豊胸術の感染について
感染が起こりやすい豊胸術は?
感染って、なに?
豊胸手術で感染が起きたとか、聞いたことありませんか?
感染が起きた症状は、豊胸術後に胸が腫れや赤み、痛みがでて熱を持ったりします。
原因としては、何らかの理由で細菌がついてしまったために、このような症状がでるのです。
では、どんな豊胸術が起きやすいのか? なぜ感染するのか? 対応策は? などについて解説していきますね。
どの豊胸術で感染が起きる?
まず豊胸手術の種類といえば、
①脂肪豊胸、②シリコンバック豊胸、③ヒアルロン酸、④アクアフィリング(ロスデライン)などがありますね。
①脂肪豊胸、②シリコンバック豊胸、③ヒアルロン酸、④アクアフィリング(ロスデライン)などがありますね。
まず、どの豊胸術で感染が起きるリスクがあるかというと、残念ながらすべての豊胸術で感染が起きることがあります。
では感染しやすさや対応のしやすさの違いがありますので、その解説をしましょう!
①感染に強い豊胸術、弱い豊胸術は?
医学の原理原則で、
自分の組織は感染に強く、人工物(異物)は感染に弱い!
という特徴があります。
この観点から豊胸術を考えると、自分の組織を使う豊胸術が脂肪豊胸術のみで、シリコンバック豊胸やヒアルロン酸豊胸、アクアフィリング(ロスデライン)などそれ以外の豊胸術はすべて人工物(異物)ですから、
脂肪豊胸は比較的感染に強く、シリコンバック豊胸などそれ以外の豊胸術は感染に弱い
という特徴があります。
②感染に対応しやすい豊胸術、対応しにくい豊胸術は?
感染治療のも、
一度感染が起きたら、人工物(異物)は除去しないと治らない!
というのが原理原則です。
この観点から豊胸術を見ると、
一番容易に取り出せるのはシリコンバック豊胸で、それ以外は一度体内に散らばってしまっていますから、それを完全に除去することは不可能に近いことなのです。
以上より、感染に弱くて対応しにくい豊胸術が判明!
①と②から考えると、
人工物(異物)で一度体内に散らばってしまうのが感染に弱い
ので、一番感染に弱い豊胸術はアクアフィリング豊胸(ロスデライン豊胸)、ヒアルロン酸豊胸、ということになります。
特にアクアフィリングはトラブルが続出し、早々に美容外科学会から中止勧告を出されています!
ヒアルロン酸豊胸は最近まで放置されてきましたが、とうとう2022年秋には事実上の中止勧告が出されました。
このような事実があるのですが、未だにアクアフィリング(ロスデライン)豊胸やヒアルロン酸豊胸をしているところがあるので、賢明な読者の方はやめましょうね。君子危うきに近寄らず!ですよ。
脂肪豊胸の感染について
自分の脂肪組織は感染に抵抗性があるものの、一度感染を起こしてしまうとシリコンバックのように丸ごと取り出せませんから、容易に除去は出来ず、厄介です。
もし感染が起きても、早期発見と適切な早期治療が行われれば、抗生剤による治療のみで対応することが可能です。
しかし発見が遅れると、全身に細菌が回ってしまうと命にかかわる事態になり(ISU入院ですね)、注入した脂肪も吸引除去(酷いとバージスラインにそって切開して洗浄)しないといけないことになります!
ですから脂肪豊胸手術は、まず
スタッフが清潔操作に慣れ、感染自体を起こすリスクが少ない施設
で手術することが大事ですし、同時に
適切な対応処置が出来る経験豊富なドクター
が担当するところが安心ですね。もっと詳しい記事はこちら
当院は豊胸手術専門というよりももっと専門性の高い
脂肪豊胸のみに特化した脂肪豊胸専門クリニック
ですから、やっぱり脂肪豊胸なら坂内(BANNAI)ですね!
このコラムを監修したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任