豊胸の種類
①ヒアルロン酸豊胸
メリットは何といってもその“手軽さ”にあります。処置自体は15~20分で終わってしまいますから!
ダウンタイムも胸の痛みが数日位で、脂肪豊胸と違い痩せていてもOKですし、傷跡も針穴くらいで小さいのがいいことです。
デメリットは、バストアップの効果は(2~3年持続するといわれているものでも)せいぜい半年くらいしか実感出来ないことです。
ですから効果を持続させるためには、繰り返し必要になりますので、コストを持続期間で割ると実は割高です。(例えば3年持続すると言われているヒアルロン酸が60万だとしても半年しか効果がないと月10万になりますが、脂肪豊胸が150万だとして15年持てば年10万です!)
あと、これも誤解が多いのですが、ヒアルロン酸の胸の感触は硬いです!揺れませんし、谷間も寄らないと思った方がいいです。
またヒアルロン酸は脂肪と違い硬いので、皮膚の浅い層に入ると凹凸が出ます。
処置後も定着せず移動するので(ヒアルロン酸豊胸では形を作りにくいですし、作っても形が変わるし吸収されるから無意味)、ヒアルロン酸がバスト上方に動いて鳩胸(厚い胸板!)になったりすることもあります。
もしヒアルロン酸豊胸をやるとしても、一度に安全に注入できる量は、片側150㏄程度だと思った方が無難です。
その他、ヒアルロン酸豊胸は持続がいいと言われるものほど異物反応を起こしやすかったりしこりが出来る確率が高いです。
例えヒアルロン酸を溶かす薬剤(酵素)があるというものの、被膜があったりとなかなか溶かせず難渋することがあります。
結局ヒアルロン酸豊胸はいずれ全て溶けてなくなるとか、しこりになっても溶かす薬があるからお手軽~!と思ったら大きな誤解です。もしヒアルロン酸豊胸をやるとしたら、すぐに溶けるものさえ選ぶことです。そうすれば感触も柔らかいし、しこりになるリスクなどトラブルが少ないです。
結論としては、ヒアルロン酸はその手軽さと持続期間や硬さを過大評価している人が多いので気楽に施術する人が多い分、後でトラブルことが多いかな・・・。
そう言えば欧米のドクターとディスカッションしたことがありますが、“ヒアルロン酸は一度入れると散らばるから完全に除去できないので、まだバックの方が膜につつまれているだけマシ!ヒアルロン酸豊胸を平気でする日本人が信じられない!“と言っているドクターがいたのを思い出しましたが、確かに同感です・・・。
最近は脂肪吸引の機械でアキーセルなどダウンタイムが少ない(手術日しか仕事を休まない人も増えている)ものが登場しているので、脂肪豊胸のハードルが下がりましたから、持続させたいならヒアルロン酸豊胸でじぞさがあるものとは考えず、出来るだけ脂肪豊胸にすることがおススメです。
【まとめ】
ヒアルロン酸豊胸は手軽な分、落とし穴が多い。
間違ってもヒアルロン酸で長持ちさせようとは考えず、もしやるとしても2~3カ月で吸収されるものを選択した方がトラブルも少なく、あくまでヒアルロン酸は急場をしのぐ応急処置(急に温泉旅行に行くことになったので、その場だけ凌ぎたいなど)だと考える方が正解です。
また、あとで脂肪豊胸をする可能性があるなら、ヒアルロン酸豊胸はおススメしないですよ。
②シリコンバック
メリットは、1度にかなり大きく出来ること!だけかな?
デメリットは、大きく出来るといっても綺麗に大きくするには限界があり、あまり大きなバックを入れると胸板みたいなシルエットになりますね…。(その点BANNAI式オリジナル3D注入法では複数回する度にバージスラインを少しずつ広げることが出来るので、綺麗なバランスを保って大きく出来るのが特徴です)
またバックならいつまでもその大きさが保てるかというと、実はそうでもなく、皮膚が伸びない分、代わりに肋骨が窪んでくるという事実があります!
バック取り出しと同時に脂肪豊胸をしたケースで、1番窪んでた例では脂肪を100cc入れてやっと胸が平らになったケースもありました。
あとリップリング(デコルテなどにシワが出来たり)、パルパブルエッジ(バージスラインに沿ってバックの縁のペコペコした感触)が起きることもあります。。
ヒアルロン酸豊胸と同じで揺れませんし、いくら大きくなっても谷間が寄らないですよ。
他にもバックの破損のリスク(マンモグラフィーという乳がん検診は受けれません)や被膜拘縮(バストが硬く変形する)を起こすこともあります。
極めつけは、昨年話題になったリンパ腫(血液のがん)になるケースが報告されたことですね。頻度こそ数万分の一と言われてますが、ご自分の脂肪のように安全なものがあるのですから、敢えてシリコンバックを選ぶ必要もないでしょう!
③脂肪豊胸
メリットは、異物を使わない安心感と感触がとにかく自然なことで、パートナーにもバレる心配が少ないですね。
また脂肪は同じ体積でも水より軽いので、垂れる心配もありません。
半年程間隔を開ければ何度でも出来るので、複数回手術が可能で、やればやる程、足し算で大きくすることが可能です。
この時大事なのは、BANNAI式オリジナル3D注入法で仕上げることです!
それ以外の方法ではバージスラインを変えることが不可能に近いので、入れれば入れる程胸板が厚くなったシルエットになります(余談ですが、脂肪豊胸では漏斗胸以外はデコルテに入れないのが綺麗なバストを作るコツです)。
術後のダウンタイムも脂肪吸引でアキーセルを使えば内出血や痛みを極限まで抑えられるので、手術日しか休まない方もいらっしゃいますよ。
デメリットは、痩せて脂肪がない人は手術が出来ないこと。
また1度にサイズアップする限界があることです。たくさん入れることは出来ますが、定着する量には限界があります(片胸250cc前後かな?)ので、たくさん入れてもしこりになるだけで定着しません!
あとは、しこりができることがあります。ただこのしこりは放っておいてもがんになることはなく、稀に慢性炎症が起きることがあるくらいです。
しかもアキーセル脂肪吸引で行った脂肪には不純物が少なく、しこりの頻度が格段に減りました。
以上がそれぞれの豊胸の特徴ですが、私がオススメするのは断然脂肪豊胸で、条件付きでヒアルロン酸豊胸です(2、3ヵ月で吸収されるヒアルロン酸なら選択肢としてあり)。
種類・費用
元に戻す
後悔
部分痩せ
妊娠
脂肪豊胸について
当院の脂肪豊胸手術には、採取した脂肪をそのままバストに注入するピュア豊胸(旧:アキーセル豊胸)と、遠心分離して濃縮してからバストに注入するコンデンスリッチ豊胸の2種類があります。
ピュア豊胸(旧:アキーセル豊胸)
ご自身の脂肪組織を太腿裏などから脂肪吸引器で採取し、そのままの脂肪をバストに注入する簡易的な脂肪豊胸術です。
ただ脂肪吸引器は必ず高周期振動型のアキーセルを使用し、フィルターで濾過しなくても不純物が少ない脂肪組織が採取出来ますので、しこりのリスクにも配慮しています。
効果には個人差がありますが、1カップ程度のサイズアップが目安です
コンデンスリッチ豊胸
ご自身の脂肪組織を大腿裏などから脂肪吸引機で採取した後、その脂肪組織を遠心分離器にかけ、余分な麻酔液などの水分や老化脂肪細胞などを除去してからバストへ注入します。採取した脂肪組織自体もピュア豊胸と同様にアキーセル脂肪吸引器を使用していますので、さらにしこりへの配慮もしています。
効果に個人差がありますが、1.5〜2.0カップ程度のサイズアップが目安です。
【施術名】ピュア豊胸(旧アキーセル豊胸)・コンデンスリッチ豊胸術
【治療内容】自分の脂肪を太腿から吸引してバストにその脂肪を注入します。
【費用】647,500〜1,821,700円
【リスク・副作用】定着率には個人差があります・胸に内出血・腫れ・授乳時のような痛みがます・稀に感染(腫れ・赤み・発熱・痛み)を起こすことがあります・数ミリの傷跡が残ったり、体質により傷が盛り上がることがあります・脂肪吸引部に内出血・腫れ・筋肉痛のような痛み・皮膚が一時的に硬くなる、色素沈着がでる、凹凸が出ることがあります・胸にしこりが出来ることがあります・手術後早期に麻酔の影響で吐き気、嘔吐、頭痛などが起きる人もいます・脂肪吸引部に圧迫の影響で痒み、赤みが出ることもあります。
脂肪豊胸の種類
正面
側面
名医
強敵
谷間
定着率
リスク
メンテナンス
抜糸
麻酔
当院の脂肪豊胸オプション
自家培養幹細胞添加療法(Sプラス)
幹細胞を添加して脂肪豊胸手術を行うと、①脂肪の定着率や②効果の持続に有利だと言われています。
従来の幹細胞治療との比較
①自動抽出機
バストに注入する脂肪の他に、幹細胞採取用として脂肪が200cc程度必要なので、痩せ型の人では出来ないこともあり、また培養して増やす訳ではなく、自分の脂肪からそのまま抽出するだけなので十分な量の幹細胞が取り出せず(〜5×10⁵)、またかつ効果も不確実でした。
②従来の直脂肪由来培養幹細胞治療(他社)
必要な脂肪が10〜20cc程度と少なくなり、かつ自動抽出機の場合より幹細胞数は数倍の1千万個取れるものの(〜1×10⁷)、幹細胞の培養に牛由来の成分を使用するので、アナフィラキシーを初めとしたアレルギーのリスクもあり、安全性に多少の問題もがありました。
③当院の自家脂肪由来培養幹細胞治療(Sプラス)
培養幹細胞を採取するのに必要な脂肪の量が10〜20ccと変わらないが、幹細胞を従来の10倍である1億個にすることが出来(1×10⁸)、また培養のプロセスで牛由来の成分を使わず100%自分の組織のみで治療できるので、アレルギーのリスクもありません。
このように、従来より安全性を高め、脂肪由来幹細胞数も10倍にすることに成功しました。
【施術名】培養幹細胞添加脂肪豊胸術(当院は第二種再生医療等提供機関です。計画番号PB3200125)
【治療内容】お腹などから脂肪を採取し、培養室で幹細胞を抽出・約4週間培養・増殖させてから、自身の太腿など由来の脂肪組織と混合してバストに注入します。
【費用】750,000円〜
【リスク・副作用】
・効果には個人差があります。
・胸や大腿などの脂肪吸引部に内出血や腫れ、痛みが出ます・稀に感染(腫れ・赤み・発熱・痛み)を起こすことがあります
・数ミリに傷が残ったり、体質により盛り上がったりすることがあります
・脂肪吸引部の皮膚が一時的に硬くなってひきつれたり凹凸が出ることがあります
・胸にしこりが出来ることがあります・麻酔で頭痛や吐き気、嘔吐などが起きることがあります
・脂肪吸引部の圧迫により発疹、痒み、水泡、色素沈着などが起きることがあります・使用する薬剤に対するアレルギー反応が起きることがあります
BANNAI式オリジナル3D注入法
坂内院長がバストの形をつくるために独自に開発、改良した脂肪注入用のオリジナルカニューレ(曲針)。従来のカニューレ(直針)では平面内で扇型にしか注入できないので皿型のバストにしか形成できないが、オリジナルカニューレだと立体的に注入することが可能になり、お椀型のバストを目指します。
▲左:通常のカニューレ、右:BANNAI式オリジナル3D注入法用カニューレ
▲2019年4月 美容外科学会で発表の様子
▲3Dスキャナーによる術前後の合成(効果には個人差があります)
【施術名】BANNAI式オリジナル3D注入法
【治療内容】脂肪注入時にオリジナルの曲がったカニューレを使用してバストに注入する施術。
【費用】157,500〜210,000円
【リスク・副作用】国内未承認・立体的に形成できる程度には個人差があります。・胸に内出血・腫れ・授乳時のような痛みがます(2、3週間位。個人差あり)・主に皮下、乳腺下、大胸筋内に注入しますが、稀に乳腺内に迷入する可能性もあります。
新豊胸
豊乳術
海外
シリンジ法
回収した脂肪組織は、そのままデフォルトの容器に回収すると、脂肪細胞が空気に触れるため酸化により傷み、定着率が下がるリスクがあります。それを軽減するために、当院ではアキーセルを使用しながらも採取する脂肪を直接シリンジ(注射器)に回収する方法も選択出来ます。
▲通常の脂肪回集容器
▲シリンジ
【施術名】シリンジ法
【治療内容】脂肪吸引時に直接シリンジ(注射器)に脂肪を採取する脂肪吸引の方法です。
【費用】100,500〜150,000円
【リスク・副作用】空気に触れさせない程度には限界があります。・定着率が必ず向上することを保証するものではありません。
こだわり
Zプラス
脂肪吸引時に使用する、超音波によるキャビテーションによりマイクロバブルを発生し、吸引する脂肪細胞をほぐす機械です。脂肪豊胸の時は出力を下げて短時間の照射で行います。
【施術名】ウルトラZキャビテーション術
【施術内容】超音波を発生し、それによって発生するマイクロバブルで脂肪をほぐし、脂肪吸引操作を補助する機械です。
【副作用・リスク】腫れ・痛み・発熱、内出血、貧血、皮膚が一時的に硬くなり、ひきつれる、凹凸になる、予想より細くなっていないと感じる、やけど、皮膚のたるみ、一時的な皮膚近くの鈍麻、色素沈着、頭痛・吐き気・嘔吐などを生じることがあります。
費用:100,500〜150,000円(国内未承認。入手経路:個人輸入。同様の国内承認機器なし。諸外国における安全性等にかかる情報では、CE、KFDA取得済み。現在のところ重大な副作用は報告されていません(2020年8月現在)
ダウンタイム
痩せ型
リジェネラⅡ/Ⅲ
脂肪豊胸手術の時に一緒に採取できる、ご自身の真皮や脂肪組織を50μのサイズに細かくし、傷口に注射したり、胸に注入する脂肪に混和させます。それにより傷跡の回復や脂肪の定着など、組織の回復を促します。
【施術名】リジェネラ術
【治療内容】脂肪豊胸手術の時に一緒に自分の真皮や脂肪組織を採取して、機械で50μのサイズに処理し、傷口に注射したり脂肪組織に混和して回復を促す施術です。
【費用】187,500〜450,000円
【リスク・副作用】国内承認済(一般医療機器 届出番号13B3X10167005000/13B3X10167002)・効果には個人差があります。・金属(ニッケル)アレルギーの人には、使用できません。・内出血、腫れ、痛み、赤みがでることがあります。
傷
ナノファット
採取した脂肪細胞のうち、比較的大きいミリサイズの大きさの脂肪細胞をフィルターに通すことによって破壊し、より小さなマイクロサイズ、ナノサイズの脂肪のみを注入する方法です。皮膚の浅いところなどに注入するのに適しており、滑らかな仕上がりが期待できます。
【施術名】ナノファット脂肪注入術
【治療内容】採取した脂肪組織を、キューブ状のフィルターを通すことにより、ミリサイズの脂肪細胞を壊し、より細かなマイクロサイズ、ナノサイズの脂肪だけを注入する施術です。
【費用】187,500〜250,000円
【リスク・副作用】効果には個人差があります。(国内未承認。入手経路:個人輸入。同様の国内承認機器なし。諸外国における安全性等にかかる情報では、CEマーク取得済みで60か国以上で使用されており、現在のところ重大な副作用は報告されていません(2020年8月現在)
豊胸術後のしこり治療
過去にヒアルロン酸豊胸術や脂肪豊胸術などを受けたことがあり、その一部がしこりになった場合を治療します。ヒアルロン酸豊胸のしこりの場合、別途ヒアルロン酸溶解剤を使用することがあります。
【施術名】豊胸術後のしこり治療
【治療内容】脂肪豊胸術後のしこりの内部をカニューレで吸引することによってする内部を除去する施術です。場合によって切開をしてしこりを摘出することもあります。またヒアルロン酸によるしこりは、ヒアルロン酸溶解剤を使用することもあります。
【費用】75,000〜330,000円
【リスク・副作用】腫れ、内出血・痛みが出ることがあります。・しこりの内部の液体が漏出することによりアレルギー反応(熱感・拘縮などが起きることがあります)・しこりの被膜は完全に摘出できない場合があります。・大きい場合は、再度被膜内に体液が溜まり再発することがあります。
しこり
乳がん検診
シリコンバック取り出し
他院で過去に挿入したシリコンバックを取り出す手術です。ただ取り出すだけだとバストのボリュームが減るので、同時に脂肪豊胸手術を行うこともできます。
【施術名】シリコンバック摘出術
【治療内容】他院で挿入したシリコンバックを摘出する手術です。
【費用】307,500〜450,000円
【リスク・副作用】胸に内出血・腫れ・痛みがます・稀に感染(腫れ・赤み・発熱・痛み)を起こすことがあります・数cmの傷跡が残ったり、体質により傷が盛り上がることがあります・手術後早期に麻酔の影響で吐き気、嘔吐、頭痛などが起きる人もいます・皮膚に色素沈着や一時的に硬くなることがあります
モニター
料金表はこちら