BLOG

脂肪豊胸ブログ | 最新情報や術後経過、症例写真など随時更新中!

定着率を良くする方法 術者編②

定着率を良くする方法 術者編②

2.脂肪吸引時に空気に触れさせない

今まで12年間で数千人の脂肪豊胸を経験し、その間いろいろな技術の進歩もあり、たくさんの手術方法の経験をしてきましたが、
手術結果に結構大きく影響してくるファクターは、

”脂肪吸引の段階から、採取した脂肪を空気に触れさせないようにすること!”

ですね。(セルーションなど再生細胞を添加する手術方法の経験も数百件ありますが、感触では再生細胞を加えるか否か?より、手術結果に及ぼす影響は大きいかも?)


空気に触れたら良くない理由は、空気には酸素が含まれていますから、生ものは空気に触れると酸化ストレスで傷んでしまうんでしょうね。

例えばリンゴも包丁で切ったら、空気に触れた部分は赤く変色してしまいますが、塩水につけておくと薄い膜が出来て酸素に触れなくなるので傷みにくくなりますよね?(ラップで包むのも同じ目的ですね)

毎年、年間200~300人の方の脂肪豊胸を担当し、術後の経過をきちんと丁寧に診ていくと、手術の方法で空気に触れないプロセスにしていた時期の結果が一番いいです!

例えば現在でもベイザー脂肪吸引の時に使用する”ベントX”とか(実はアキ―セルもそのまま使うとそうです!)、吸引した脂肪を大きな容器に一度にまとめて回収しますが、その時に空気にジャバジャバ触れてしまいます!

手術する方としては、一度に大きな容器に回収した方が効率的ですが、それはクリニック側の都合(手間が楽)であって、お客様の都合(いい結果を残す)とは別で、どちらを優先すべきか?ということです。

ですから脂肪吸引の段階で、空気に触れないように脂肪吸引することが、成績を上げるにはかなり大事!

アメリカの脂肪豊胸の権威であるコールマン氏も、もれなくシリンジ法で脂肪吸引していますから、自分と同意見だと思います!

ということで、当院ではこの重要性を鑑み、実際アキ―セルでもデフォルトの容器に回収することはせず、アキ―セルで脂肪吸引しても60㏄のシリンジに回収して脂肪吸引しています!この工夫も当院限定ですよ。

ただ時間と手間がかかるのでオプション(シリンジ法)としていますが、不純物とダインタイムが少ないアキ―セルで脂肪吸引して、なおかつ空気に触れるリスクを最小限にしたシリンジ法が出来るのも、脂肪豊胸をリードする当院限定となっています!

今回は、脂肪を空気に触れさせないことの大事さ!についてお話ししましたので、お客様に出来るとしたら、他でカウンセリングをする時に、主治医のこの辺りの認識を聞いてみると、経験の有無や脂肪豊胸に対する真剣さ(面倒を厭わないかどうか)がわかりますよ!

参考)当院オプションメニュー シリンジ法 通常価格¥150000 → モニター価格¥100500


このブログを執筆したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

記事一覧へ