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脂肪吸引でベイザーをかけるタイミング!

自分はアキ―セル脂肪吸引でもベイザーをかける(超音波を照射する)ことは、賛成派だということをお話ししました。

じゃあ、目的は・・・? また、ベイザーはいつかけるの? 脂肪吸引前? それとも脂肪吸引の後? 

答え。自分の場合、脂肪吸引前です! しかも弱ーく! なぜって、パワーを上げ過ぎると熱が出て、大事な脂肪が傷む(溶ける)から! 

これがベイザー脂肪吸引の場合は普通(何度も言いますが、パワーは弱くです!)なのですが、理由は脂肪吸引前にベイザーをかけておくと筋子みたいな状態の脂肪が、イクラの状態になるんですね。

そうした状態でアキ―セル脂肪吸引をすると、

①滑らかに脂肪吸引しやすく、仕上がりをよくすることが出来る

アキ―セルは振動&回転するのでベイザーでほぐしておかないと、思った以上に一定の場所で吸引されてしまうので・・・。

また、ベイザーをかけた脂肪は、かけない脂肪組織より、術後一時的(術後2~3週間くらいまで)に結構硬くなるんですよ。いずれ柔らかくなるんですが。その脂肪をお胸に注入すると、3Dでつくったバストが中から押され(拘縮した脂肪の方が硬く、皮膚を効率的に伸ばしてくれる)、その結果

②バストの仕上がりがよく、プリッとしてくる

んですよー。ご理解頂けましたか?


ところで、ベイザーは熱が出るので、それによって

③皮膚のたるみが少なくなり、タイトニングが出来る

とか、聞いたことがありますか? 自分はあまり必要に感じていません。脂肪豊胸がメインの場合は必要な分だけで、かっつり取らないので、普通たるみは出にくいですから!(40代後半の人とか、例外はありますが)

もし本当に、この目的のために脂肪吸引前にしたら、タイトニングは出来るかもしれませんが、脂肪はどうなります?

溶けるでしょ?熱で!間違いなく!それをバストに入れて定着しますか?

なので、脂肪豊胸をするのにタイトニング目的でベイザーをかけるなら、脂肪が傷むので脂肪吸引終了後にしないといけないです。
脂肪吸引前と脂肪吸引終了後の2回。1回目は脂肪吸引前にパワーを弱く、2回目はもう脂肪は取らないので、パワーを強く!熱で引き締まることを期待して!(かなり面倒で大変ですね💦)

ですからベイザー(超音波)をかける目的を、事前にクリニックに質問して、チェックした方がいいですし、ちゃんとベイザーのパワーは下げて脂肪豊胸しているか、確認した方がいいですよ。

このブログを執筆したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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