脂肪注入豊胸について再考する
一般の脂肪豊胸手術では、なぜ胸が大きくならないのか？ また自然な形になりにくいのか？
脂肪豊胸手術で最重要！ そのドクターは、”丸くて高さのあるバスト” をつくっていますか？
バストの悩みに対し一大決心をして”豊胸手術を受けよう！”と思ったとしても、イメージ通りにいかなかったらショックですよね？
折角ダウンタイムを耐えて、決して安くはない料金がかかったのに・・・。
シリコンバック豊胸でもそうですが、特に脂肪豊胸では結果の差が顕著です。
なぜそうなるのか？ 解説したものを見たことがないので自分が解説しますね。
同業他社さん！断っておきますが、（いつもそうですが）これも有料級の内容ですよ(笑)。
一般的な脂肪注入豊胸の注入部位と注入方法
一般的な脂肪豊胸手術で注入する部位（エリア）が写真の位置になります。
これは、大体
巨乳の人はデコルテが膨らんでいると勘違いした素人の患者さんの希望と、
デコルテをふっくらさせれば患者さんが満足すると誤解しているドクターの勘違い
の結果、このようになってしまうのですが…。
ところでこの赤い線、どんな形をしてますか？
四角い！
ですよね？ （でも、おっぱいは四角でしょうか？）
四角く脂肪を注入したら、四角いバストができる（不自然な）のは当たり前
なんですよ！
しかも脂肪という皮膚よりも断然柔らかい素材を、
ぺたーっとクレープを何枚もミルフィーユのように重ねる様に注入しますから、バストに高さが出せません！
この様な注入の仕方にブラバやビブラを始めとした対外式皮膚拡張器を使用しても、十分な高さなんて出せっこありません。
これは残念ながら、いろんな種類の手術を提供している大手（ファミレスみたいなものですね）をはじめ、脂肪吸引・注入専門クリニック（一応専門店）と謳っているところでも普通に行われているというのが現状なんです・・・。
自分から言わせて頂くと、
注入位置の間違いが脂肪豊胸で大きくならない１番の理由！
なんです。
それなのに、
”あれ？１回脂肪豊胸したのに、思ったより大きく見えない…”
”脂肪豊胸は2次とかしないとなかなか満足しないとか聞くし…”、
といって同じクリニックで2回とか3回も脂肪注入しても、
何度やっても丸みも高さも出ず、もっと四角いおっぱいが出来るだけなんです！
例えば、その結果が、こちら。（念の為に言っておきますが、他院手術症例です）
胸板が広く、身体の外側のラインも直線でズドン！と言う感じで、女性特有の曲線美（自分が言うところのS字カーブ）がない…。
実はこの方、
他院で脂肪豊胸手術を２回も受けていらっしゃるんですよ…。
２回脂肪豊胸手術を受けても、全然巨乳に見えないというか、かなり変でしょ？（特に左胸＝向かって右のバスト）
これ、脂肪豊胸の定着率の問題ではないのです！
このケースでは、逆に変な風に定着しておかしな形に仕上がってしまいましたね💦
この方曰く、
”他院で2回も脂肪豊胸手術を受けたんですけど、全然巨乳に見えなくて…”
”なんかわからないけど変なんです！”
”先生が作っているような丸いおっぱいにして下さい！”
という切実な悩みでご来院でした。
和多志にお任せ下さい！ これは一体どうしたらいいんでしょうか？
本物のおっぱいの形は・・・
そもそも本物のおっぱいは、どんな形？
はい、考える間もなく丸いですよね？
じゃ、丸く作っちゃえばいいんだー！
ということでどこに注入したらいいかの模範解答がこちら！（はいはい！同業他社の皆さん。参考にして下さいね）
自分がいつもデザインして実際につくっている形はこれです！
ちゃんと丸くて、”おっぱい” らしいでしょ？
だから自分のつくるバストは、丸くて自然なんです！ （脂肪豊胸をすれば柔らかさや感触は自然ですが、必ず見た目も自然になるとは限らないのです。すべてドクターの経験と技量によるのです！）
ただし、このデザインを参考にしても、簡単にできるものではありません！
このデザインを再現できるように、①下乳と②外乳を新しく作り込み③高さを出す３拍子の技術が必要なんです！ だっておっぱいは３次元なんだから！
BANNAI式オリジナル３D注入法は、脂肪豊胸手術で唯一、丸くて高さのあるバストをつくることが出来る方法！
従来の脂肪豊胸の欠点を解消するために開発改良されてきた自分オリジナルな注入方法です！
（2019年に美容外科学会でも発表しましたが、これを真似て他院でも曲がったカニューレを使用するところも出てきました。しかし、曲がっていれば結果が同じという訳では絶対にありません。使い方がわかって初めて結果をだせるものですから！）
この注入方法によってのみ、本物のような丸くて高さもあるおっぱいを作ることが可能なのです！
先程の症例を、実際にBANNAI式オリジナル３D注入法で手術した結果
ということで、実際に先程の患者さんをBANNAI式オリジナル３D注入法で手術した術後３ヶ月（サイズ的には、ほぼ完成の時期）の状態です。
痩せ型のため、こちらのバストには161cc しか注入しておりませんが、この結果です！
丁度しみの位置でわかると思いますが、
下乳が伸び、また外乳も丸く自然に外へ膨らみ、女性らしい曲線美
が出来てるでしょ？
またこれは正面の写真ですが、影の具合からバストにきちんと高さも出ていることが伝わりますよね？
これらの結果、バストの輪郭が本物（やシリコンバック豊胸）のようにくっきりと出ていますよね？
うん！美しい！（患者様には、かなーりご満足頂けております）
このように、
一般的な脂肪豊胸手術では、例えわかっていても
”輪郭がはっきりとして、丸くて高いバスト”
をつくれないのが弱点
（繰り返しますが、脂肪豊胸だと誰が手術しても柔らかくて自然な質感と動きのあるバストは作れますが、見た目に自然で綺麗なバストは簡単には作れないものなのです）なのですが、
BANNAI式オリジナル３D注入法であれば、輪郭がはっきりとし、丸くて高さのあるバストをつくることができる
のです。脂肪豊胸手術でありながら、シリコンバック豊胸をしたシルエットに近い結果を出すことができるのです！
これは道具だけではなく、経験と技術も必要です。
一般の脂肪豊胸手術とBANNAI式オリジナル３D注入法による脂肪豊胸手術の違いのまとめ
一般の脂肪豊胸手術
①四角いエリアに注入 ← 四角いバストになる
②水平に注入 ← 高さを出せず平たいバストになる
（ビブラ使用しても大差なし）
③下乳を下に伸ばせない ← 胸板ばかり高くなり乳首が下を向く可能性大。最近、糸で伸ばす方法が見受けられるが３D注入法に比べ欠点が多い
④外乳を作れない ← 直線的なシルエットで男性的。また離れ乳になる可能性もある
⑤輪郭をはっきりとつくれない ← バストが大きく見えない
BANNAI式オリジナル３D注入法
①丸いエリアに注入 ← 本物やシリコンバックに近い
②垂直に注入 ← 高さが出せる
③下乳を伸ばせる ← セクシーな下乳ができ乳首も上向き
④外乳を作れる ← 自然で美しい曲線美ができる
⑤バストの輪郭がはっきりとつくれる ← サイズ以上に大きく見える
シリコンバック豊胸は、なぜきちんと効果が出るのか？
これに対し、シリコンバック豊胸はどうでしょうか？
余程のことがない限り、例え研修医がオペをしても、丸くて高さのあるおっぱいが出来ますよね？
これは
丸い輪郭のものを入れるから丸くできる
のです！
シリコンバックは物理的な高さもあるわけですから、輪郭もはっきりとでますし、この点で
デコルテ中心に四角いエリアに注入する一般の脂肪豊胸手術
と全然違いますねー！ たまーにデコルテ中心にシリコンバックを挿入されたケースを見ますが、その場合はいくら丸いとはいえ、あれれ？となりますが。
BANNAI式オリジナル３D注入法とシリコンバック豊胸の比較！
シリコンバック豊胸もBANNAI式オリジナル３D注入法も一般の脂肪豊胸手術と違い丸く高さも出ますが、若干の違いがあります。
写真上がシリコンバック豊胸の場合ですが、原則は下乳や外乳は超えずにシリコンバックを挿入し、バックで皮膚を引き伸ばして大きくする、という方法をとります。
ですから厳密に言えば確かに迫力は出ますが、本物の巨乳とは見た目が違うシルエットになります。
これを皮膚の伸びの限界を超えたサイズを挿入すると、バックの中心が乳首より上のデコルテの部分になり、乳首が下を向く様になり不自然になります。
ところが最近、シリコンバックでも下乳強調のオーダーが多くなり、下乳を作るために乳房下溝を超えてシリコンバックを挿入するケースが増えているということを聞いていますが…。
シリコンバックでこれをするのは、個人的にはかなり危険だと考えています。
理由は乳房下溝は乳腺の支持靭帯なので、これを破壊して腹部までポケットを作るとなると支持靭帯がない状態でシリコンバックが入ることになります。
この状態でもし大きいシリコンバックを挿入した場合、結構重さがあるので時間が経つと少しずつ腹部にシリコンバックが移動してしまう恐れがあります。
実際、これをしてシリコンバックが腹部に移動して訴訟になったケースをきいたこともありますので、下乳を重視する美的センスはいいですが、これをシリコンバックでするのは中長期的にみてどうなのかな？と考えています。
これに対してBANNAI式オリジナル３D注入法の場合、下乳と外乳を大きくするのはまさに本物の天然巨乳の方と同じシルエット！
また脂肪移植の場合はそこで定着しますから、後々背中や腹部に脂肪が移動するリスクもゼロ！
10年程度で取り出す必要もなく、効果は半永久的！
触った感じや動きも自然！
BIA–ALCLなどの発癌性とも無関係！
ただ残念なのは、一度の脂肪移植には定着量の限界があるということですが、複数回この方法で手術をすれば、
一般的な脂肪豊胸の感触や動きの自然さとシリコンバック豊胸の丸さと高さのいいとこ取りが期待できる、夢の様な豊胸術だと考えています。
まとめ 脂肪豊胸手術で後悔しないためには？
最低でも、
そのドクターが ”丸くて高さのあるバスト” の症例写真を沢山挙げているか？
をチェックすれば、大怪我はしないと思います。（写真はBANNAI式オリジナル３D注入法による美乳たちです！40代の方以外は授乳歴はないですから、皮膚が硬くてもテクニックで十分伸ばせます！）
あとはそのドクターの
経験年数や症例件数
ですね。長く沢山の症例を経験していれば、万が一の時にも対応できる可能性が高くなりますから。
当院はチェーン店ではないので安くはないですが、上記の条件をトップクラスで突破していると自負していますし、なおかつサイズ保証もしていますから、脂肪豊胸手術をするなら、やっぱり坂内（BANNAI）一択だと思いますよー！
このコラムを監修したドクター
銀座3丁目・BANNAI美容クリニック 院長
坂内 誠
保有資格
医学博士／美容外科専門医経歴
-
1995
新潟大学医学部医学科卒
新潟大学医学部附属病院 外科勤務 - 1997 新潟大学医学部大学院外科学１入学
- 2001 同上卒 医学博士取得
-
2006
大手美容外科入職
都内大型院の院長を務め、グループ内の年間脂肪豊胸手術件数全国トップを毎年記録 - 2020 銀座3丁目・BANNAI美容クリニック開設 院長に就任
