ヒアルロン酸豊胸について④　数年は持つ？

2020.08.09

みなさん、ヒアルロン酸豊胸って、

①手軽で
②安い

それでいて

③柔らかく
④数年は持つ

と思っていますよね？　それで

⑤時間が経てばいつか（完全に）無くなるし、最悪ヒアルロニダーゼ（ヒアルロン酸を溶かす薬）で溶かせる

と思っていませんか？

自分の考えでは、これ大分違うと思います！

写真は、10年以上前に注入したヒアルロン酸が胸にしこりとして残っていて、そのヒアルロン酸を取り出した一部です・・・。
注入の仕方云々とも言いますが、果たしてそれだけでしょうか・・・？

では、①〜⑤を１つずつ考えていきましょう！

④ヒアルロン酸豊胸は、言われた期間バストアップしてる？

体格にもよりますが、例えば100ccずつ注入すると、１カップ大きくなりますが、その状態が２〜３年持続すると誤解していませんか？

言われた期間は（どういうカウンセリングか分かりませんが💦）、あくまで

”完全に溶けてなくなるまでの期間”で、

”バストアップしている期間ではない！”

ことが殆どです・・・。

この辺りはヒアルロン酸が溶けてなくなるスピードが最初に速いということと、

ヒアルロン酸が多少残っていても、その大きさが分かるには、ある程度の量が必要になる、ということが関係しています。

逆に考えると、ヒアルロン酸を注入した場合、乳腺下に塊で入れない限りは、最初の30〜40ccは皮膚が張ってくるまで殆どバストは膨らんできません。

これは例えるなら、ビーチボールを膨らませるときに似ています！　

ポンプで１回ずつ空気を注入する時を思い出して頂くと、初め全然膨らんできませんよね？

それで、ある程度表面のシワが伸びてくると、１回１回にポンプで注入したのがわかってきますね！ヒアルロン酸豊胸も同じ感じです。

ということは、これをもう一度逆に考えると、ヒアルロン酸が30〜40cc残っていても、外から見たら全く元に戻った感じになりますので、

仮に100cc注入しても半分ちょっと減ってしまう半年後には、殆どわからなくなっちゃいますね・・・。

これは２〜３年保つと言われるヒアルロン酸も大なり小なり同じで、逆にこちらの方がよくないです！

理由は、吸収が遅くなって長持ちするようにヒアルロン酸分子同士をつなぎ止めるために添加物が入っていますから、それが

アレルギーを含む異物反応を引き起こしたり、しこりが出来る可能性が高くなりますから！

ということで、ヒアルロン酸豊胸に関する自分の考え方は、

あくまで緊急避難的な手術で、手軽にお試しでやるものではなく、持続させようと思わない方がいい！

というところです。

持続させようと思えば、最近はアキーセルの登場でダウンタイムも楽になりましたし、やっぱり脂肪豊胸でしょう！

体験者は

”週末休めば、月曜から仕事も出来る！”

と言いますしね！

脂肪豊胸なら、ヒアルロン酸を入れた直後の１カップ以上のサイズが10年以上持続しますし、柔らかし、何よりBANNAI式オリジナル３D注入法なら形も作れますから！

続きは、また次回に！

このブログを執筆したドクター

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック院長 坂内　誠

保有資格

医学博士／美容外科専門医

経歴

1995 新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院　外科勤務
1997 新潟大学医学部大学院外科学１入学
2001 同上卒　医学博士取得
2006 大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設　院長に就任

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