TREATMENT

診療内容 | 肌再生治療(真皮線維芽細胞移植術)

再生治療とは

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元々体にあった細胞でも年を経るごとに減少してしまい、その結果、様々な老化現象につながります。

たとえば皮膚の場合、特に真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少することが、皮膚のしわやたるみの大きな原因になっています。

この老化現象に対し、従来の美容治療ではレーザー治療やヒアルロン酸注射などによって対応してきましたが、これはあくまで対処療法に過ぎず、数ヶ月ごとに治療することが必要でした。

これに対し、自分自身の線維芽細胞(皮膚真皮層に元々あり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をつくる細胞)を培養・増殖して補ってあげるのが再生治療です。つまり、老化の根本治療になわけですね。

肌の老化のメカニズム

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①肌の基本構造

②表皮が肌のバリア機能を司っていて、外敵から身を守る鎧の役目をしています。ですからたとえ高性能・高機能の幹細胞化粧品を使用したとしても、それが真皮まで届くことは殆どありません。

③真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が肌のハリや弾力性を保つ役割をしています。これらは線維芽細胞が産生しています。

④加齢により真皮が薄くなった状態。クマ、しわ、たるみの悩みが出てきます。ここをターゲットにして根本治療をするのが肌再生治療です。

肌再生治療の症例写真① 法令線

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50代女性。法令線に肌再生治療をして9ヶ月後のものです。

法令線の溝が浅くなり、ファンデーションが埋まるような浅いシワにも改善効果が認められます。

もっと深い症例の場合は、脂肪注入も併用するとエイジングケア効果が上がります。

勿論、当院では脂肪注入にも脂肪由来幹細胞を添加した脂肪注入治療も行うことが可能です。

肌再生治療の症例写真② 目の下

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50代女性。目の下のふくらみに対して肌再生治療をして10ヶ月の写真です。

通常は眼窩脂肪を除去したり、同時に脂肪注入をしないといけないケースですが、注射による肌再生治療のみでこれだけ改善するなら、手術は不要ですね。

ここまで効果が出ない場合、やはり目の下に脂肪注入手術を併用することも可能で、その場合でも注射だけの治療になります。
他の治療との比較
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肌再生治療の流れ

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肌再生治療 Q&A

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細胞保管って、どんなこと?

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肌再生療法のリスク・副作用

【施術名】真皮線維芽細胞移植術
【治療内容】自分の真皮組織を耳介後部から採取し、CPCで5週間培養・増殖させる。それを治療部位に注射する。
【費 用】1,336,500〜1,996,500円
【リスク・副作用】
・効果には個人差があります。
・真皮採取部には数ミリの傷が出来ます。
・治療部位に腫れ・内出血・痛み・色素沈着が起こることがあります。
・稀に創部が感染することがあります。
・一時的な皮膚のざらつき。かゆみなどの違和感や皮膚が乾燥して剥けることや凹凸がでることがあります。
・麻酔などが原因でアレルギー反応がでることがあります。

当院の肌再生治療の特徴

当院の肌再生治療は、培養時に自分の血液を使用し仔牛の血清などの異物は使用しておりません。(当院は第二種再生医療等提供機関です。計画番号PB320063)

また当院は、自家脂肪幹細胞による第二種再生医療等提供機関でもあるため(計画番号PB3200125)、深いしわや凹みに対して自家脂肪幹細胞添加脂肪注入術を併用することも可能です。

この記事を監修したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任
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