シリコンバック破損してました・・・。

今日も10年程前に他院でしたシリコンバックの取り出しと、同時に脂肪豊胸手術のオペがありました。
上が術前で、左胸(向かって右)が被膜拘縮を起こしていて、ソフトボールが入っているみたいになってますね。仰向けに寝るとより顕著になります(写真を撮り忘れましたが💦)。
右胸(向かって左)は普通っぽいんですが、触ると変に柔らかく、ご本人様からは申告がなかったのですが、破れてる予想・・・。
いざオペを開始してみると、ビンゴ!
左胸は取り出すのに大変でしたし、右胸は破れていて被膜を開けた途端、ドバっと出てきましたねー、シリコンが!しかも膿混じりで・・・。
肉眼では、自分の身体で出来た被膜内にシリコンジェルはとどまっていましたが、それに自分の白血球(リンパ球も含む)が反応して膿になっていたんですね。これが人によっては悪性のリンパ腫になってしまうんだなーと。
破裂したバック自体も4つに分裂しており、変色してますもんね。
こんなの見ると、豊胸はシリコンバックでしたいとは思いませんけどねー!
安さと大きさが確実(脂肪のように、定着率に左右されない)から選ぶんでしょうが、それで本当にいいんですか?
大きくするなら脂肪豊胸でも複数回するとバックに負けないで大きく出来ますし(3回でB→Gになった人もいます)、BANNAI式オリジナル3D注入法で毎回仕上げれば、この上ない美巨乳になれるんですがー。
確かに脂肪はコストもかかるので選ばれた人にしか出来ませんが、それでもやっぱり、シリコンバックはおススメしませんけどねー。
このブログを執筆したドクター

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
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1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任