せもできるので一石三鳥です)
この方法として、ヒアルロン酸豊胸などは安全性などから学会からも禁止勧告がでていますから、実質脂肪豊胸とシリコンバック豊胸の二択になると思いますが…
軽度の下垂の解消のためにメスを使って、しかも10年程度しか持たない異物を胸に入れるって、ねえ?
またエステや皮膚のタイトニングなどでは気休め程度で十分な効果が期待できないでしょうから、やはり豊胸手術が第一選択かなー?
次に中等度の下垂の場合は多少のボリュームアップでは解消できず、かなりバスト内部のボリュームアップをしないといけないので、複数回の脂肪豊胸(1回では解消しにくいので…)やシリコンバック豊胸になると思います。
そして重度の下垂ではバスト内部のボリュームアップという脂肪豊胸やシリコンバック豊胸だけでは対応ができず、もう乳房吊り上げ術という手術しか方法がないかもしれません。こちらは完全にメスを入れて伸びた皮膚も切除します。
以上、垂れ乳でも軽度から中等度はバスト内部のボリュームをアップして中と外のバランスを取る豊胸手術で改善可能だが、重度の場合はバストの外を小さくしてバスト内部とのアンバランスを解消する方法になるわけですね。
結論:有効な垂れ乳へは、美容整形手術しかない!
③豊胸手術で改善しようとしても、間違えると逆効果に!
バストが下垂した場合、大抵
”デコルテが骨っぽくなって貧相”
という人が殆どですから、
”そこに脂肪(やシリコン)を入れて膨らましたい!”
と患者さんが希望してきたり、またあろうことか
”ならデコルテに注入して骨っぽさをなくせばいいじゃん!”
と美容外科医が思うと、大失敗するんだなー、これが!
デコルテに脂肪を注入する美容外科医は、
”木(デコルテ)を見て森(バスト全体)を見ず”
もしくは
”全くバストの膨らまし方を理解していない脂肪豊胸では素人!”
だと自分は考えますよ!
授乳などで乳房部が委縮しているんだから、乳房部を大きくしないと不自然なのに、そこのフレームを大きくしない(医術不足でできない)でデコルテの骨っぽさだけ治したら、
”骨っぽさはなくなったけど、ぽっちゃりした割にはバストが大きくなっていない(=デ●な割にはバストがない悲しい体形)”
となり、それをドクターに訴えても
”あなたがデコルテに入れるように希望したんじゃないか!”
とか
”デコルテの骨っぽさを治してあげたんだから文句言うな!”
と恫喝されるのがオチですね・・・。
いやいや、本当に、無知は怖い💦
ではどうすればいいのか?
→ これが正解! 授乳で下垂した乳房(軽度かな?)の脂肪豊胸での治した症例は、こちら
結論:下垂してデコルテが寂しくなったから、そのデコルテに脂肪を注入したくなるのは素人!
④脂肪豊胸手術で垂れ乳を治す時の注意!
身体にメスも異物も入れたくない & 自分は垂れ乳が軽度から中等度だから脂肪豊胸で垂れ乳を解消しよう!と思った人、いいですね!賢明な判断です!
ただし、ここで注意点があります!
ただ脂肪をバストに注入しさえすれば、どこで手術しても、誰に手術されても綺麗に下垂が解消されるわけではありません!
それでは、どこに注意すればいいか? 答えはこちら
このように1回で上手くいくこともありますが、通常は複数回、脂肪豊胸手術を受けないといけないケースが多いというものの、ドクターに修正の仕方の知識や経験、技術さえあれば、身体にメスを入れないで改善させることは可能なんです!
こちらもデコルテにはまったく注入せず、逆に下乳を伸ばすことにより乳房部を持ち上げて下垂を改善しました!
写真は同じ方で、2回目の脂肪豊胸手術を受けた結果で、乳房釣り上げなしでこの結果!
もう垂れ乳とは言わせない!
BANNAI式オリジナル3D注入法を正しく使った脂肪豊胸術だからこそ可能となりました!
やっぱり脂肪豊胸なら坂内(BANNAI)でしょ!
結論:かなり下垂した乳房でも、BANNAI式オリジナル3D注入法なら脂肪豊胸でも治せる!
このコラムを監修したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任