術後翌日にご来院頂く必要性について(アキーセルで脂肪吸引した無料モニターさんの経過報告・圧迫固定解除)

↑ 術後3日目で、脂肪吸引後の圧迫固定を取りたての写真。
脂肪吸引の圧迫の様子(左上)、圧迫を取った時の滲出液が付着したガーゼ。3日間でも殆ど染みてないですね♪(左下)、右が立ったところ。ふくらはぎの浮腫はありますが、太腿に注目!内出血が皆無です☺️
ヒアルロン酸豊胸やシリコンバックは脂肪吸引しないからダウンタイムは胸だけ、という事になり、脂肪豊胸はダウンタイムがしっかりと必要かと思いきや!
それは平成以前の、むかーし昔の話というか、
令和の現代はアキーセル脂肪吸引器で、かつ手慣れたベテランが手術をすると、この通り!
カニューレの先端が振動&回転型の脂肪吸引器だと、脂肪組織の中の血管も含めた索状物の損傷を避けながら脂肪吸引出来るので、
①余分な組織まで一緒に吸引しないから、吸引した脂肪に不純物が少なく、しこりのリスクが下がる
②ダウンタイム(腫れや内出血、痛み)が少ない → 大雑把にいって、腫れ・内出血・痛み全てにおいてベイザー時代の半分以下
③内出血が少ない=他人に隠す苦労が少なくなるだけでなく、何より
④手術の安全性の向上(出血多量だと生命に関わりますよ!)
⑤痛みが少ない=極端な話、このモニターさんのように翌日からも仕事可能だし、ダウンタイムを気にする必要性が低下しましたね。
大体手術日を合わせて2〜3日休めば十分と多くの体験者が言っております!
たまーにカウンセリングをしていると、
お客様 ”脂肪吸引にこだわっているクリニックは、術後の腫れを最小限にするために、翌日来院してもらって滲出液を出来るだけ絞り出してから傷口を縫うらしいんです。その方が浮腫が少なくていい!と言われたんですが、先生のところはやってないんですか?”
私 ・・・。(しばらく絶句)
素人の方は、そんなところにこだわりがあると思うんですかね・・・? 自分は全く、そのように思いませんが💦(わざわざ翌日にお客様にご来院頂くメリットは、何にもありません!)
そもそも絞り出せる滲出液を減らせば、何の問題もないんじゃないですか?
理由① 翌日は痛みを含めたダウンタイムが一番辛いので、仕事があるなら仕方がないですが、不必要な外出はお客様が大変でしょう!自宅なりホテルにいた方が身体が楽です!それが本来、来院しなくて不要な受診だったら尚更で、これこそ不要不急な外出かと思います!
理由② 滲出液の大きな原因は、1.手術中にまく局所麻酔液の量と2.出血量なので、この両方を減らせば自然に滲出液は少なくなるので、そうすればそもそも翌日に絞り出す滲出液がないです!
その証拠に、左下の圧迫固定を外した時のガーゼをご覧下さい。手術直後に太腿の傷口に当てて、3日後でもこれです!
手術中にアキーセル脂肪吸引器でベテランが吸うと、術後の滲出液なんて、この程度なんです!これで翌日にご来院頂いて絞っても、滲出液って出てきますか?麻酔が切れてギューギューされて痛い思いをしても、殆ど滲出液は出てこないですよ!
これは傷口から出て来れなかった訳でもなくて、右で太腿の写真を見て頂くと、太腿の腫れも内出血も少ないですよね?このように、そもそもの出血量が少ないのが、ベテランがするアキーセル脂肪吸引なので、これだと手術の安全度も高いですね♪
という事で、自分の脂肪吸引のこだわりは、
内出血が少なくなるように腕を磨き、出血が少なく身体への侵襲が少ない脂肪吸引器を使うこと!
という事ですねー!
(そもそも出血量が多くなる手術をして、翌日に来院して頂くのは、果たしてこだわりなのか・・・? 内出血が多い大腿を見ると、可哀想でしかないです・・・。)
このブログを執筆したドクター

銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任