脂肪注入豊胸のデメリットについて
自分の組織を使うので安心安全な脂肪豊胸手術だが、デメリットはあるの?
当院は、本邦でも珍しく脂肪豊胸専門クリニックという特徴があります。
脂肪吸引も得意ですが、他の脂肪吸引・脂肪注入専門クリニックといって脂肪吸引のついでに脂肪豊胸手術を提供しているのとは違い、殆ど毎日、美乳にすることにターゲットを絞った脂肪豊胸手術を担当しています。
脂肪豊胸手術件数も大手在職時はトップでしたし、累計で3000件を突破しています。
そんな自分が脂肪豊胸手術のデメリットについて、包み隠さず解説しますので、これから脂肪豊胸手術を考えている方、同業他社の方など、是非参考にして下さいね。
①1回で大きくするのに限界がある
自分の脂肪細胞を採取してバストに移植するのが脂肪豊胸手術です。
血管がついていない状態の脂肪組織を移植する手術なので、いくら脂肪を注入しても、すべての脂肪が定着出来るわけではありません。
入れ過ぎて定着しなかった脂肪は基本吸収されますが、場合により”しこり”として残ったり脂肪壊死を起こしたりするのでトラブルを防ぐため、絶対に入れ過ぎてはいけません!
体格にもよりますが、大体片胸200〜250cc程度が理想とされていますが、自分は最近片胸170cc程度しか入れなくても、片胸210cc注入していた当時と同じ大きさをつくれるようになりました!
その結果、一度に大きくできるのは1〜2カップ程度のサイズアップというのが普通です。
脂肪豊胸手術を選ぶ人は一度で爆乳になりたいという方は珍しく、”あまりバレずに自然に大きくしたい!”という方が殆どですし、1回で1〜2カップアップだとしても、2回、3回と繰り返し手術をすることにより、
脂肪豊胸でも3カップ、4カップと大きくすることも可能
なわけですから、脂肪豊胸で巨乳になれないわけではありません。
②痩せていると手術ができないことがある
自分の脂肪を使ってバストアップしますから、痩せ型で脂肪吸引できる皮下脂肪が少ないと、脂肪豊胸手術が受けられないことが往々にしてあります。
その場合の注意点としては、
①痩せ型でも吸引ムラがなく綺麗に脂肪吸引する経験があること
ですが、それ以上に重要なのは
②少ない脂肪でもしっかりとバストアップできる注入技術があること
未だに片側350ccとか注入しているケースを耳にしますが、それだと左右で700ccの脂肪が必要になります(コンデンスすると濃縮され体積が減りますから1000cc以上取れないと脂肪豊胸手術が不可能になってしまいます)。ポッチャリ型で痩身も同時にしたい人はいいかもしれませんが、基本脂肪豊胸手術を希望する人は痩せ型が殆どです。
しかし、片側175ccずつで済めば、その半分の脂肪しか取れなくても1回の脂肪豊胸手術ができてしまうわけですから、痩せ型で脂肪豊胸手術をするのに一番重要なスキルになるわけです。
そんな少なくてちゃんと大きくなるの?といった疑問がわくかもしれませんが、実は脂肪豊胸手術は注入量で大きくするのではなくテクニックで大きくする手術なので心配不要なわけです。
またもし規定のサイズ大きくならない場合、当院はサイズ保証制度もあるので再手術致しますので、なんの心配もありません!
サイズ保証もなく、しこりを始めとしたリスクを冒して沢山の脂肪を注入されるクリニックを選ぶか?
必要最小限の脂肪の量で、しこりなどトラブルのリスクも最小限にして手術をし、万が一の時にはサイズ保証もあるクリニックを選ぶか?
どちらを選ぶか、答えは明らかですよね?
③脂肪吸引のダウンタイムがある
脂肪豊胸手術には脂肪吸引が必須ですから、吸引部のダウンタイムが出ることになります。部分痩せも出来るのである意味仕方がないのですが、ダウンタイムも気になるところです。
ただ脂肪吸引のダウンタイムは、脂肪吸引の機械やドクターの経験値によって全く違います。
また必要な脂肪の量が少ないということは、それだけ脂肪吸引のダウンタイムも少なくなるメリットがあるわけです。
当院では他院脂肪豊胸手術の修正が多いのも特徴ですが、術後の内出血や痛みが前回より少ないと口々におっしゃいます。
また、2023年1月から手術中に量子波動治療を併用する(本邦初)ことにより、さらにさらに術後の痛みの軽減に成功しています(定着率がどのくらい向上するか?は今後データの蓄積と解析が必要です)。
脂肪吸引のダウンタイムが辛いという昔のイメージに比べ、どんどんダウンタイムも軽くなってきていますから、脂肪豊胸手術のハードルもどんどん下がってきていると思います。
④しこりのリスクがある
まず脂肪豊胸でしこりが出来たとしても、それが悪性化することはありません!
またしこりは脂肪豊胸に限ったことではなく、現在では実質学会から禁止勧告が出ているヒアルロン酸豊胸を始め、実はシリコンバック豊胸もしこりなんですよ!
詳細はこちら
100%しこりを防ぐことは出来ませんが、脂肪豊胸手術でしこりのリスクを下げるために、
①脂肪注入量が適量(少なければ少ないほどいい)
②分散して注入
③吸引した脂肪組織の不純物を減らす
を心がけているクリニックであれば、出来ても小さな油滴(オイルシスト)程度で何の問題もありません。
⑤丸くて高さのあるバストをつくるのが難しい!
バストってどんな形をしていますか?
愚問ですよね? はい、バストは丸いですね。
では、ある程度大きいバストは真っ平らってことがありますか?
そんなことないですよね?大きいバストは高さもあります。
例えばシリコンバック豊胸なら、最初から丸くて厚みがあるシリコンバックを挿入しますから、研修医が手術したとしても、きちんと輪郭がはっきりとして丸くて高さのあるバストを作ることができます!
往々にしてシリコンバックの境界がくっきりして豊胸したのがバレバレになることもあるくらいです。
しかし、
脂肪豊胸手術の場合は輪郭がはっきりとした丸い形をつくるのが難しく、高さも出せない(お椀型のおっぱいではなく四角い皿型のおっぱいになる)のが一般的
なんです。
特に水平注入法にこだわりミルフィーユ状に重ねていく手法を否定はしませんが、それでは丸くて立体的かつ魅力的なバストを作るのは至難の業なのです。ブラバやビブラなどを使っても結果はそれ程変わりません。
脂肪豊胸手術では1回では十分大きなバストにならないと思われていますが、実は定着率に限界があるという理由だけではなく、このような理由があるのです!
逆にバージスラインをしっかりと作り、ある程度の高さを出せれば、バストは計測以上に大きく見えるものなのです!
自分はこの脂肪豊胸手術の欠点を克服するためにBANNAI式オリジナル3D注入法を開発し、脂肪豊胸手術の壁を破ることに成功しました。
この3D注入法で複数回脂肪豊胸手術をした方のバストは、脂肪という自分の組織でありながら、シリコンバック豊胸のように丸くて高さのあるセクシーなバストになることが出来ます!
(それ以外の注入方法では、複数回脂肪豊胸手術をしても丸くて高さのあるバストは難しいと思います)
このように、脂肪豊胸手術はとくにドクターによって仕上がりが全然違うので、症例写真や口コミサイトなどで、きちんとリサーチしてから手術を受けるのが豊胸手術で後悔しないために重要です。
結局、やっぱり脂肪豊胸手術は、美乳つくり専門のBANNAIだなー。
このコラムを監修したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士/美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学1入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任