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ついに結論? 1カップ論争!

ついに結論? 1カップ論争!

1カップアップって、どのくらい?

見た目と計測って、全く一致しないよねー?

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よくトップとアンダーの差が2.5cm=1カップと言いますが…。

それって高々トップとアンダーを輪切りにして計測しただけの、バストのほんの一部の値だけを測定しただけで全体を決定するわけですから💦、実際はバストの形にはかなり個人差もあるので、それだけでサイズを決めると実態とはかなりかけ離れているわけです。

例えば左の写真は、トップとアンダーの差がどちらも13cmくらいですが、バストの体積を測ると左が199cc、右が383ccと倍近くの差がありますが、それでも両者ともCカップになってしまいます。

つまり、何カップ上がったか?というのは、もっと多角的に評価しないといけないのですが、普通はメジャーで計測するしかできませんから評価が難しいですね。

3Dスキャナー(ベクトラH)の登場!

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当院で導入しているベクトラHを使用し、手術前の人達のデータが数百人蓄積されてきましたので、これでバストの多面的な測定も可能になりました!

ベクトラデータで、ノーマルのバストのデータを持っているところは、あまりないんじゃないかなー?

ということで、巷でいう1カップ=トップとアンダーの差が2.5cm変化すると、バストの横径(谷間から外乳の距離)や縦径(下乳の距離)、乳房の体積変化などを解析し、近似式で出してみるとー。

驚きの解析結果は?

トップとアンダーの差が2.5cm増加すると…

まず、 体積は 65cc アップします! 
次に、 横径(外乳)は0.6cm アップします!
そして、縦径(下乳)は0.8cm アップします!

これが新(真)1カップの変化!です。

これは天然のバストの変化であり、脂肪豊胸手術でもきちんとバージスラインが広がるようにバストをつくると、フレームはこのような変化が起きます。

ただ注入するだけでは下乳も外乳も出来てきませんから、いかにフレームを作るかが大事になりますね✨

逆に言うと、フレームがこのような変化をしていれば、トップが2.5cmアップした変化と同等なわけです。

これで、長年の1カップ変化の論争に、ようやく終止符が打てそうな感じです!

ここで注意!

65ccで1カップ上がるということは、ヒアルロン酸とか脂肪を65cc入れればいいんだー!

というものではありません。

正常に65cc乳腺が成長していくと、先程のようにフレームも伸ばしていかなければいけません。

ですからもしバージスラインを広げてフレームを変えていなければ、もっと沢山の量を注入するなり定着させないと、2.5cmアップしたバストにはなりませんので、ここが勘違いしやすいとこかな?

このブログを執筆したドクター

院長 坂内誠
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長 坂内 誠

保有資格

医学博士/美容外科専門医

経歴

  • 1995 新潟大学医学部医学科卒
    新潟大学医学部附属病院 外科勤務
  • 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
  • 2001 同上卒 医学博士取得
  • 2006 大手美容外科入職
    都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録
  • 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任

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