曲がったカニューレを使うだけでは、3D注入法にはならない!③ 脂肪豊胸手術のレベル2について
自分が10年以上前から行い2019年に学会でも発表してから、とくに最近、
見様見真似
で
曲がったカニューレ
を使って脂肪注入しているところがあるようですが、それ自体は自分も否定しませんし、優れた注入の仕方を取り入れようとすることは大事だと思っています。
(また自分が学会発表してから
”下乳の大事さ”、
”バージスラインを作り込むことの大事さ”
に気づいたドクターもいて、
糸でバージスラインを作る方法
とかが登場したことも、業界が発展するキッカケが出来て嬉しいとさえ感じます)
しかし、
単純に曲がったカニューレを使えば自分と同じ結果になる訳ではない
ことは、述べておきますので一般の方は誤解のないようにしてくださいね。
ではまず、脂肪豊胸手術をするドクターのレベルについて、前回までの復習がてら、解説していきますね。
レベル0 脂肪をいくら注入しても、高さ(大きさ)が出せない。
レベル1 脂肪をたくさん(例えば片胸300cc以上)注入したら、高さ(大きさ)を出せる。
見様見真似
で
曲がったカニューレ
を使って脂肪注入しているところがあるようですが、それ自体は自分も否定しませんし、優れた注入の仕方を取り入れようとすることは大事だと思っています。
(また自分が学会発表してから
”下乳の大事さ”、
”バージスラインを作り込むことの大事さ”
に気づいたドクターもいて、
糸でバージスラインを作る方法
とかが登場したことも、業界が発展するキッカケが出来て嬉しいとさえ感じます)
しかし、
単純に曲がったカニューレを使えば自分と同じ結果になる訳ではない
ことは、述べておきますので一般の方は誤解のないようにしてくださいね。
ではまず、脂肪豊胸手術をするドクターのレベルについて、前回までの復習がてら、解説していきますね。
レベル0 脂肪をいくら注入しても、高さ(大きさ)が出せない。
レベル1 脂肪をたくさん(例えば片胸300cc以上)注入したら、高さ(大きさ)を出せる。
でしたね。
簡単に復習すると、まずレベル0とは、
ベッドシーツ理論
の壁を越えられないドクターで、そこで脂肪豊胸手術を受けない方がいいレベルです💦
簡単に復習すると、まずレベル0とは、
ベッドシーツ理論
の壁を越えられないドクターで、そこで脂肪豊胸手術を受けない方がいいレベルです💦
このドクターに当たらない様にするには、症例写真と経験症例数でチェックしましょう!
次にレベル1とは、脂肪を沢山注入したら、バストを高く(大きく)することが出来るレベルです。
次にレベル1とは、脂肪を沢山注入したら、バストを高く(大きく)することが出来るレベルです。
当たり前と言えば当たり前ですが、現にレベル0のドクターがいるので😅
ただ、このレベルでは、まだまだ
注入する脂肪の容量に頼って大きくする(注入の技術で大きく出来ない)
ので、脂肪を片側350ccとか、沢山注入しないと大きく出来ないレベルです!
ところが実際にこれをやると、直後から3ヶ月くらいは、とっても症例写真でバストを大きくさせたように見せる(錯覚させる)ことは出来るのですが、バストの内部では脂肪が定着していないので、どんどん小さくなっていくか、高い確率でしこりが出来てしまいます…。
ですから、沢山脂肪を注入しているところは、集客のためにはしこりのリスクに関してなんとも思っていない、倫理観が低い可能性が大です。
では、一度に脂肪は詰め込めないから、脂肪豊胸では皿型のバストで諦めるしかないのか…?
ということで、
レベル2 適度な脂肪の量(片胸200〜250cc程度)でも、バストを高く(大きく)することができる!
の登場です!
このレベルになると本当にバストの膨らませ方のコツが体得出来ているので、
注入する脂肪の容量
にはあまり頼らず、必要最小限の脂肪の量でも
注入する技術(テクニック)
で大きくすることが出来ます!
自分も本当にこれが出来る様になったのは、業界でもいち早く曲がったカニューレを使用して、数年してからでしたね。
注入する脂肪が少ないのに、直後の仕上がりが変わらないんですよ!
その結果、
しこりのリスクの更なる減少
と、
痩せ型で脂肪があまり取れない人にも脂肪豊胸手術出来る
様になったんですねー!
ここで大事なポイントですが、痩せ型でも脂肪豊胸手術の結果が出せるか否かは、
脂肪吸引の技術も勿論ありますが、実は少ない脂肪でも大きく作れるテクニックの方が大事なんですね✨
だって採取できた脂肪が400ccしかなかったら、それを一様にべたっと入れて皿型にしか出来ないのか、
立体的なお椀型に仕上げることが出来るのかで、全く違いますよね?
これをするには、効果的に正しい層で剥離操作を行いながら、適切な脂肪の量を適切な位置に注入しないと不可能なんです!
前述した様に、自分が曲がったカニューレで手術をしていることを学会始め発表して以来、あちこちで曲がったカニューレをしようして3D注入法と称しているところが出ているのですが、ぱっと見た瞬間に、
”あ!そんな細いカニューレでは華奢すぎて剥離して形を作るなんか無理!
脂肪を沢山入れて大きく見せているのを、曲がったカニューレを使用しているから大きく出来ている風な言い訳にしてるんでしょ?(レベル1なんでしょ?)”
というのが、パイオニアとしてはわかってしまうんです。騙されない様にしましょうね。
まとめると
①まず症例写真で大きくなっているか、チェックする(自称や噂だけで上手だとかを除外する)。これでレベル0に遭遇しなくて済みます。
②次に注入量をチェックする。これで単に脂肪を詰め込んで大きく見せかけているだけのレベル1か、テクニックで大きくしているレベル2かの区別が出来る。
の2つが大事ですね!脂肪豊胸で失敗しないためのコツは、まずこの2ヶ所に集約されています。
この2つをしっかりマスターして、納得のいく豊胸手術を受けてくださいね✨
このブログを執筆したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任