脂肪豊胸で綺麗なバストにする条件は? (必要十分条件は?)
前回、左右440ccでも直後にシリコンバック並みのバストが出来ることをお伝えしました。
では、
A. まず手術直後に
①デコルテは膨らみすぎず、下乳や外乳がしっかり出来ていること!(写真上)
②バージスライン(バストの境界)がくっきりとしていること!(写真上)
③高さが出ていること!(写真上と下)
その結果、
④谷間もくっきりと仕上がっていること!(写真上と下)
しかも、これを片側300cc以上に脂肪を詰め込みトリックで大きく見せるのではなく、
⑤適度な脂肪の量(片側200〜250cc程度)で、手術手技(テクニック)で大きくすること!
が必要条件ですねー!
脂肪移植では、1回で定着できる量に限界があるので、
例え一時的に脂肪を詰め込んで大きく見せかけても結局は吸収されて残りませんし、
それだけならまだいいですが、定着しなかった脂肪はしこりになるリスクがありますし、
また脂肪は柔らかいという性質なため、
たとえ詰め込んでもシリコンバックのように十分に皮膚を伸ばせませんから!
ということで、今回の症例では、かなりの痩せ型の方なので、左右合わせて
440cc(片胸換算220cc)
の脂肪の注入量で、これを行っています! ①〜⑤全部の条件が揃っていますよね?
ここで余談ですが、たまーに脂肪豊胸の直後の写真はあまり意味がない、と言っている輩がいますが、
直後の写真にこそドクターのが実力がわかりますし、
また直後に綺麗なバストの5条件を備えていないでいて、自然経過で、そこから綺麗な形になんか絶対になりませんから、
この発言は直後の写真の本当の意味がわかっていないのです!(逆にその人の力量がバレちゃいますね。もしくは患者さんをシリコンバックへ誘導するだめかなー?)
それで今回の写真ですが、この3D注入法によるバストの仕上がりは、
同じ量のシリコンバックを入れた直後のシルエットより立派
じゃないでしょうか?(ハイブリット豊胸をしているドクターが3D注入法のバストを警戒する理由がわかりますねー)
でもまぁ確かに、このボリュームがすべて残るわけではないので、綺麗なバストになる十分条件としては
脂肪の定着率
がありますね。
しかし!
脂肪豊胸では一度ではこの大きさで残らないものの、2回、3回と脂肪豊胸手術をすれば、少しずつ大きくなり、いずれ完成がこの大きさに近づいていきます。
よってBANNAI式オリジナル3D注入法であれば、自分の脂肪という安心安全かつ感触も自然なものでありながらシリコンバックに遜色ない大きさや形も実現出来る
という、まさに理想の豊胸術かもしれません。
(ただし、脂肪豊胸手術を複数回するということは、脂肪の量はもちろん、コストも複数回分必要ですから、この方法はまさに
選ばれた人にのみ可能な方法
なのです!)
あと最後に大事なことを一つ!
なのです!)
あと最後に大事なことを一つ!
最近あちこちで曲がったカニューレを作って、見様見真似で”3D注入法”を謳っているところがありますが、
この5条件を満たすためには
曲がったカニューレならなんでもいいのではなく、その使い方が大事!
ですから(自分はバストの3D注入法を初めて15年、数千症例の実績と経験がある)、
どのやり方か? よりも? 誰がするか?
が一番大事ですので、自分のBANNAI式オリジナル3D注入法と同じ結果になるとは誤解しない方がいいです!
明らかに細すぎる華奢な曲がりのカニューレ
を見せて、それで十分剥離してるから大きく出来る!と主張しているところも知っていますが、あれでは十分に剥離出来ないですね。
単純に脂肪の注入量を多くしているから大きく見える!
のであって、手術手技で大きくしているのではないですね。この辺りは騙されないようにした方がいいですねー。
ここにも見様見真似で、曲がったカニューレで注入を行う本質を理解していない弊害が出ています。
これに騙されない様にするためには、
上記①〜⑤のチェック(特に症例写真のビフォーアフターと注入量)をチェックすることが大事かな〜!
このブログを執筆したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任